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 聴耳日記(井上和彦さん感想記)「井上和彦さんの声」に浸る、楽しくも恥ずかしい(?)日々
*タイトルのリンクは作品リストに飛びます。 聴耳日記SPECIAL(イベントレポート) 過去の聴耳日記

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 5/5「ナムコ クロス カプコン」(PS2) 有栖零児

有名ゲーム会社のナムコとカプコンが組んで、互いのゲームキャラを盛大に出演させての共同作品。
かなりなゲームからの出典ではあるけれど、わたしが実際にプレイしたことがあるゲームは皆無に等しかった。
格闘ゲームとかは苦手だからやらないし、メガうんたらの時代はゲーム機を持っていなかったから全く知らないし。
辛うじてスト2こと、ストリートファイター2だけは、筋肉少女帯の曲と井上さんのCMナレの関係でちょっとばかりプレイしたことはあるものの、
トータルで1時間にもならないくらいだし。それでも、各キャラのバックボーンを知らずとも、わたしは結構楽しかった。
ゲーム自体は普通のバトルシュミレーションゲームにちょっとアクション系のボタン操作が入った感じ。
ストーリーも分岐はあってもまた同じルートに戻ってずっと一本で進んでいくので、あまり悩むことなくひたすら突き進めば良いという楽さ。
なので攻略の楽しさは低いのではあるけれど、それを3回以上OPからEDまでやり遂げたのは、ひとえに、声オタだから(断言)。
主人公(有栖零児)が井上和彦さんであるからというのが最大の楽しみではあるものの、共演者さんの豪華さに、声を聞きたいがためだけに頑張っちゃったよ。
森川さん、置鮎さん、石田さん、桜井さん、鳥海さん、関智さん、玄田さん、大塚明夫さん、檜山さん、古川さん、…。女性声優はイマイチ分からん。
一人の方が複数キャラを担当されていたりもして、かなりな数のユニットが贔屓になる。好きな声のキャラだけでチームを作ることの楽しさったら。
フルボイスではなくテキストだけのシーンも多いのだけれど、ドラマシーンではオンボイスになる所もあるし、
何よりもバトル中は個別バトルの前後にそのユニットの台詞が入っているから、かなり頻繁に声が楽しめるのが嬉しい。
零児のユニットは主人公だから特別多いとは思うけれど、それでもわたしが拾い出した会話だけでも140種類近くあるっていうのは、収録の大変さが忍ばれる感じ。
元来やり混み型のわたしが、いかに台詞を聞くかにのめり込むのも当然っちゅうやつで。(書きだした台詞リストは攻略法の方でご紹介
零児ユニットは普通に戦っていると贔屓な分だけレベルが上がるのが早く、苦戦することはほとんどないのだけれど、わたしはあえて、瀕死の状態でのバトルを推奨。
井上さんはヒーロー声は文句無く格好いいけれど、負けそうなときの息も絶え絶えな感じの色気が良いんだ、これが。
ユニットパートナーの小牟(CV.南央美さん)だけはなんとしても守ろうとしている台詞なんか聞かされちゃうと、その健気さに、こう愛しさが…。(笑)。
そして、声は聞かれないまでも、井上さんファンとして思わず嬉々としてしまった会話は、脚本家さんのアニメオタクっぷりに拍手ものだと思っちゃったよ。
第16話。ステージ選択で「ブリッジへ行く」を選択すると発生。残念ながら声はない。
 小牟「奥歯にすごく速くなるスイッチでもあるのと違うか。のう、零児」
 零児「なんで俺に聞くんだ。知るか」
って、そりゃ、その声の人に訊かなきゃ嘘でしょ。加速装置!(笑)。
第19話。やっぱり声はない。
 小牟「ひとそれを狐なのに猫かぶりという。ぬしに名乗る名前は無い。ほれほれ零児、言ってやれ!」
 零児「見栄なんか切ってる場合か」
ロム兄なのに言ってくれないの〜っ?!(笑)。
他にも、小牟「宇宙(そら)か…。一回使ってみたかったんじゃ」とかもあって、こういう細かいネタがあると、オタクは嬉しいんだよ。(笑)。
EDにひとこと。
零児のたばこを取り上げたあと、小牟「たばこはダメじゃ。キスがまずくなるでのう」って、最後の最後に恥ずかしいんじゃあ!(笑)。いや、ホント、赤面したよ。
シュミレーションはスパロボシリーズに近いシステムで難易度も高くないので、説明書を読んでからプレイすれば、ゲーム初心者の方にも充分遊べるとは思います。
ただ、バトルはリアルタイムにボタン操作が必要なので、ずっとコントローラーを持っていなければならず、ゲームにつきっきりになっちゃうのは大変かも。
井上さんはもちろん、他の声優さんのヒーロー声を堪能し尽くせるという点で、お勧めの一本。
共演 南央美 森川智之 関智一 石田彰 置鮎龍太郎 櫻井孝宏 古川登志夫 檜山修之 平田広明 堀秀行 立木文彦  大塚明夫 玄田哲章 鳥海浩輔 田中真弓
 うえだゆうじ 岩永哲也 緑川光 郷里大輔 千葉一伸 折笠愛 他
ちいち(関智一さん)は、悪役のブラックベラボーが良かった。わたしはちいちはオヤジ声の方が断然好きだ〜。

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 8/7「遙かなる時空の中で3」(PS2) 梶原景時

ブログの方で攻略の様子をぼちぼち書きましたが、おかげさまを持ちまして、先日フルコンプと相成りました。
発売から7ヶ月経ってるあたり、我ながらとろいとは思う。でもねぇ、これはかなり個人的な思いではあるのだけれど、
遙か2のゲームシステムが好きじゃなかった上に、源氏では義仲に対して思い入れがあったりして、苦手意識が重なっていたのよ。
多分、ネオフェス8が無かったら、わたしはまだプレイしてなかっただろうな。あの景時の歌を生で聴いちゃったら、思いの源は知りたくなるって。
わたしはひとまず攻略本無しでプレイするのが基本。そして、美味しいものを後に残すのも基本。(笑)。
なので、景時は最後にすることだけは心に決めておいて、最初は全体のレベルを上げるためにプレイ。攻略キャラも搾らずに八方美人でGO! 
とはいえストーリーを進めることよりもレベル上げが楽しくなってしまって、とにかく無駄なくらい戦闘を繰り返してしまった。
下手したらこの1stプレイが一番時間がかかったかもしれない。(笑)。
ちなみに攻略順は、ヒノエ→譲→リズヴァーン→九郎→将臣→弁慶→敦盛→朔→白龍(大)→白龍(小)→景時。
景時以外のキャラでは、リズ先生(CV石田彰さん)、弁慶さん(CV宮田幸希さん)、あっくん(敦盛)(CV保志総一郎さん)、
白龍(小)(CV大谷育江さん)、白龍(大)(CV置鮎龍太郎さん)が今回のお気に入り。
この中では自分でも意外なのが、あっくん。なんか途中からかわいくなっちゃって、一所懸命ストーリーを追ってたもの。
ま、ちょっと懐かしさのある、「あっくん」って呼び名が良かったのかもしれないけど。(このネタ分かる方、少ないだろうな…。)
リズ先生は戦闘の強さからの信頼感もあるけれど、ストーリーの重さからすごく惹かれて。何度苦しんだのかと思ったら、助けたくなるよ。
弁慶さんはね、もう、プレイ前から景時と並んで別格だったけれど、いざプレイしてみたら案の定メロメロさ。(笑)。
ちょっとブラックの気配があるキャラを演じられているときの宮田さんの声って、なんて色気があるんだろ。もう、大好き。
攻略キャラ以外では、惟ちゃん(惟盛)(CV松田祐貴さん)が結構好きだった。あの言い回しが結構ツボで。
ちもちも(知盛)(CV浜田賢二さん)が人気あるらしいけれど、ねちっこいしゃべりが鬱陶しくて、早くしゃべれー!となってしまうんだな。
惟ちゃんの台詞は待っていられるんだけど、ちもちもは待っていられなくてさぁ。こういうところでも、マイナー好きなのか?(^^;)。
んじゃ、そろそろ本命にいこうか。(前フリ長いよ。) 景時の第一印象が「なんや、この、ちゃらけたにいちゃんはっ?!」なのは普通の反応だよね?
語尾を伸ばしたしゃべり方は、現実社会で嫌いだから、ちゃんとしてくれよ〜と思ってしまった。でも、結局は井上和彦さんの声だと許せちゃうんだよなぁ。
他のキャラのルートでも時折真剣な様子が見えていたからそればっかりじゃないっていうのも分かっていたしね。
歴史を繰り返す前の屋島での自傷とも取れる自己犠牲は、あれは心に痛い。自分が居なくなれる理由を探してしまう辛さが…。
景時に必要以上に感情移入してしまって、いつもだったらあらゆる声を聴くために選択肢の度毎にバッドチョイスもしてみるんだけれど、
最初は普通にクリアしていくルートを通してしまった。景時も幸せになるんだと安心してからでないと横道に逸れられなかったんだよね。
最後の大きなハッタリが成功したときも、なんか、本気で良かったとか思っちゃったし。かなり素直に感情移入してたみたいだわ、わたし。
難易度も攻略本が無くてもコンプできるレベルで、ゲームシステムとキャラ設定も良いゲームだと思うわ。
共演 宮田幸希 石田彰 置鮎龍太郎 大谷育江 三木眞一郎 関智一 中原茂 保志総一郎 ほか
言いたかないが、あのアニメシーンは何なん?! あのレベルだったら入れてくれない方がよっぽど良い気がする。ゲームレベルが高いだけに勿体無い。

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 8/7「あやかしびと 妖説一物語」(CD) 加藤虎太郎

はーい、File:114の末文どおり、懲りずに大人向け関係でーす。(開き直り。)
この元ネタ作品が好きでサントラまでも欲しいくらいなので、出演情報が入ったら外せないってことで、しっかり某オークションで入手。
ドラマCDというよりも、ラジオ番組風味のネタ披露。ネタになる相談・質問は出演キャラからという設定なので、ゲーム本編を知っているほうが楽しめるかな。
(とはいえ、しつこいようだけれど、18歳以下の方は本編に手を出さないように。大人のフリをしたいのならば尚更、その年齢まで待ちましょう。)
虎太郎の出演は末尾の2Track。単純思考の主人公・双七と、照れ屋の生徒会長・一乃谷愁厳を相手に、一番まともな感じがある虎太郎の三人がパーソナル。
三人の役割は、天然ボケの双七と愁厳に冷静に突っ込む虎太郎といった感じ。虎太郎はハガキ読みの担当でもある。軽めのトークがいいんだな、これが。
慣れないシャウトに言葉を無くす愁厳に「照れんなぁ」と言って軽く流し、その後で別件で落ち込む愁厳には「忘れろ、忘れろぉ」と、やはり軽く流す。
なのに、双七がすずと一緒に寝ているという話にはいきなり教師ぶっちゃうんだよ。虎太郎の倫理観って微妙だわ。
自分宛の校長先生からの投稿を読む口調が、内容的にはBLを匂わせているのに棒読みで、その読みっぷりが素敵。
途中で「四暗刻、字一色、大三元が決まるとはなぁ」という麻雀の上がり手の台詞があって、相変わらず無機質な台詞が好きなわたしは萌えたわ。(笑)。
教え子をギャンブルに誘い身包み剥いでしまっておきながら、「社会勉強、社会勉強」と言う開き直り方がかっこいいぞ、虎太郎。
最後に双七を窮地に追い込む質問も平然と読んでしまうあたり、人が悪いったら。ま、そのブラックっぷりがいいんだけどね。
双七を囲む女性陣の状況も冷静にツッコミを入れ、ラストのシメ台詞までもやはり冷静なツッコミ。本編と同様に主役を食う活躍だね。
*本編の感想を書いてある裏聴耳日記の場所ですが、えっとですね、「全てのページが一覧表になっている」ところからリンクしています。実は隠してないんですよ。(笑)。

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 8/7「キャプテン翼 世界大決戦!Jr.ワールドカップ」(VT) カルロス・サンターナ

これのサントラCDを買ったので、大元を観ておこう、と。
かなり前に、一回観たことはあるのだけれど、「うわ、めっちゃ少年だよ」というインパクトしか覚えていなかった。
んで、観直したら、やっぱり少年だった。(笑)。この有名なアニメでは美形という基準が無いようなものなのではあるけれど、
金髪・緑眼・小麦色の肌とくれば、美少年の条件は揃っているってことでいいんじゃないかしら。(何がどういいのか不明。笑)
カルロスは南米Jr.のエースストライカーで、完璧なサッカーセンスを持っているということで、サッカーサイボーグの異名を持っている。
だからか、冷静沈着で無表情。それでいてロベルト本郷(CV田中秀幸さん)のブラジルでの教え子で、ドライブシュートも打てちゃうもんだから、
翼くん(CV小粥よう子さん)がなんとなく嫉妬っぽくなっちゃったり。ロベルトと仲良く2ショットだったりするからいけないんだろうな。(笑)。
にしても、「ロベルト、俺のことを忘れてしまっているなら!」って、たった三年そこそこで忘れるって思う翼くんて、天然できついこと言ってるよな。
カルロスは言葉少なめで、普段は冷静なしゃべり口なのだけれど、スライディングタックルしたときとかの「んぬぅっ!」っていう気合の声が男前だわ。
生きるためにサッカーをしていることを語るモノローグが、ちょっと色っぽい感じ。そんな色気出しちゃだめだってば、少年なのに。
試合中に翼くんがあの名台詞「ボールは友だちさ!」の精神で、「みんなはボールと仲良くしていない」と言って日本Jr.を活気付けちゃうんだけれど、
「サッカーは遊びじゃない」と言ってそんな翼くんたちを否定していたカルロスも、途中からチームプレイに目覚めて、いい感じになる。
そうなってからのリーダーシップぶりもかっこいいんだ。ま、でも、主人公が勝っちゃう、つまりはカルロスは負けちゃうんだけどね。当然だけど。
そして、ラストシーンを邪に見て楽しんでしまった。いかんなぁ、キャプつばはやおいの初期だって知ってるだけに、思考回路がいかん。(^^;)。
だって、カルロスってば、感動の再開シーンを繰り広げている翼くんとロベルトの会話に割って入るんだもの。
更にそうして邪魔したうえで、ロベルトに「ブラジルに戻ったら、またサッカーを教えてくれ」ってこれ見よがしに誘うんだ。
でも、直後に「俺もブラジルに行く!」と宣言した翼くんにロベルトの気持ちは持ってかれちゃうんだけどね。(笑)。頑張れ、カルロス。
最後に馬鹿なことを書いちゃったけれど、キャラ数が多いだけに出演声優さんの顔ぶれも豪華で、純粋に楽しめた一本。
共演 小粥よう子 田中秀幸 橋本晃一 山田栄子 鈴置孝洋 飛田展男 中原茂 島田敏 山寺宏一 ほか

    「キャプテン翼 世界大決戦!Jr.ワールドカップ オリジナル・サウンドトラック」(CD) カルロス・サンターナ

オリジナル・サウンドトラックとはいえ、ドラマ・パートがある。
が、しかし。これ、↑の映画の音声を編集したものなので、ビデオがあれば普通は要らないんじゃないかな。
と言いつつ、何故わざわざ取り上げているかというと、このCDの各所に印刷されている文字がねぇ…。
もう、しつこいくらい、「子供向き」って赤地に白抜き文字とかで目立つように書いてあるんだもの。
ごめんよ、子供じゃないのに聴いててさ。ま、安心してくれ、大人向きも好きだから。(そういう意味じゃないってば。自分ツッコミ。)

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 8/7「帰り道」(CD) 一之瀬 八郎

BLCDの感想を書くことは珍しいんだけど。相手役が関俊彦さんなので、即行聴きました。
わたしはBL系は、原作が好きなもの以外はなかなか聴けないのだけれど、キャストさんが好きなら聴くのさ。へへ。
真っ先に、帯の「ファン待望の10年!幻の共演が今ふたたび」のあおりに照れてしまった。そうか、待望なのか(^^;)。
で、聴いたら、なお照れた。(笑)。お二人とも好きな声優さんなだけに、いままで聴いた共演作も数知れないけれど、
こういう雰囲気なのは初めてなのではないかしら。二人とも若いっていうのはそんなに気にならなかったのだけれど、
八郎が荘太郎(CV関俊彦さん)を「先輩!」ってすっげぇ素直に懐いているっていうのが、もう、なんか、
最近のHシーン重視のものからしたら、考えられないくらい初々しくて、なんとも恥ずかしいのよ。
うん、でも、文字で読むとしたら、こういう感じの方が好きなので、ここは我慢のしどころよね。って、我慢かいっ!(笑)。
最後のお二人のコメントトラックまでも、なんとも気恥ずかしさが漂っていて、ある意味、貴重な一枚でした。
共演 関俊彦 甲斐田裕子 森訓久 最上嗣生 速見圭 藤村歩

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 8/7「スプーンおばさん DVD-BOXU」(DVD) ヤン/プリョイセン先生/ブラックジャック

BOXのTが面白かったので、安心して購入。
とはいえ、このBOXって、出演していない巻にも井上和彦さんのキャスト記入があるから侮れない。(どっちやねん。笑)
メインではないので、出演回を確認したのだけれど、そこで、ちょっと、今までの自信を揺るがされる出来事が。
まずはEDテロップで出演話を調べ、キャラ名は書かれていないのでその回を見て確認するという作業をしていたのだけれど、
その中で、きっちり「井上和彦」とあるのに、どのキャラをあてていらしゃるのか、まっったく、分からない話数が何回か出てきてしまったのよ。
90、97、103話が、それ。推測ではねずみ一家の子ねずみかなぁ…? なのだけれど、どう頑張っても聞き取れない。
なんだろ、ドラえもんで聞き取れなかったのと同じような敗北感が、こう…。自信のあるかたは挑んでみてください。それで分かったら教えてください。
と、泣き言を言うだけ言って。面白かった感想、いきま〜す。
一番好きなのは前回に引き続き、のら猫のブラック・ジャック。左目がつぶれてしまっているさすらいの悪で、かっこいい。
73話では、スプーンおばさん(CV瀬能礼子さん)の飼い猫のゴローニャ(CV千葉繁さん)が思いを寄せる雌猫がロマンチストで、
ロマンに程遠いゴローニャが苦戦しているところを横から「うるわしき姫のお言葉とは!」と登場し、
その後も「姫のためならば」とかなんとか、砂を吐きそうな「あまーい!」(byスピードワゴン)台詞を吐きまくってかっさらってしまう。
20年以上前の作品なので井上さんの声も今のような艶は少ないものの、台詞が台詞なだけに、本領発揮の感があるわ。
打って変わって78話のブラック・ジャックは、仔猫を守ってあげる優しい猫になっていて、思わずホロリ。
ま、でも、こっちの話も冒頭でゴローニャと対決していてくれるから、そっちも嬉しいんだけどね。
ヤンは相変わらず早とちりでオリリン・ラブ〜なまま。「オリリ〜ぃ〜ン〜〜」って。ま、でも、地域の郵便屋さんっぷりがなんとも微笑ましい。
プリョイセン先生はいろんな面でスプーンおばさんのご亭主のポットおじさん(CV八奈見乗児さん)のライバルなんだけれど、
釣り場の取り合いのときに、お互いの体型へのツッコミ合いで「やや太目の方がいいんじゃ」と言っているのが、いいおやじっぷりだったわ。
ただ、プリョイセン先生って微妙に性格が悪そうなんで、単にほのぼのできなかったりするんだよな…。
この作品を大人になってから改めて観ると、ポットさんとスプーンおばさんのラブラブっぷりがなんともいい感じなのと同時に、
子供たちの悪戯やイジメに嫌な感じを受けてしまった。その時代では問題にならなかったのだろうなと思うと、この20年の教育環境の変わり方をも感じたり。
ま、基本的には童話チックで優しい話が多いので、ほのぼの〜とできるかな。
共演 瀬能礼子 八奈見乗児 島本須美 井上遙 横沢啓子 TARAKO 千葉繁 郷里大輔 山田礼子 玄田哲章 緒方賢一 ほか

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 7/18「遙かなる時空の中で3 ありあけの歌」(CD) 梶原景時

ありあけ…有明…コミケ…? という連想をしたといったら、みんなに怒られた。うえ〜ん。って馬鹿言ってる場合じゃなくて。
この景時の声って、卑怯だと思うっ。あまりにも可愛くて、聴いたとたんにふにぇ〜っとなりましたよ、わたしゃ。いわゆる腰砕け。
基本的には井上和彦さんの歌声はどんなものでも好きなのですが、高めのキーでちょっと上ずった感じでうたわれると、
それだけでわたしはへにゃへにゃっとなってしまうのよ。同じ理由で「Long time no see」も照れて聴けれないくらいで。
友雅の歌を聴いても平気なのになぁ。おかしいなぁ。そんなところまでヘタレが好きなのか、わし?(笑)。
共演 三木眞一郎 関智一 高橋直純 宮田幸希 中原茂 保志総一郎 石田彰 大谷育江 置鮎龍太郎 桑島法子
で。わたしは、景時とおんなじくらい、弁慶(CV宮田幸希さん)にメロメロになりました。卑怯だよ〜。宮田さ〜んっ! めっきり宮田さん好きさっ。

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 7/18「tactics原作版〜大迷惑!犬神騒動記!〜」(CD) 渡辺末吉延

犬化した蓮見(CV飛田展男さん)を可愛がる春華(CV櫻井孝宏さん)というシーンからというのは結構強烈。
お祓いをしたお陰で蓮見から春華に犬神が移ってしまうのだけれど、この犬神に憑かれたお二人の演技がすごいと思う。上手い。
渡辺の出番は風呂覗き、もとい、頼光様(CV松風雅也さん)の風呂を監視。にしても、いくら監視でも、風呂に入っている男の子を凝視って…(^^;)。
勘太郎(CV宮田幸希さん)が突入してきたときの「うむ、殺気!」「すわ、曲者!」の二つが声がわざとらしく堅くて、その軍人っぷりが好き。
「そもそも」から始まって、そのままの実直なしゃべりで延々と源家について語りまくる長台詞は、やっぱりさすが。SEもナイス雰囲気。
「わたくし渡辺末吉延がこうしてラブマーンとして名を馳せるのも、理の当然。むしろ歴史の必然と申すべきことかと存じます」って、勢いで何言ってんだよ。
聞いてなかったというのにもう一度言い直そうとしたところを止められたときの、ちょっとばかり残念そうな雰囲気とかが妙に可愛いわ。
真面目な声で「マジ、意味分かんないだけど」とか言ってくれちゃうのが、この作品の嬉しいところだね。
どこまでも主人に忠実な感じはわたしのツボなので、これから観るアニメも期待しちゃっているんだけど、どうかな。
共演 宮田幸希 櫻井孝宏 松風雅也 ほか
にしても、宮田さんのブラックなキャラ、堪ら〜んvv

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 7/18「tactics 一ノ宮勘太郎のよろず相談承ります!」(CD) 渡辺末吉延

まだアニメは偶然一回観られただけで、原作も読んでいないので基礎知識は皆無です。
が、しかし。主役の一ノ宮勘太郎が宮田幸希さんで、そのキャラが腹黒と聞いてしまったら期待は大きくなるってもんで。
まあ、その期待を裏切らないでくたわ、この一枚。勘太郎の腹黒っぽいのが、ホント、堪んない〜。
って、井上さんはどうした。(笑)。
渡辺は主に仕えるキャラで、しゃべりも落ち着いた大人の男。大人すぎて6又(?)を正論ぶっちゃうんだけど。
「お付き合いを申し込んで断られたことなど一度もありません」という台詞のかっこいいこと。女好きなだけじゃなくてもてるんだね。
その直後の、「おや、みなさんドン引きですか」の冷静っぷりの方が、またかっこいいんだけどね。
そしてさすがなのが糖尿病について語る長台詞。流れるように約51秒間を一人でしゃべり倒すんだもの。長いという突込みよりも先に感心してしまう。
春華(CV櫻井孝宏さん)と境遇に共感して、「アシスタントさん…」「お客さん…」とムードを作っているところでときめいてみたり。
このお二人だったらBLしてくれても・・・あ、いやいや。妄想、どっかいけ。(笑)。だって、面が割れた後のムードも良いんだもん。
最後には切れて暴れる頼光(CV松風雅也さん)に従って一緒に破壊行動しているときの気合とか、楽しそうで良いよね。
コメントはとても和気藹々としていて、現場の雰囲気が良いんだなぁと分かって、気持ちよく聴ける一枚でした。
共演 宮田幸希 櫻井孝宏 松風雅也 ほか
余談。わたし、最近まで保志総一郎さんってあんまり上手いって思わなかったのだけれど、この作品とか聴いて、思っていたほど下手な人ではなかったんだなって認識したのでした。

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 7/18「あやかしびと よいこのどうわカオルンデレラ」(CD) 魔法使い(加藤虎太郎)

ついにきました、煩悩の108個目! なので、18禁ゲームのネタでいきま〜す。(笑)。*本編の感想は裏聴耳日記に書きました。up済み。
主役は薫(CV嬉野祥子さん)ことカオルンデレラで、本編では脇キャラなのに、何故か主役。これ、虎太郎ファンとしては本編プレイのヒントか?
「いよっ。おまえさんを舞踏会に連れて行くことになっている、マホー使いだぁ」って、なんちゅう軽いんだ。虎太郎のキャラでもないぞ。
ナレーション担当が本編で虎太郎にベタ惚れするキャラなので、虎太郎登場に理性を失い、
「きゃ〜ん、虎太郎さま〜んv すてきぃ〜vv」と、ファンの気持ちを代弁してくれる。(笑)。 呼称が魔法使いになってるし。
虎太郎ってば、「男を捕まえてこーい」って。すっげぇ言い方。いいなぁ、この魔法使い。俗物っぽくて。
馬車もギャンブルで負けたツケで差し押さえされているし。俗物っぽすぎるか。(笑)。
本編の方はどちらかというと真面目一辺倒なので、こっちの方がキャラが設定どおりっぽい印象が強いかな。どっちも好きだけど。
イロモノっぽいのもまた一味で、わたしは好きだ。でも、某オークションで高値を出すほどの価値があるかは…どうだろ?

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 7/18「遙かなる時空の中で 八葉抄 音声入り目覚まし時計・地の四神」(goods) 橘友雅

えっと…なんで、「八葉抄」を冠しているのか、イマイチ区別する意図が分からないんだけど。
四人だから各キャラが一言ずつなのかと思ったら、組み合わせなんだね。この設定にはちょっと驚いた。
友雅の台詞が入っているパターンは2つあるのだけれど、ひとつは第一声が泰明(CV石田彰さん)で、重い。(-−;)。
もうひとつは4人全員一言ずつで、詩紋(CV宮田幸希さん)から始まるから爽やか。思わずにこにこしていると、二番手が泰明でやっぱり重い。(^^;)。
友雅の台詞はどちらもらしすぎるくらいで、泰明みたいな重さはないけれど、朝っぱらから濃くなりそうな感じ。
乙女としては、これで萌えろってところかな、って。ごめんよ、わたしは一歩引いて冷めちゃうんで。
音質はボイスカードと同じくらいよろしくないので、クリアなものをお求めの方にはお勧めできないかな。
共演 宮田幸希 石田彰 関智一
わたし個人としては、目覚ましだったらカカシの方が純粋に井上さんの声だけだというのもあって、好きだわ。

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6/16「スプーンおばさん DVD-BOXT」(DVD) ヤン/プリョイセン先生/ビーバー/蜘蛛/ブラック・ジャック

小学生の頃リアルタイムに観ていた作品。とはいえ、井上さん目当てではなくて、作品の雰囲気が好きだったのよ。
そんなだったから井上さんが出演してらしたことすら知らなかったくらいで。いや、しかし、久しぶりに観て懐かしかった。
ヤンは郵便配達員。幼馴染みらしいオリリンに片思いなのはいいんだけど、思い込んだら…の性格なのか、ひとり勝手に盛り上がったり、
落ち込んだり、オリリンはフランス留学中なものだからフランス語を練習しちゃったり。…ちょっと鬱陶しいっぽい。(-−;)。
でも、そのフランス語のつぶやきは、わたしは好きだ。「ジュテーム、メルシィ」とか、いかにもな発音が微笑ましくて。
もうひとつの名前付きのキャラはプリョイセン先生。わたし的マニア気質に嬉しいおじいさんキャラだ。白衣だし。(笑)。
原作者と名前が同じということもあり、出番が少ないもののそれなりの存在感があるのも嬉しいしね。
で、それ以外のサブキャラが結構美味しいんだ。24話「クモのさいばん」では、ある意味主役のクモの裁判官で、ちょっと雑なしゃべり口が好き。
それ以上に良いのが、57話「ゴローニャのラブ・ストーリー」。ゴリョーニャはスプーンおばさん(CV瀬能礼子さん)の飼い猫で、
CVが千葉繁さんなのだけれど、その恋のライバルの雄猫:ブラック・ジャックが井上さんの声なのよ。
このお二人が盛りのついた猫の声を「シャー!」だの「ウギャー!」だの言い合うんだから、もう、楽しくて楽しくて。このシーンだけ何回も観ちゃった。
最後は雌猫ちゃんがブラック・ジャックを選んでくれるのも、井上さん贔屓として嬉しい。どこまでいっても、猫だがな。(笑)。
共演 瀬能礼子 八奈見乗児 島本須美 井上遙 横沢啓子 TARAKO 千葉繁 郷里大輔 山田礼子 玄田哲章 緒方賢一 ほか
クレジット等で確認した井上さんの出演回は、17、21〜24、29、33、48、51、52、57〜60、66。1巻には出番無いっぽい。

File:105
6/16「名探偵コナン 標的は小五郎!!少年探偵団秘調査」(VT) 白鳥警部

ここに書くまでも無い1本なんだけど。これ、本編に白鳥警部は出てないから。
劇場版予告編の「たった600人の容疑者ですか」ってひとことだけ。ただね、一声ものって結構好きなのよ、わし。単なるコレクターさ。(笑)。
 

File:104
6/16「ナデプロ!! Vol.1」(CD) 井上俊幸

出演しているだけではなく諸々で参加しているこのナデプロ!!企画なので、いろんな意味で期待大。
んで、いろんな意味で期待どおりと言おうか、予想以上と言おうか、かなりいっちゃってる感の強い一枚になってますな。
井上社長がいい人だという設定に、微妙に落ち着かないものを感じるのは、わたしって何か大きな誤解をしてしまっている?(笑)。
出番は多くないものの、なんとも穏やかな語り口はかなり好きなおじさんキャラ。でも、胃の不調から血を吐くっていうのは、ちょっと苦手。
演技やキャラだって頭では重々分かってはいるのだけれど、わたしはたまに少々本気で心配してしまうんだよ。胃に効く薬草とかお贈りしたくなる。
イベントで収録のときの様子を聞いた分、バックグラウンドのバタバタした感じを想像するのも楽しかったわ。
共演 置鮎龍太郎 泰勇気 小西克幸 野島健児 甲斐田ゆき 諏訪部順一

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6/16「レジェンズ スピリチャルベストソングス」(CD) シロン

「風の街でオマエとオイラ」
ねずっちょの歌声〜っっ。萌え萌えだよぉ〜っっ! それも、スペシャルゲスト扱いだよ!(笑)。
/~GAGAGAGA〜♪ って聴こえてきちゃったら、頬が緩まずにはいられない。最高の和み系だわ。
それにしても、岡村明美さんってすごいと改めて感動。PARASITE DOLLSの歌とのギャップが凄過ぎ。
「空へ」
シロンの歌。すっごく気持ちよかった。夏の空に似合うと思う。
この歌を聴きながら空を仰いで、すぅーっと深呼吸して。うちの方は田舎で空気が澄んでいるのが幸せだなって改めて感じたわ。
「風のサーガ」という呼びかけるような歌声は、アニメの最終話を見た後だとかなり切ないんだけどね。
「レジェンズクラブ応援歌」
ブックレットのツッコミ:レジェンズクラブっていったい…。(笑)。
わたしはこういう一言モノには弱いんだよ。シロンのちょっと突き放した言い方が好きだ。

レジェンズという作品が好きなので、他のキャラクターたちも好きで、他の歌もみんならしくて好き。
特にマックの歌は歌詞の素直さに、わたしは泣いたさ。こういう子どもって、ぎゅうぅっってしたくなっちゃう。可愛いよ。
アニメソングらしくバリエーションの豊富なのが、音楽については雑食のわたしには嬉しい一枚。

リンダには申し訳ないけれど、わたしはBrenda Ver.の方が好きなので、そっちが入っているのも嬉しかったな。
共演 岡村明美 那須めぐみ 鈴木真仁 南央美 齋藤彩夏 土井美加 山口祥行 天野由梨 竹本英史 前田剛 沢城みゆき ほか

File:102
6/16「for Symphony〜with all one's heart〜」(PS2) 瀬谷誠人

次のレポを書くのに元のゲームをやってないのではお話にならないので。
って、発売から一年以上経ってからって時点で既にお話にならない状況かもしれないけど(^^;)。
こういう恋愛シュミレーション系のゲームは、わたしは最初はとにかく誰に対しても愛想を振りまき良い人になるんですが、
そうしたら瀬谷は一回出てきたっきりで他のキャラでEDまで行ってしまった。ううむ。瀬谷は最初から出てくるキャラではないために、
登場までの他のキャラへの対応でルートが成立するかどうかが決まるらしいと判断。
2回目は逆に誰とも仲良くならないように嫌な子になってみると、なんとか瀬谷の出番が増えた。よし、いけそう。
って気を抜いて鳴澤先生(CV飛田展男さん)に浮気心を出したら、そっちが本ルートになってしまって瀬谷は何処かへ…。はううう。
ま、途中で戻るのも何なのでそのまま鳴澤先生のEDを観てから、3回目に挑戦。今度は同じ轍は踏まず瀬谷ルートに乗ったところでセーブ。
瀬谷は挫折したままで無気力に生きているという設定のため、普通に相手をしているとすねるんだよ。19歳ってこんなものなのか?
もう、それが、子供っぽくてさぁ。わたしは白黒はっきりしろよ!って性格なので、かなりイライラ。
おかげで瀬谷が切れるような選択ばっかりしてしまうために、数回いきなりのBadEDを食らったさ。相性悪いんだな、きっと。(-−;)。
とはいえ、ゲーマーのプライドにかけてすぐにEDまで行けたけどね。
瀬谷はアーティストなので、言うことがいちいち詩人っぽくて、こっぱずかしいところもあるけれど、それが味かな。
相変わらずどうでもいい台詞にときめく。主人公と夏休み中のデートの約束をしたときの「じゃ、シフト表を見てくる。ちょっと待ってて」の
最後の「て」の音の流れ方が好き。EDで披露宴ライヴを「アホ!ぜったい、嫌だ!」というときのやんちゃっぽい声も好き。
瀬谷はリアルタイプの絵よりもプチタイプの方が可愛くて好きだな。自分では描けないけどさ。
ゲーム全体としては、攻略も楽なので…って言うか楽すぎるので、ゲーム好きには物足りないかもね。
とはいえ、会話は多いので、井上和彦さんの声ならば何でも好きだと言えるんだったら充分に楽しめるゲームだと思うよ。
共演 桑谷夏子 結城比呂 鳥海浩輔 ほか

ついでに。Win版の発売当時の販促特典のCD特典ボイス集 思い出」はプロポーズっぽい長台詞。
当然だとは思うけれど、ゲームプレイ後の方が瀬谷のキャラが分かっている分、台詞の雰囲気が納得できる感じ。
同特典しんふぉに〜4コマ劇場」は瀬谷がかっこ悪くていい感じ。台詞は少ないけどね。
こっちのネタが本編にも入っていてくれたら、マニア気質のわたしは大喜びだったのに。(笑)。

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6/5「劇場版NARUTO 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!/木の葉の里の大うん動会」(DVD) はたけカカシ

本編の方は昨年夏に何回も観たのでさておき。(置くな。)とにかく特典映像のオー!NARUTOニッポンの劇場版DVD化記念スペシャルが観たかったのさ。
お、特典映像のチャプターがカカシ絵じゃん。って、それだけで嬉しいって、わたしってばカカシ好き?! いや、疑問を持つまでも無く好きだけど。(笑)。
ジャンフェス等のイベントで竹内順子さんとの会話は何度か観てきたので、きっとあの楽しいトークが繰り広げられるんだろうなと期待して。
その期待どおり、お互いに容赦ない突っ込みしたりして、雰囲気の良さが微笑ましいくらいで楽しかった。
スペパ紹介された後の鼻で笑う声が好き。こういう崩れたところがねぇ、わたしにはツボなのよ。…にしてもあおりのカメラ位置が気になる。
劇場版を観ての感想の雄叫び、「生きる勇気が湧いてきたぞぉぁ!」は、かなり好き。オヤジ声なんだも〜ん。(笑)。
テーマソングがとてもお気に入りでらしたというので、初耳だなぁと和んでいたのに、あの鼻歌の下手さはなんなんだっ! 歌はあんなに下手じゃないのに。
他のキャストさんのコメント紹介をするときの、ちょっと杉山紀彰さんを意識しての読み上げ方がかなり笑えた。
イベントでマイク位置が低くて声が拾ってもらえない杉山さんっていうのがイメージだったのだけれど、普段からああいうぼそぼそしゃべりなのね。
カカシとしてのコメントの前の「いようっ!」の気合の声の勢いがいいなぁ。
普通の声でらしすぎるボケとかもかましてくれて、素の声も好きなわたしとしては、かなり楽しめたわ。

映画の方は、短編は登場キャラ探しとかで楽しんでしまった。ま、ああいう下ネタは好きじゃないんだけどね(-−;)。
アスマが紅と一緒にいたり、赤丸とパックンが一緒にいたり、自分的に好きなコンビがさりげなくいたりして喜んでしまった。あ、再不斬と白は別々だったか。
長編は劇場上映のときから好きだったから昨年夏発行の「りすとまにあのりすとvol.1」に書いちゃっているので省略。
共演 竹内順子 杉山紀彰 中村千絵 石塚英彦 美山加恋 鈴置洋孝 ほか

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6/5「新釈 真田十勇士 Special 上田城攻防」(DVD) 禰津甚八

地元(長野県)が舞台だということもあるかもしれないけれど、登場する真田方の人物がみんな魅力的に描かれているから、気持ちが入る。
猿飛佐助(CV保志総一郎さん)の手紙をネタにみんなで騒ぐシーンが楽しい。ここで禰津は真田十勇士の中では大柄の二人と並んでいたから、
小柄に見えて、なんだか可愛い感じがして、しばらくこのイメージをひきずってしまった。(^^;)。
佐助と楓(CV折笠富美子さん)の会話を覗き見していての「じれったいのう」という禰津も好きだけれど、
「よかったのう、楓」という海野六郎(CV田中秀幸さん)が結構好き。いや、海野だけじゃなくて十勇士みんなが好きなんだけど。
でもね、みなが佐助を構って楽しんでいるかのようで、実は芳しくない戦況を覚悟してのことというのが分かると、切ないなぁって。
歴史は苦手なのでよく分からないけれど、真田昌幸(CV谷口節さん)という人の在り方に従った源二郎信繁(幸村)(CV郷田ほづみさん)と
その将に従った十勇士というのは、人が人に惚れることとか、命を賭けられるだけの人に出会えたこととか、その気持ちが純粋なだけに余計にね。
戦のシーンではちゃんと水軍の雄としての禰津の見せ場もあったのだけれど、いかんせん水の中では声が…(^^;)。
戦うシーンの井上さんの声が好きなので、今後に期待しよう。
WOWWOWに加入していないので、まだ本編の様子とかは分からないまでも、先行発売されたこのDVDを観て、作品に惚れたかも。
メイキングで顔出しインタヴューがちょっと入っていて、いつのもにこにこ笑顔が嬉しかった。コメントは真面目だけどね。
収録風景で、一人でマイク前に立っているのを見て、相変わらずお忙しそうだなぁと思ってしまったわ。
共演 保志総一郎 玄田哲章 石井康嗣 田中秀幸 小杉十郎太 郷田ほづみ 谷口節 檜山修之 ほか
5年近くやってて、やっときました、100! おめでとう、わたし!(笑)。

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6/5「リトル・マーメイドU リターン・トゥ・ザ・シー&More!」(CD) エリック王子

わたしはこの作品はアニメDVDをまだ観ていないからよく知らなくて、
でも、ちょっとだけだけれど歌が入っているという情報はいただいていたので、どんなものだろうと探していたのでした。
で、実際本当にちょっとだけではあったのだけれど。一枚のCDのうち、井上さんの声が聴かれるのは数秒。(^^;)。
しかし。この数秒がわたしのようなマニアにはホントに、たまんないだよ。入手できたことを喜んでガッツポーズしちゃったくらいだ。
何がツボって、ミュージカル用の楽曲のため、井上さんの歌い方がクラッシックっぽいってことなんだよ。大袈裟に言ったらオペラ風なの。
井上さんの歌CDは数々あれど、こういう発声のものは初めてかも。近いので「僕がCDになった理由」くらいで。
声の優しさが際立っている感じがして、そういう意味でも好きだわ。
共演 すすきまゆみ 八奈美乗児 山寺宏一 ほか
…さすがネズミー王国系だよな。出演者が豪華。

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6/5「新パーソナルトークCD3」(CD)

古いファンぶる気は全く無いまでも、トークのほとんどは今までに何らかの形で知っていた話が多かった気がする。全部とは言わんが。
『井上和彦の基礎知識』だね。今まであまり井上さんを知らなかったという方には良いかも。
わたしは、普通の声でご自身のことを語っていらっしゃるというのが、とても心穏やかな雰囲気で落ち着きました。
既知の話題でも、改めて井上さんの声でお話を聞かれた分、印象に残りやすいかな。
にしても、50代の方に恋愛観をお訊きするというのは、何とも気恥ずかしいと思うのは少数意見でしょうか。(^^;)。
共演 成田剣 福山潤
このCDを買うときに、宮田幸希さんのも一緒に買ってしまった。ははっ。
知らないことが多くて、とても楽しかった。不器用なこととか知っちゃったら、やっぱ宮田さんが可愛くて仕方が無いじゃんよ〜。(笑)。

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5/29「PARASITE DOLLS 劇場版」(DVD) バズ・ニクベスト

イラストを描いたもの、ここ数年の出演作とはいえ元はOVAで劇場版も単館だったために、マイナー作品なのではないか、と。
近未来の東京が舞台。アニメらしいサイコロジカルなストーリーと映像の作品。かなりシリアス。
娼婦も出てくるし、ベッドシーン(バズじゃないよ)もあるし、出てくる単語を理解するのに勘が必要だったりもして、18禁ではないけど大人向け。
人間もやたらと死んでしまうし、本物の人間ではないとはいえ、人型のものがクラッシュするシーンがやたらと出てくるので、ちょっときつかったりもする。
でも、基本的には人が死んでしまう話が好きではないわたしでも、あえて、この作品は好きな方に挙げるのよ。作品の仕上がりが良いから。
全体が3話に分かれていて、それぞれで完結しているのでオムニバスといった感じ。3話ともわたしは一回観ただけでは事件の真相を理解できなかったさ。
お勧めシーンと言うよりも、わたしが好きなシーンとか台詞とか。
#1でトイレで殺されている薬の売人が倒れている下(はっきり書いちゃうと便器の中^^;)からビニール袋を取り出したときの、字に表せない息遣いが色っぽい。
そしてその直後のため息交じりの「なんでそこまで俺を信用するんだ」が、また、憂いが出ていていい感じ。井上さんの真骨頂って気がする。
捜査の相方がキンボール(CV内田聡明さん)というブーマ(人造人間)なのだけれど、バズは過去の事故が原因でブーマがあまり好きではないみたいなのに、
キンボールのことを思わず気遣ってしまったりもして、二人の関係がなんとも含みがあって好き。キンボールがバズの命令をきくから、またいいのよ。
#2でもブーマを道具と言われて、キンボールに「おまえは傷付いたのかと訊いている!」と問い詰めちゃうのとかもね。
言葉はきついけれど、キンボールの気持ちを思ってしまっての言葉だから。
でも、ブーマには感情が無くて、それを「(感情が無いのは)幸いだ」と言いながらも、どこか辛そうなのが優しさなのかな。
マイケルソン(CV岡村明美さん)が「これでも女の子なんだけど・・・」と恋心を覗かせているのを、「そうか」と聞き流しちゃうバズって大人なんだか卑怯なんだか。
どっちにしてもかっこいいと思っちゃったけど。その後のエンジェル(CV井上喜久子さん)とのシーンは文句無く、大人。
エンジェルの「ねぇ、キスはしてくれないの」は、潜入捜査上の役作りだけじゃないと思えちゃうから、バズってば女泣かせだよな。
#2はマイヤーズ(CV古川登志夫さん)がバズだけを信頼している様子が見えるシーンもあって、
関係する事件もひとつだけだから全体のストーリーが分かりやすかったりもするので、一番観やすい気がした。
余談。ちょっとだけ出てくる黒幕キャラが、外見で『…叢雲(byBLUE SEED)だ』と思っていたら、やっぱりCVが中田譲二さんだった。(笑)。
#3は一番辛い。おそらくバズの一番の理解者であったろうタカハシ(CV池田勝さん)が行方不明になり、ブランチの仲間も皆殺されてしまって、
街では大規模な爆破テロが発生して自分がその容疑者となってしまうという激動。それでもバズは、コジマ(CV中島聡彦さん)が、
「低温で静かに燃え続けてる」と言うとおりに、怖いくらい冷静に黒幕と対峙する。表面上の冷たさに反比例しているだろう気持ちの熱さがすごい。
激することが無いバズが「コジマー! 何を隠してる! 全て吐けー!」と締め上げ、「コジマー!」と叫ぶ声には身を切られる思いがしたわ。
#3では、反り目(CV岸野幸正さん)の怖さに引きずられた。実際に在り得そうなキャラなだけに、本当に怖かった。
補足というか、OVAと劇場版の違いというと、劇場版はOVAの本編は全て収録されているので、一気に観たい方にはこちらの方が良いと思う。
それに、OVAのときには分からなかったのだけれど、#1から#2で1年、#2から#3で5年が経過しているというのも劇場版で初めて分かる。
キャラクターの年齢設定も整理されているし。そうなのよ。OPのムービーの中にキャラの年齢が出てくるのだけれど、
OVA版と劇場版ではバズもタカハシも歳が変わっているのよ。ちなみにオフィシャルサイトの年齢はOVA版なので、つじつまが合っていなかったり。
この年齢のミスとか、他にもバズの経歴の経年のミスとかがあるけれど、本筋には関係ないので気にならない程度だから。
って、気にならないのなら書くなよ。でも重箱の隅突きは本能だからやっちゃう。(笑)。
いろいろツッコミするのも、それだけの回数を観ているということで、そういうリピートを繰り返してしまうくらい好きな作品ということで。
共演 岡村明美 内田聡明 古川登志夫 井上喜久子 池田勝 ほか
岡村明美さんはレジェンズでも共演しているけれど、見事に全く違うキャラで、感動するよ。

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12/3「ブラック・ビューティー 黒馬物語」(DVD) ブラック・ビューティー

風邪ひいて咳が出るからって休んだとはいえ、家にいても寝ていられないんだよ。気持ちは元気だから。
とはいえ、親からも「寝ろ」と命令されたので、とりあえず布団に入っておくことにした。TVを点けてもめぼしい番組は無く…。
あ、そうじゃん。こういうときに井上さんの出演作を観れば良いんじゃんか。って、なんで浜言葉になってんだよ。(笑)。
このとき一番手近にあったのが、一本の映画。先の大阪旅行でお教えいただいた吹替え作品。なんと、あてたキャラクターはだという。
う、馬? どんな映画なんだよ、と訝しみつつ、キャスト表にも名前が無いので確認の意味も含め、スタート。
文字だけのOPの後、草の上に身をおいて草を食んでいる馬にパンすると、「僕の物語は、僕と一緒に生きた人々の物語でもある」とモノローグ。
う、うわ。この声って、わたしはかなり好きな部類の声だよ。ちょっと高めで、優しくて、穏やかで。思わず最初からどきどきしちゃったじゃないか。
「信頼を裏切られたこともあったけど、今また僕は、信じる心を取り戻した」とモノローグが締められるのだけれど、この台詞がEDまでの心の支えに。
そうして始まる黒馬の一生の物語。一生というくらいなので、最初は誕生シーンから。
もうねぇ、生まれたてのふるふるしている子馬(ビューティー)の声が井上さんなんだよ。そのかわいさにクラクラ来たさ。
あの声で、母馬にかわいく「ねぇっ」なんて甘える台詞を言われた日にゃぁ、ねえさん、堪らないんだって。反則だよ、これ〜。
子馬から調教され始めのあたりは、かわいいから。ホント。井上さんのかわいい声が好きな方には、是非聴いてみていただきたい。
ビューティーの成長につれて声も台詞も少しずつ落ち着いていくのだけれど、それでも、高めであることはそのままで、いい感じ。
特に、雌馬・ジンジャーに恋するあたりなんて、その健気さとかがかわいいし、声が色っぽいし。
そうなんだよ、どんなに声が色っぽくても、馬なんだよ、馬。馬にときめいてどうすんだよ、自分。(笑)。
わたしが好きなのは、辻馬車の主人・ジェリー(CV曽我部和恭さん)とのエピソード。貧しくとも優しく生きているその様が、それだけで心に痛い。
人間不信になってしまっていたビューティーがジェリーに出合えて、彼を信頼しているのが切ないくらい。
別れのときの、「ジェリーとは死ぬまで一緒に居たかった」は、一番心に堪えた台詞だったな。
最後はきちんと面倒をみてくれる人に買われて、OPのような穏やかな生活を送ることが出来るようになったビューティーに、思わず「良かったね」と。
いろんなことがあったのに、馬が人と生きることを喜んでくれているというのは、人間に都合の良い解釈かもしれないけど、幸せを感じた。
家畜やペットは言葉を発することは無いけれど、でも彼らの優しさは、人を愛してくれているものだと思いたいから。
馬が草原を駆けるシーンや、水辺で佇むシーンなどは、心にとても爽やかで優しくて、気持ち良い。
さして感情が波打つストーリーではないかもしれないけれど、ビューティーの言葉につられて寂しくなったり切なくなったり、心温かくなったり。
穏やかな時間を過ごすのには良い一本ではないかと。クリスマスとかにも合いそう。
共演 秋元羊介 曽我部和恭 結城比呂 ほか
あのさぁ、シロン(でかっちょ)って馬面でしょう? なんか、それに気付いたら、尚更ビューティーが愛しかったわ。(笑)。

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 9/26「クロノクルセイド ORIGINAL DRAMA CD ヨシュアのおつかい(CHAPTER6 ミリティア専用版)」(CD) アイオーン

このところ、入手した出演作もまともに観られない状況が続いていて、リストに足しただけの作品が多い中、
そのリストに載せるかどうかを判断するために、とりあえず聴いてみないことには出演が確かめられないものは視聴の優先順位が上がる。
キャスト表も無く、今回のものみたいに、DVDのオマケでも、通常版と違ううんちゃら版といった場合は特に分からない。
で、一昨日、通販予約をしておいたDVDが届いて、まずはブックレットでキャスト確認したら、本編では出番がなさそうな気配。
そうなるとオマケの方も期待薄ではあるものの、タイトルに“ヨシュア”が付いているとなると、もしかしたらとも思えるわけで…。
聴き始めて1分弱。「もしやこれはアイオーンからのメッセージ…?」という台詞。こりゃ最後まで聴く価値ありか?
―――8分経過。ううむ、どうだろ…。と。「リゼール! あぁ、アイオーンも!」ってことは…、
「また例の追っ手どもがうろついててなぁ」 うわ〜い! アイオーンだぁ! それも、わたし大好きな落ち着いたトーンだぁ。嬉しい〜っ。
ヨシュアを呼んでいるときの声とか、好きだ。リゼールをその気にさせる台詞を言う甘〜い声も、かなり来る。
ピンチのヨシュアを影ながら助けた後の「なんとか逃げ出せたようだな」とか、直後の笑い声とか、久しぶりの正統派かっこいい系で、
やっぱり井上さんのこういう声も好きだよ〜と、ついうっとりしていたら、さして間を置かずに、
すっごく、わざとらしいしゃべりで、「いやぁ〜帰りに町に通りかかったら〜中略〜いったい何があったんだろうな。はははははぁ」って。
「…嘘くせぇ」に同感一票。(笑)。アイオーンにこういうお茶目な一面が有ったなんて、もう惚れ直しちゃったじゃないっ。(笑)。
フィオナの天然ボケにもちゃんと突っ込んでくれるから、結構お笑いもいけんじゃんよ、アイオーン。
大好きな悪役ってことで、先に本編の方を観ておいて良かったわ。でなけりゃ、アイオーンってば、ただの親バカだと思っちゃったもん。(笑)。
んで、「みんな、荷物をまとめろ〜!」が、なんか隊長ちっくでいい感じ。一枚でいろんなアイオーンが聴かれて、結構好きだ。
ラストのヨシュアとの笑い交わしが、とってもマイキー&ジェームズのフーコン・ファミリーで、かなりツボのままEDなのが嬉しいわ。
しかし、DVDの特典版のオマケCDにこんなしっかりしたものを付けられちゃうと、ホント、コレクターは泣くぞ〜。
共演 皆川純子 桑谷夏子 ほか

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 5/5「ディズニープリンセス アリエル」(PI) エリック王子

自分の馬鹿さ加減が笑える。買うなよ、こんなもの。だって、本体機14000円だよ。それ込みで買っちゃったんだから。
“キッズコミュニケーションPICO”っていう名前で分かるとおり、完全子供向けの教育用ゲーム。対象年齢が3〜8歳くらい。
本体機をTVに繋いで絵本状のソフトをセットすると、タッチペンでいろいろゲームができるという代物。
言い訳しちゃうと、今回これを買ったのは、ちょうど5歳の姪っこが遊びに来ていたからだったり。
その姪っこがPICOを知っていて、もしおばちゃんが持ってたら遊びたいと言ったから勢いがついちゃって。
ま、今後わたしがソフトを買うことはあまり無いかもしれないけれど、なんかのときには使えるしね。…にしても良く買ったな、わし。
店員さんもまさか30女が自分用に買ったって思ってないだろうな…自分の子供用とか思われてたんだろうし。
最初に出演情報があったときには何がなんだか分からなかったから、買おうとも思っていなかったのに、
偶然おもちゃ屋の実演コーナーで“PICO”の文字が目に入ってきたのが運の尽き(尽き?)。
ド○えもんのソフトをやってみたら、それなりに台詞が聴かれることが分かってしまった。
となれば、どんなものかやってみたいのがファン。どうせなら欲しいと思ってしまうのが、コレクター。
その店で今回買った「ディズニープリンセス アリエル」とディズニープリンセス勢ぞろいのソフトがあって、
偶然その勢ぞろいバージョンは開封されたケースだったりもして…失礼して中身を確認。その場で声が聞こえるわけではないものの、
ページの内容を見てみたら王子の出番はあまり無さそうだと判断し、アリエルの方を選んだら、これが正解。
最初は姪っ子が遊んだので思うように声を聴かれるところを探せなかったものの、第一声を聴いて、思わずガッツポーズを取ったさ!
「ぼくの名はエリック」 …うっわ〜、井上さんだよ。って、だから買ったんだけどさ。(笑)。
台詞はさておき、このゲーム内のエリック王子の絵が所々ぶっ○いくで、ちょっとツボ。アースラとの2ショットとか、かなり良い。
その後、姪っ子がわたしがやりたそうなのを見て順番を譲ってくれた。叔母としてと言うか大人としてどうなんだ、それ。(^^;)。
そうして他に確認できたのは「君の名は?」「なんて素敵なんだ!」「似合ってるよ」で、台詞は全4つ。だけ。
台詞単価を計算してしまうと悲しくなるので、とりあえず姪っ子が楽しんでくれたことで良しとしよう。
PICOを知っている方は想像がつくとは思うけれど、音声はかなり悪かったりもするので、
適齢期のお子さんがいらして丁度PICOの本体機をお持ちの方はまだしも、本体機からわざわざ買うのはお勧めしません。ホント。
今回は自分のコレクター馬鹿さ加減に呆れつつ、そんな自分が愛しくてネタにしてみました。(笑)。

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4/12「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS SPECIAL EDITION」(PS2) ディンゴ・イーグリット

B.G.Voiceの方でも3ヶ月間こればっかり。って言っても、週に1〜2回、3時間程度だから、浸りきるっていうのでもないけど。
CDを聴こうと思っても選ぶのはこのゲームのサントラ版だったりもして、他作品はすっかりご無沙汰。
実は、SPESIAL版が出る前に通常版の方で既にクリアしてあったので、ひととおりのストーリーもゲーム内容も知ってはいたし、
RPG系や育成系と違ってゲーム途中の状態で数日放っておいても続きが楽なので、この時期にこのゲームを選んだのだった。
…そう、この時期。毎年のこととはいえ、年度代わりは必ずストレスでちょっと辛くなるから、現実逃避のできるものが欲しくて。
そういうときには毎日違う作品を選ぶと、今度はその落ち着かなさにまた疲れちゃったりするので、一極集中したいのよ。
さて、プレイだ。っと、の前ににビデオ録画セット。何度観ても良いシーンが入っているので録っておきたいんだもの。
確実に話を進めるために、難易度はNORMALくらいにしておこうっと。
OPムービーからして綺麗。あ、この「Beyond the Bounds」の曲だけバージョンはSPECIAL版だけのだ。攻略法として観たりして。
ディンゴの登場は、まずは台詞から。長くはない会話の中でも仲間から信頼されている感じ。あ、顔出た。ひげ面。よっしゃ。(笑)。
最初の好き台詞はジェフティを起動させたときの「動けえ〜っ!」。この絶叫は外せない。ああ、いい声。
あと、普通の台詞なのに、井上さんの声だからこそ腰に来るっていうのが、アンジーへの「元気でな」のひと言。優しすぎるって。
ノウマン(CV小杉十郎太さん)の居るバフラム艦に乗り込んでいった後のドラマパートは、一番のお気に入り。
ケン(CV雪乃五月さん)に殴られたときの、ヒュッという息を飲む音とかの細かいところも、
殴られた後のケンへの物言いも、ノウマンに軍に戻ってこいと言われたときのムキなって叫び返すところも、みんな良くって。
にしてもノウマン。「ディンゴ。戻れ。お前は好きだ」って、いきなり告るなよ。(違うって。笑)
でもね。こんな台詞聴いちゃって、ノウマンが美形キャラだったら、わたし絶対に裏ネタで盛り上がっちゃってた思うよ。
さて、主人公なのにいきなり撃たれて瀕死になっちゃうディンゴ。…うっわ〜、なんちゅうブ○イク…。(笑)。
直後の、2ヵ月後のダイモス・ステーションでの蘇生シーンが無かったら、完全に美形キャラじゃなくなってたな。
いや、もうねぇ、ひげを剃られてちょっと若いイメージになって覚醒直後に頭を振ってるシーンのディンゴ、わたしはめっちゃ好き。
外見的に一番かっこ良いって思うのは、この瞬間のディンゴだもの。どなたかに同意して欲しいくらい好き。求む、仲間!
そして最大の好き台詞が。治療の代わりにジェフティのエネルギー供給を必要とする身体にされてしまったときの、
「バカかおまえ バッカじゃねぇのか?! またはアホかっ!」の雄叫び。もうねぇ、口調の悪さが最高に良い感じなのよ。
レオ(CV鈴村健一さん)とのファースト・コンタクトのときの「あんたにゃ関係ないね」「高く売れると思ってね」も好きだけれど、
テーマ曲収録のマキシSCDでも好きだった、レオに「アーマーンに行くのか?」と問われた直後の息遣いが、やっぱり好き。色っぽくて。
市街地でのミッションは評価のランクでエイダ(CV芳野美樹さん)との会話が変化する。S以上評価のパターンが面白くてお勧め。
短い会話だけれど、是非プレイして観ていただきたいので詳細は語らないでおこう。ふふふ。
ヴァイオラAI(CV手塚ちはるさん)消去の後のケンとの痴話喧嘩も好きだ。「ごめんなさいって言ってみろ」って、いじめっ子か、あんた。
ドラマパートはいっぱいあるし、またそのドラマがみんな良くて、いちいちディンゴに惚れちゃう。
好きな台詞をかなり厳選したのだけれど、それでもこんなボリュームになってしまった…。すみません長くて。
ディンゴはちょっと口が悪くて、たまに子供っぽいすねた様な口調になったりもするけれど、
でも仲間思いで、本当はとても優しくて強い、挫折を味わったことがあるからこその弱さも持った、普通の男で。
人間臭く、男らしく、人としてのかっこ良さに惚れられるキャラクターだな。
ゲームシステムはバトル系が苦手な人には厳しいかもしれないけれど、ちょっと頑張るだけの価値はあるゲームだと思う。
バトル中にもランダムに声が聴かれて、井上さんファンには美味しいし。やられちゃったときの悲鳴だって聴けちゃうんだから。
そうそう、このバトル中のジェフティとの会話は難易度が高くなるほど頻度が増して、バリエーションも多くなるので、
一度クリアした方は是非もう一度難易度を上げてプレイしてみてくださいな。ディンゴの台詞連チャンなんてこともあるから。
ビデオは、戦闘シーンを除いて編集して、無事180分に収まった。でも、難易度EXTREMEのも作りたいかも。(笑)。
このゲームは攻略本無しでクリアできたし、それなりの我流プレイもあるので、余裕が出来たら攻略ページをアップしようかと。
クリアできなかった方の参考になれば。なるべく多くの人に好きになってもらいたい作品。やって!
共演 芳野美樹 雪乃五月 小杉十郎太 鈴木健一郎 手塚ちはる 阪脩 堀川仁 立木文彦 ほか

File:92
 3/13「テイルズ オブ ファンタジア ANTHOLOGY 第一巻」(CD) クラース・F・レスター

…4ヶ月ぶり…。今まで最長の穴だわ。正直言って、書き方を忘れてます。いや、ビルダの使い方とかは分かるけど。
このところいろいろと余裕が無くてきちんと作品に接してなかったっていう言い訳しか思いつかないのが、情けない。
はてさて。
テイルズは元々大好きな作品ではあるのだけれど、昨年末のジャンフェスのときに行ったナムコブースで
OVA化告知のプロモーションを観てから、ときめき度が更に高くなっていたのよね。呪文を詠唱するクラースがかっこ良くって。
4192年の紙飛行機
始まりはゲームでは終盤のアーリィにて。雪を見てクラースが過去を思い出すという物語は、過去と現代を往復して進んでいく。
アーリィはゲームの中ではオリジンに頼んでミラルドを見たところで、それが伏線とも思えるストーリーは、結構切ない。
とはいえ、のっけから嬉しいのは、CD最初の音がクラースの台詞だってこと。
井上さんの出演作は数有れど、SEでもなく、ホントの最初が井上さんの声というのは、あんまり無いよね。
若かりし頃のクラースってことで、ちょっと雰囲気は違うけれど、それでも井上さんの声であることは間違いは無いし、
そのちょっとひねた感じがわたし的には可愛いくて、妙に好きなのよ。井上さんの演技力を感じたりもするし。
場面が一転して現代に戻ってくると、ちゃんと29歳になってるから、すごい。さすがというのも失礼なくらい。
マグナスの「わたしは何かの中のひとつなのだ。わたしには何かの意味があるのだと」という言葉が、
後にわたしの一番切なくなる言葉の伏線になっているのだけれど、それはまた後ほど。
クラースの紙飛行機の飛んでいく様を語るときの声が、なんとも言えずにジーンとくる。切なさが見える感じで。
細かいことだけれど、このときの「大風呂敷っ」は井上さんのアドリブではないかと思ってしまうのは読みすぎ?(笑)。
マグナスが召喚呪文の詠唱をするのだけれど、クラースに詠唱して欲しいって思っちゃったわ。素直に。
ここでもやっぱり井上さんに惚れちゃう台詞が。「マグナース!」の叫び声が色っぽいよー。そうよ、わたしは悲鳴好き♪(笑)。
マグナスが亡くなった後に真剣に召喚術を求めていくところは、その思いが真摯なだけに切ない。
そして、アカデミーを永久追放になった時にミラルドに嘘をついてしまうところも、悔し泣きしてしまうところも、ずっと切ない。
でも、ミラルドという信じてくれる人がいることが救いだよね。
シャドウと契約をしたときにマグナスの言葉「わたしには何かの意味があるのだ」を思い出したクラースが、自分が今在る事を理解し、
「無意味な死など無く、無意味な生もまた無いのだと」と悟ったところは、ストンと落ち着いた感じがとても好き。
そしてラストのマグナスの「そして、おまえなんだよ、クラース」で、もうジーンときちゃう。
どんなにひねていても、世の中を斜に見ていても、見守っていてくれる人が居て良かったよね、クラース。
とっても私事ですが、わたしはこの話を聴いて、テイルズの同人小説「きっと、帰ってくるから。」を書いたのでした。
ミントのドキドキ大作戦
前の話から一転して、クラースは茶化し担当のため、陽気な感じ。これはこれでかなり好きだ。
語り出しの演技がかった台詞からして、うきうきしちゃう。講談師の台を扇子でバンバンやって欲しい。(笑)。
ミントがメインの話なので出番は少ないけれど、出番はそれぞれ味があって良いのよ。特にアーチェとのコンビが。
クレスとミントのラブラブっぷりをひやかすように言った、「若いっていいねぇ」を聞いて、20代のはずなのにオヤジだ…と思っていたら、
アーチェの冷たい視線に「わたしをオヤジだと思ってるな! わたしだって若いぞ!」と反論するから、うけてしまった。ツボが一緒だ。
とどめは「クレスも抱きついて欲しいとさ」の後の「若いっていいねぇ〜」。そりゃぁもう、ナイスなオヤジっぷりさ。(笑)。
あ、こっちの話はシメ台詞がクラースだ。
初回プレス ボーナストラック
出番はガヤのみ。だったら書くなよって思うけど、でもこのときの声も好きなんだもん。(笑)。
共演 住友優子 磯部弘 草尾毅 岩男潤子 かないみか 伊藤健太郎 川田妙子 岸野幸正 郷里大輔 ほか

File:91
 10/26「ナチュラル」(DVD) ロイ・ハブス(ロバート・レッドフォード) 洋画吹替

嵐を呼ぶ男…どうしても石原裕次郎さんを思い出しちゃう。
おかしいなぁ、世代的にはマッチのマーチが…で井上さんと縁のある近藤真彦さんを思い出すはずなんだけど。
んで、なんでそんな話になるかというと、この主人公、やたらと嵐づいているんだもの。正に嵐を呼んでる。
愛用のバットは嵐の時に雷が落ちた木から作っているし、プロ初打席は嵐の中の一打だし。
観ていて井上さん関係のイベント参加の多い方にはかなり有名な、雨男伝説を思い出しちゃったのよ。
ご当人はその事実(笑)を否定したがっていらっしゃいますけど、あれだけの確率で雨が降るっていうのは、ねぇ。
さて、井上さんの役はというと、主役のロイ。大リーガー役というとかっこ良いけど、おっさんだ。(笑)。
大リーガーになるべくスカウトされて上京(って言うのか?)する前夜に、彼女にプロポ―ズして、
ま、単なる約束だけじゃなかったりもしたんだけれど…。なのに、上京する列車の中で近付いてきた女性に誘われて、
ふらふらっと付いて行っちゃうんだな、これが。実はその女性は有名スポーツ選手にこだわるパラノイア系で、
ホテルでいきなり撃たれちゃって、それで人生計画がめちゃくちゃ。というのが物語の始まり。
何年も後。再び現れて相手にされなかったときに、試合に出られない不満からの「オレは野球がしたいんだ!」は好きな台詞。
わたしは元々高校野球とかプロ野球とか、観るのが好きで、いっぱい感動とかしているから、
なんか、こう、野球にこだわりを持っているって言うのがとても心に来るのよ。ほんとにさりげない台詞なんだけど。
さて話は進んで。やっと天才バッターとして注目を集めるようになって、チームも絶好調って頃に、
お約束っていうか何というか、ちゃっかり女で失敗しそうになるんだよ。懲りてないよなぁ、もう。
その絶不調のときに、昔の彼女に出会う。自分がプロポーズしたことには全く触れずに、次の試合にも来て欲しいとか言うし。
…ロイ…女にだらしないのか?(−−;)。でも彼女に会えたのがきっかけで調子を取り戻して、チームもプレイオフ進出。
で、今度はここまできて古傷が原因で入院しちゃう。畳み掛けるような運命だねぇ。ここでお見舞いに来てくれた昔の彼女の言葉に、
一度引き受けてしまった八百長を断ることにするときの「オレは野球が好きだ」は染みる台詞だと思う。
同時に、自分にとって大切な人が誰なのかも、気付いたんだよね? ロイ。
昔の彼女から自分の息子が居ることを知らされたのは、リーグ優勝がかかった試合中。伏線からしてそうだろうなぁとは
思っていたけれど、「さすが名バッター、打率良いじゃん!」などとオヤジなことを思ったことは、ここだけの内緒にしておいてね。(笑)。
試合の方は、お約束の雷も来て、見事に、ロイのさよなら3ラン! もう、バリバリの作り事だけれど、でも気分が良いから何でもいいや。
数秒のエピローグは台詞が全く無いのではあるけれど、ああ、良かったと改めてしみじみ出来るから大好き。
井上さんの演技は普通に普通の男っていう感じで、特筆するようなものではないかもしれないけれど、
でも、かっこつけた声ではなくて、普通の声が好きなわたしには、とても良い一本だった。
野球が好きで、スポーツドラマが好きな方には面白いんじゃないかな。作り話は嫌いって方にはちょっと無理だけど(^^;)。

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 9/22「修羅之介斬魔剣 死鎌紋の男(海外版)」(DVD) 榊修羅之介

なんでいきなりこの作品を選んじゃったかな、わし(^^;)。ま、いっか。
時代は江戸三代将軍の頃。白虎が暴れているところへ、謎の剣士、榊登場。紫の着流し、束ねた長い黒髪を風になびかせて。
美形だね。キャラデザが杉野昭夫さんなので、なんだかとっても藤●さんな気分が…。それはさておき。
最初の台詞が振るってる。虎に向かって、「道を空けろ、畜生」って。畜生相手に言葉が通じないってのも分かるでしょうに。(笑)。
この後白虎を一刀で伏してしまうことで、榊は大名やら謎の忍一族やらが銀龍剣たらを取り合っている諍いに巻き込まれていいく。
榊はとにかく冷静沈着。低く抑えたしゃべりは抑揚も少ない。井上さんじゃなかったら、めっちゃ下手な役者だと思っちゃうくらいだ。
人を斬るときにも気合の声は出さないし、いきなり押しかけてきたスリの女に迫られて、ちゃっかりいただいちゃってる間も、まったく平静。
いや別に喘いでほしくないから良いんだけどさ、あまりにも普通すぎて気になるんだもの。
最中に「気に入った」と微笑んだ後の台詞は、かなり恥ずかしいけれど、声のトーンがわたしは好きだな。

「行けば極楽この世の地獄、しっかりとおまえを送り届けてやる」なんて、いや、照れますな。…にしても天狗のお面がなぁ…。(笑)。
榊は命を狙われているんだけど、濡れ場の後の戦闘シーンで褌をなびかせて墓地を走り回るのはどうかと。
ああでも、このシーンを観ていて、榊はやってすぐに晒と褌をきっちり着けたんだ…などと思う奴の方がどうかしてるか。
…う、まずいなぁ。いかに成人向け作品でも、これ以上アダルトなネタ振ったら、純真なお嬢様方に嫌われてしまう。
そうそう、恋を語る台詞が良い。助けるべきお姫様に恋とはなにかと問われたときには、色恋沙汰など一切無視しそうなキャラなのに、
きっちり答えてあげちゃうんだよ。「されば恋は朝露なり。この世に留まるは一時。元々この世には無きものと思われよ」と。
なんだ、結構詩人じゃないか、榊。(笑)。乙女のセンチメンタルに付き合ってあげてるあたり、優しいのかな。
弟を殺してしまったというトラウマがあるらしく、子供が無残に殺されたのを見て怒るところとか、とても人間的だったりもするしね。
結局なんだかお姫様に惚れられちゃったような雰囲気なのだけれど、でも、話が半端なままEDになってしまう。
この作品、 フラッシュバックする弟の声とか、意味有りげな過去の話とか、どうやっても死なない敵とか、
キャラや伏線はいっぱい出てくるのに最後に決着がついたことは何もなかったりするんだな。どうやら連続ものの一部らしい。
でも続きが出たという情報は何処を探しても無いので、この話の結末は原作を読むしか無いってことなのか。残念。結構面白いのに。
なにせ時代劇なもので、とにかく台詞回しが大仰で、堅っ苦しい。でも井上さんの演技は、硬質な感じが好きなわたしは大好きだ。
共演 小林清志 玄田哲章 他
んで余談。この作品、わたしが持っているのは海外(たぶんアメリカ)版。タイトルは「SWORD FOR TRUTH」。
普通は必要は無いのだけれど、台詞がどう翻訳されるのか興味があって、日本語音声+英語字幕表示で観てた。これが結構面白い。
その後で英語音声でも観たら、これも面白かったよ。修羅之介って“しゅらのすぅきー”て聞こえるし、タントラは妙だし、
さらばはGood-byeだし、えっさ、ほっさはleft、rightだし、お姫様の寝言が勝手にI love you.になってるし。etc.書ききれん。
でもね、EDロールは英語版になっちゃってるから、日本語版のキャストが確認できないのが悔しいのよ。
だから安いとはいえ、海賊版は尚更、海外版のDVDにはこれ以上手を出すまいと悟った、記念すべき一枚でもある。

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 8/15「」(CD) Vo.、ドラマ等

井上和彦様
こんにちは。今日は8月15日です。改めて「愛」を聴いています。8月の6日と9日にも聴きました。
聞いている間、聞き終わった後、思っていたことを書きたいと思います。

ドラマ「Why」
異星間戦争はアニメ等の世界では多くみられますが、現実感が無いために今までは特に思うことも無い設定でしたが、
戦争という面を意識して聴き、地球と人間との関係を想いながら聴いて、とても重いものを感じました。
最初は「恋」のドラマのイメージが先行してあったので、最後には幸せになるものと思い込んで聴いていたのですが、
そうではないと思われるラストは、切なかったです。戦うためだけに在る存在というのは、哀しいですね。
戦いを終わらせたいのに、そのために戦わなければならないのが戦争なのですよね…。
有史以来、現実世界では地球上で戦争が0になったことはないと聞きます。実際自分の記憶しているここ十数年の間も
多くの戦が世界各地で起こっていて、日本という国に生まれた幸運を思わずにはいられません。
日本は戦争の負けを受け入れて報復をしないという世界的にも珍しい国だと思います。
戦後の米国の思想教育の賜物だというひねくれた考えも出来ますが、精神の底に在る博愛がそれを成さしめているのではないかと。
戦争が終わって50余年が過ぎた今、負けた国という感覚もほとんど無いため、屈辱に耐えているのでもなく、
極自然に日本という国が在る気がします。
もうひとつのテーマ。このドラマの中での地球への人間の所業については、わたしもふいに悲しくなったりすることがあります。
でも、悲しく思うだけで何をするのでもないのではありますが。
ほんのわずかなことだけ、例えば路傍のごみを拾うとか、歩ける距離の場所へは車を使わないとか、そんなことをするくらいで。
言い訳になってしまいますが、愚かしくも現代社会の追及された便利さを手放すことなく、
同時に季節に移り変わる空の色や、萌える樹々や咲く花、透けて流れる川や香りを運ぶ風などを愛おしいとも思うのです。
この手紙と一緒に漫画を何冊かお贈りさせていただきました。
そのうちのひとつ「純白の血(全3巻)」は、このドラマを聴いたときに真っ先に思い浮かんだ作品です。
物語の中で主人公が言っている言葉は、この作品と出会ってから今までずっと心に暖かく在るものです。
地球が地球を汚し続けている人間に復讐しているのかと問われた主人公は、人間は地球の愛しい分身だと応えるのです。
歴史も風土も違う世界の各地で大地や大海原を「母」とする思想も、この想いに通じる気がします。
地球を母とするのは、地球からの愛を受けた故の思慕なのか、地球を侵し続けることを母性という無償の愛で許して欲しいと
願っているためなのか、理由は様々で分かりきることは出来ないとは思うのですが、でも、地球は母なのだとわたしも思います。
そして現実の母に想いを返すのと同じように、地球という大いなる母に、不出来な子ながらも、
何か返していけたら良いなぁと改めて思いました。

唄「オアシスの夢」
曲と声の穏やかさが、死を覚悟している様に思えて、切なくなりました。
でも、前のドラマから続けて聴くと切ないですが、単発で聴くとその穏やかさが心地よい気がします。

「愛について」〜唄「悲しみ」
6日と9日に聴きました。普通に語られる言葉のいろいろに、いろいろ考えさせられました。
原爆投下という大きな悲劇も、58年経ち、世界の中では単なる過去の出来事になってしまったのではないかと思ってしまいます。
世界中の原水爆は人類全てを殺し尽くせるだけの、それどころかその何倍もの威力を備えているときくと、
人はなんて愚かなのだろうと哀しく。 そういった原爆などの大量破壊兵器を持つことは人間の本質を歪めてしまう気がします。
人間が己の身の能力だけで破壊できるものはわずかであるのに、武器という道具を得ることで何万の生命を一瞬にして消滅し得、
己が強くなったと勘違いして不幸を招く…。 力が有るものの多くがそうしてしまうように、その力を試したくなるのが心理だと思うので、
今はただ、各国家の一握の人々の理性が正常であることを祈るばかりです。
本当に、他者を傷付けてしまうようなエゴが無くなれば良いのに。
先にも書きましたが、今回お贈りしたものは漫画です。
同じ作家さんの作品なのですが、この語りを聴いていて、やはり強く感じたものが描かれているのでお贈りしたいと思いました。
「不法救世主(全3巻)」「セフィロト(全3巻)」は題名と時代背景が異なっていますが、つながったお話です。
地球の中の人間という存在の位置とか、人間の本質とか、とても大切なことがテーマになっていると思います。
わたしは、『明日刈られるからといって生きることをやめる麦はない』という台詞に集約された、
万物の在り方についての考え方には、とても大きな影響を受けています。
この作家さんの作品は、いつも人間同士の愛とか地球への愛などがいろいろ語られていて、素敵だと思っています。
今回は「愛」を聴いているときに特に強く感じた思いに通じる作品を選びました。
「1/4&1/2(全1巻)」という作品も一緒に入っていますが、こちらは動物と人間とのつながりが優しく描かれていますので、
ちょっと一息つけるように合わせてお贈りさせていただきました。
収録されている犬のアールグレイのお話は、何度読んでも何回でも泣けます。

唄「Why」
何故でしょう。…本当に。

真面目な話を先行させてしまいましたが、その他のTrackについて感想を書かせていただきます。
唄「くじらのうた」
とても心地よかったです。くじらはTVでしか観たことがないのですが、大好きな動物のひとつで、
唄を聴いていたらエコーでの会話が聴こえるようでした。あ、実際は超音波で人間は普通には聞こえないんでしたっけ?(笑)。

唄「恋花火」
個人的に夏はTUBEのライヴに行くのが定番になっておりまして、この唄を聴いていたらそのライヴが終わって
帰るときのことを思い出しました。夏の暑さとお祭り気分が徐々に冷めていき、一抹の寂しさを感じながら帰路に着く、そんな感じです。
…恋の歌なのに素直に恋を連想できないのが少々淋しいかも…。

唄「散歩道」
先のイベントでおじいさんの恋も…と冗談でおっしゃっていたのを思い出しまして、なんとなくこの唄をそれにはめてしまいました。
おじいさんとまではいきませんが、大人な雰囲気で。
長年連れ添ったご夫婦が木の葉舞う歩道をゆったりと歩きながら、ふと、ずっと一緒に生きてこられて良かったと思う、なんて。
昔観た『黄昏』('81)という映画を思い出しました。ストーリーはあんまりはっきりとは覚えていないのですが、穏やかで、
でも生きることをはっきりと感じる良い映画だったと思います。ああ、久しぶりに観たくなりました。

唄「Big Event Xmas!」
これは純粋に楽しかったです。普通に楽しんでいる感じがして。出演されている『さびしい男達』の皆様も、
イベント等でお顔を拝見していたりするので、リアルに想像出来てしまったので尚更楽しかったです。
わたしは、酒は飲んでも飲まれることがなく、どうしても理性をそのままで居てしまうために、
この歌みたいに飲んで騒いでということをしたことがないので、なんだか羨ましくなってしまいました。(笑)。
合間の「もういっちょう!」の掛け声が妙に好きです。

「愛」はひとくちに楽しいとは言えない内容でしたが、でも、とても意味のあるものだと思いました。
30周年記念にこうした作品を出してくださったことに、改めてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

*実際にイベントでお渡しした手紙の文章です。


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 7/29「機巧奇傳ヒヲウ戦記」(DVD13枚) 才谷(坂本龍馬)

今回は明るくないです。真面目なことを語ります。重い内容ですので、それでも良いとおっしゃる方のみ、お付き合いくださいませ。

わたしはこの作品は、5月の末から6月の頭にかけて全話を観ました。
舞台は幕末。幕末というのは、志半ばに殺されてしまった人や、躍進した後に不幸な末を迎えた人や、
それぞれが日本と言う国を想いながら、その想いで互いを傷付けてしまった時代ではないかと思うのです。
幕末期そのものがとても不安定で、でも、だからこそ人を惹きつける時代。人間が人間らしく生きた時代。
わたしは、この魅力的な時代の魅力的な英雄たちの話は好きですが、好んで本を読んだりすることはありません。
辛いのです。人は死ぬことが運命とはいえ、死んでしまった人の話は辛いのです。そして、この作品も…。
動乱の時代と実在の人物に架空の機巧(カラクリ)を絡めていて、発想は面白かったです。
カラクリの技術『炎』を兵器として使おうとする大人のエゴに対し、
本来の目的である祭りのためにだけ使おうとする子供たちの純粋さの中にテーマが有るのではないかと。
設定は悲劇的ながら、登場している子供たちは優しく前向きに生きているし、
井上さんの演じる才谷は全話出演ではありませんが、とてもよい感じに話に絡んできています。
わたしは元々坂本龍馬という人が好きでした。争うことよりもなお先を見据える視線が、とても。
なので、井上さんが龍馬役というのはとても嬉しかったのです。実際、最終回までは普通に観ていました。
が、しかし。問題の最終回。その内容にわたしはショックを受けました。
最適な表現が浮かびませんが、落ち込んだ、というのが一番近い感覚かもしれません。
アニメでは、状況はさておき結果は史実のとおりであり、龍馬は近江屋で殺されてしまうのです。
龍馬の死に逝くシーンが、わたしには辛く、辛く。胸が締め付けられて、頭が一杯になって。
傷付いて、浅い息で、「わしは、もう、いかん。殺し合いは、いかんよぉ」とつぶやく龍馬。
血の中にうつ伏せになっていて顔は全く見えないまま、逝ってしまう…。
わたしは今まで何作も井上さんの死んでいく演技を聴いてきたのにも関わらず、
自分の業報を受け入れて、殺し合いの輪廻を「これで終わりにせんとなぁ、こんなことは」とし、
最期に、子供たちに未来を託して絶える龍馬に、その演技に、とてつもないショックを受けていました。
余りにも『真』であり、余りにも『悲』であり、余りにも『哀』であり。
混同してしまうのは愚かだと分かっているはずだったのに、わたしはそのときに現実とシンクロさせてしまい、
井上さんの身を真剣に案じました。真剣に、生きていてください、と。それほどまでに、この龍馬の最期は重いです。
最終回のために面白い作品とは言えません。ですが、わたしにとっては、とても大切な作品だとは言えます。
幕末という時代に生きた人の心や、龍馬の生きた道などから、得るものが多いと思うのです。
余談ですが、わたしはいまだにこの作品から受けたショックを引きずっていて、死生観に異常に敏感になっています。
そんな状態で『愛』を聴いて、感覚の一部が更に深いところに沈みました。普段は普通ですが、何かのきっかけでふっと落ちるんです。
だめですね…根がネガティブだから。ああ、でも、書いたら少し気持ちが晴れた気がします。
共演 桑島法子 鉄砲塚葉子 他
…にしても、これ、最終回で話がきっちり終わっていないタイプの構成なのが気持ち悪いよぅ…。
ご参考までに、才谷(龍馬)が登場しない回は、1、2、5、6、22〜25。DVD3巻と12巻はパッケージに名前が有るけど出演は無いです。

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