私のスケッチ2010年度
10/12/12 赤いトタン屋根の醸造場 「信濃鶴」 No559

下は、駒ヶ根市内にある造り酒屋、『長生社』さんです。
構内には、赤いトタン屋根、木製のガラス窓、白い漆喰塗りの壁等々・・・どこか懐かしい造りの建物が並んでいます。
ここで醸造されるお酒は、「信濃鶴」と云う名で、地元を中心に販売されており、私も飲み会などでよく利用させて頂いています。
いままで、何気なく飲んでいたお酒が、こんな所で醸造されているのを知り、改めて、じっくり味わって見なければと思った次第です。。。


うっすら雪化粧した中央アルプスをバックに、
赤いトタン屋根の酒造場 
  F4号

10/12/4 「かんてんぱぱガーデン」−伊那市西春近 No557

家から車で15分ほどの所にある 「かんてんぱぱガーデン」で写生をして来ました。
「かんてんぱぱ」とは、伊那市西春近にある『伊那食品工業』さんが、製造・販売されている寒天製品の名称で、最近の健康食品ブームの中、バラエティ番組「秘密のケンミンショー」にも取り上げられるなど、なかなかの人気商品のようです。
(わが家では、寒天製品ではありませんが、かんてんぱぱ製のドレッシングが人気・・・)

工場の周辺の林の中には、喫茶店、レストラン、美術館などあり、また、名水が湧き出るスポットもあり、終日、賑わいを見せています。
★美術館には 植物細密画家 野村陽子さんの作品の常設館もあります。


石段のある小道  「かんてんぱぱガーデン」にて F4号

10/11/25 「なまこ壁」の蔵 − 飯田市本町 No556

飯田駅前通りから一歩入った一角に、「なまこ壁」の土蔵のある“お酒屋さん”があります。
(下のスケッチ)
かっては酒の醸造もされていたのでしょうか、大きく、見事な蔵です。。
お店の前には、色とりどりのビールや清酒のケースが積まれ、なまこ壁の白と黒の格子との対比が美しい。。。
この酒屋さん周辺には、旧武家住宅の福島家やお寺などあり、散歩するのには楽しいコースです。


「なまこ壁」の蔵のある酒屋さん  F4号

10/11/18 今は少なくなった木小屋 −駒ヶ根市 No555

農村地帯である駒ヶ根市周辺でも、薪などを置くための木小屋のある家は少なくなりました。
ご飯を炊いたり、風呂を沸かしたりするのに、薪を使わなくなったのがその原因なのでしょうね。

下のスケッチは、たまたま散歩の途中に出会った木小屋です。
壁面には蔦(つた)がからまり、年代物の建物ですが、割られた薪が沢山積まれていました。
この薪、何んの為に使われているのでしょうか。お風呂?それとも、今流行の薪ストーブ?

それにしても、最近、「荒壁仕上」の土蔵や、古い「木小屋」などが気になるのは、歳のせいなのだろうか。。。


古い木小屋のある風景 F4号 

10/11/2  栗の“いが”について一言。。。 No552

林檎や栗や南瓜などを写生していると、画面の余白に、何か『一言』書きたくなるのが不思議だ。

「仲良きことは美しき哉」や 「日々是好日」などと書かれた『武者小路 実篤』の色紙(私の家では複製でしたが)を見て育った世代だからでしょうか。

所で、栗を描いて見て、棘(とげ)の鋭さにビックリしました。
素手ではもちろん痛くて扱えませんし、ハンカチを使っても、布を通して棘が手に突き刺って来るのです。
これって、「食べられて堪るか!」と云う 栗の防御本能?の成せる技かもしれませんね。

最近、熊が、餌不足で、里に下りてきて、林檎園や栗園を荒らしていると聞きますが、熊の手を持ってしても、栗の棘は、手強いと思うのですが、どうなんでしょう。。。
   ★上のスケツチ【栗の“いが”】 油性サインペンによる F4号

10/10/30  今は、もう、動かない水車ですが・・  No551

駒ヶ根市内から車で20分ほど、 山あいの中沢地区に、市無形文化財に登録されている『旧木下家住宅』(左写真)があります。(ゴルフ場・駒ヶ根カントリークラブへの途中)
江戸時代後期建築の茅葺き住宅で、現在は、市教育委員会の文化活動などにも利用されているそうです。
重厚な茅葺きの屋根・・・川沿いには、古〜い、古〜い水車小屋が・・・
近所の方の話では、今は、もう、動かない水車ですが、戦後の一時期、「ワラ打ち」仕事に使われていたとの事。。。
トントントンとワラを打ち、縄や草履やムシロなどを編んでいたのでしょうか。
「かあさんの歌−♪かあさんは〜 麻糸つむぐ〜 一日つむぐ 。おとう〜は、土間で、ワラ打ち仕事・・・」の歌詞が、つい、口から出て来そうな風景です。
★見学される方は、周辺に専用駐車場がありませんので、ご注意


今は、もう、動かない水車  F4号

10/10/21  懐かしのメロディー No548

『柿 の 木 坂 の 家』− 作詩 石本美由紀 作曲 船村 徹 (昭和32年)ご存じですか。 
春には〜 柿の花が咲き〜   
秋には〜 柿の実が熟れる〜   
柿の木坂は 駅まで三里  
思い出すなァ〜 ふる里のョ   
乗合バスの 悲しい別れ

私たち「脱脂粉乳世代」 御用達の歌の一つです。
先日、駒ヶ根市内で、この 『柿 の 木 坂 の 家』に、雰囲気がピッタリの家に出会いました。
坂の上の一軒の民家。白壁の倉の前には、沢山の実をつけた柿の木。。。
最近は、山間地でも、太陽光発電用のパネルが屋根一面に張られた住宅が、あちこちに見られ、こんな、絵心をそそる家は少なくなりました。 無国籍住宅?が多くなる前に、スケツチをしておかなくっちや・・・


柿 の 木 坂 の 家 F4号

10/10/12  わが町で毒キノコ騒動 No547

今年は、松茸を始め、キノコ類が大豊作らしいのですが、先日、わが町で毒キノコ騒動がありました。

あるスーパーで、「クリタケ」と間違え、毒キノコの「ニガクリタケ」が販売されてしまったのです。
ニガクリタケを食べますと、嘔吐や吐き気、体力のない方は死に至る例さえあると云う事で大騒ぎになったのです。

早速、市からは、防災放送を通し、「購入された方は、速やかに、お店の方へ申し出て下さい〜。」と云うお知らせが流されたり、さらに、、テレビの全国版でも取り上げられたりし、一時、騒然とした雰囲気になりました。

運良く、購入された方が判明し、また、食べられていなかったようで、事故にもならず、何よりでした。

所で、私も、久しぶりに、お借りしている里山をのぞいて見ましたら、いつもの年より、ワケの分からないキノコが大量発生していました。
これも、異常気象のせいなのでしょうか?
★上の写真は、わが里山で、唯一食べられる「カラマツイクチ」です。(地元の人はあまり食べないと云いますが・・・)
里山付近でスケッチ

お借りしている里山への道沿いに、茅葺きの民家があります。


軒を連ねる倉 市内中沢大曽倉にて

10/10/7  荒壁(あらかべ)仕上の土蔵 No546

駒ヶ根市中沢落合地区で、「荒壁仕上」の土蔵のスケッチをしました。
赤土むきだしの素朴な壁・・・、洗練された白と黒の「なまこ壁」とは、また、一味違った美しさがあります。
自然の土で塗り固めた壁は、維持管理が大変でしょうが、ぜひとも、残して頂きたいものですね。(部外者の勝手な願いでスミマセン・・・)
そうそう、スケツチをしていましたら、一台の県外ナンバーの車が止まり、分杭峠に行きたいのですが〜と、峠への道順を尋ねられました。ここから、車で、ひと山越えれば、日本三大パワースポットの一つに数えられる分杭峠があるのです。
峠周辺は「気」を発生させるゼロ磁場地帯と云われ、全国から「気」の体験においでになるようで、最近では、シャトルバスも運行されています。
静かな里山も、ゆっくり絵など描いておれなくなりました。


坂の上の荒壁仕上の土蔵 駒ヶ根市中沢

10/9/29 秋の光前寺へ No544

9月も末、そろそろ里の木々の色合いも、夏の濃い緑色から、秋の茶系統へと変化し始めたようです。。
今週は、初秋の光前寺周辺へ、二度スケッチへ行ってまいりました。
特に、29日は快晴で、光前寺は参拝者で大にぎわい。(お賽銭も多いだろうな〜?)
遠路はるばる参拝においでになった方々のお邪魔にならないよう、参道の片隅で、仁王門を描いて来ました。。

光前寺 仁王門

10/9/7 駒ヶ根高原にて旧庁舎(役場)をスケッチをする No540

9月になりましても、猛暑が続く中、涼を求め!、さらに欲張って、スケッチでもして見ようか!と、中央アルプス山麓 駒ヶ根高原へ行ってまいりました。
所が、高原周辺は、「クラフト市」が開催中・・・、県内外からの作家の木工作品などを直売するテントが並び、シャトルバスまで運行される賑わいを見せておりました。

これでは、ゆっくり涼んだり、イーゼルも立てられないと、早々に退散・・・
クラフト市が行われている場所から少し離れた大沼湖畔で、移築保存されている駒ヶ根市旧庁舎をスケッチする事に。

太陽を避け、木陰で描いたのですが、全くの気休め・・・暑いこと!暑いこと!
やはり、異常気象なのでしょうね。


駒ヶ根市市役所の旧庁舎(市−指定−有形文化財)

10/8/6  『無言館』にて「家族・伊沢洋」の作品を見る No534

きょうは広島原爆の日で、広島市では平和記念式典が開催されています。
終戦から、もう65年にもなるのですね。。
先日、別所温泉周辺の写生会の帰り、塩田の『無言館』(戦没画学生慰霊美術館)に寄って、戦没した画学生たちの作品を鑑賞して来ました。

数年前、個人で訪れた時、画学生・伊沢洋さんの「家族」という作品がとても印象に残り、今回も拝見させて頂きました。
絵は、紅茶や果物が並ぶ食卓で、彼の家族が楽しそうに団らんする風景を描いたものです。
ご兄弟の話しによりますと、彼は、一家団らんの一時など、一度も味わった事などなく、「家族」の絵は、望みの叶わぬ「空想画」だつたのです。
愛する家族への思いが、こんな絵を描かせたのでしょうね。
久しぶりの『無言館』でしたが、平和の有り難さを実感いたしました。。。


〔安楽寺 国宝 八角三重の塔〕  上田市 塩田 


北向き観音 参道   上田市 塩田 別所温泉


10/7/18  蔵沢寺山門 − 駒ヶ根市 No528

猛暑の候、皆様におかれましては、暑さ対策、ストレス対策、如何なされておられるでしょうか?
やはり、『とりあえずビール!』の方が多いのでしょうね。
私は、時間を見つけては、近所のお寺回りをしています。(別に、信心深いと云うわけではありませんが)
うっそうと茂った境内の木々の中を散策していますと、今流行りの【気】をもらえるのか、気持ちスッキリ、暑さ解消にもなります。
駒ヶ根市で、お寺と云えば、中央アルプス山麓にある「光前寺」が全国区。
大型バスで訪れる県内外の観光客で大にぎわいです。
一方、天竜川左岸 中沢集落にある「蔵沢寺」は、枝垂れ桜が咲く頃には、カメラを構える場所を探すのにも苦労するほど混雑を呈しているのですが、この季節、訪れる人も少なく、木陰で涼んだり、スケッチしたりするには、最適です。。。
今回は、仁王門より山門を望む、「額縁構図」に挑戦して見ました。


蔵沢寺  サインペン 水彩

10/7/6  多種多様な緑色の中で・・・ No527

先週から今週にかけ、二度、光前寺にスケッチへ。。。
境内は、梅雨時の しっとりとした空気の中、木々の緑にあふれかえっていました。
それにしても、多種多様な緑色があることか・・
今回のスケツチでは、サインペンを、何時も使っている0.3ミリより太めのものを使用して見ました。
結果、細い線が描けないため、かえって、建物の構造など細かいところに惑わされず、思い切って描けたようです。。(気分爽快でした)

光前寺 三重の塔   F6号 サインペン 水彩


光前寺 本堂   F4号 サインペン 水彩

10/7/1 紋次郎と云う飲み屋さんがある裏通り  No526

中村敦夫演ずる「木枯らし紋次郎」が、テレビで初めて放映されたのは、1972年のことだそうです。当時、「紋次郎」が口にする「あっしには関わりねえことでござんす」は、流行語にもなりました。
あれから四十年近くたつた今、伊那市の裏通りを歩いていましたら、「紋次郎」に出会ったのです。ただ、渡世人の「紋次郎」ではなく、飲み屋さんの「紋次郎」ですが。。
店前に掲げられた、「ローメン」、「馬刺し」と書かれた旗や、赤提灯が面白く、スケッチして見ました。
この飲み屋さんのすぐ近くには、先日スケツチを掲載したレトロな「クロネコ食堂」さんがあったりし、散歩するには楽しい裏通りです。

紋次郎と云う飲み屋さんがある裏通り

10/6/9 あり得ない !クロネコ食堂−伊那市荒井 No520

「信州伊那そばマップ」と云う伊那市内の蕎麦店を掲載したパンフレットがあります。
写真付きで計24店が載っているのですが、その中に、普通では、とても「あり得ない!」ような変わったお店がありますので紹介します。

蕎麦店の名は『クロネコ』。(ペリカンやカンガルーの仲間のクロネコではありません。)

とても「あり得ない!」所を列挙致しますと、下のようです。
 @ 昭和の初期の建築と云いますが、建物がものすごく 古く、 暖簾(のれん)をくぐるまで、はたして、営業しているのか不安だった。
創業当時は、カフェも兼ねていたそうで、建物や調度品は、昭和浪漫いっぱい。。。
ただ、歴史の重みなのか?、床が傾いている個所があり、ちょうど、私のテーブルの下もその個所にあたり、茶碗に注がれたお湯の面が傾いて見える。(目の錯覚かも・・・)

 A お値段が、ものすごく、 リーズナブル。。。
ちなみに、もり蕎麦380円、ざる蕎麦410円
私が注文した天ぷら蕎麦(かき揚げ)は、500円也 (右写真)

こんな「あり得ない!」お蕎麦店さん、いつまでもガンバつて頂きたいですね。
下は、お店のおかみさんの許可を得て、レトロな建物をスケツチしたものです。


 暖簾(のれん)の向こうに、昭和が見える!



昭和の風情が漂う 蕎麦屋さん。  


10/6/2 とにかく、固い「パン」駒ヶ根市東伊那 No519

駒ヶ根市の山沿いに、一軒のパン工房があります。(左下の写真)
小さな手作り看板が掛けられていますが、よ〜く見なければ、通り過ぎてしまいそうな工房です。 
工房の名は、「土ころ」。
土の香りがするような素朴な手作りパンから、その名が付けられたのでしょうか。。。
パンはどれも、とにかく固く、間違っても落としてはいけません!
足の指にでも当たれば、骨折のおそれがありますから・・・(それは、ない?)

パンと云えば、“脱脂粉乳世代”の私は、学校給食で出された“コッペパン”が思い出されます。
美味しかったのか、どうか、記憶に定かではありませんが、とにかく、食べられるだけで幸せだつた時代があった事だけは確かです。。。
幸せって なんだろ〜う?

パン工房「土ころ」   営業日 火・金・土

咬めば咬むほど味が出る・・・


パン工房のある民家  4号 水彩


10/5/26 パワースポツト・・・戸隠神社 No518

最近、「パワースポット」が大流行ですよね。
この付近では、伊那市の「分杭峠」が、日本一の富士山と並んで、日本三大パワースポットの一つに数えられ、日曜、祝日ともなりますと、麓の駐車場からシャトルバスも運行される賑わいを見せています。

長野県では外に、「戸隠神社」がパワースポットとして、人気上昇中だそうです。
先日、所用で長野市に行ったおり、立ち寄って見たのですが、平日にもかかわらず、杉並木が続く戸隠神社周辺は、若者でいっぱい。。。
中には、東京の「表参道」そのままの格好で、「戸隠神社奥社参道」を、かっ歩されている“お嬢さん”もおいでになりました。。。
下は、若者のお邪魔にならないよう?、奥社本殿の片隅で、戸隠山の絶壁をスケツチしたものです。

戸隠神社奥社後方の戸隠山の絶壁  4号 水彩

10/5/18 田植えの頃−伊那盆地 No517

伊那盆地は、ちょうど田植えのまっ盛り、あちこちで、大型の田植機が大活躍です。
かって、農家の方々が、一本々大事に、苗を植えられていた田も、今では、大型田植機がエンジン音をとどろかせ、工事現場のような様相を呈しています。
もう、手で苗を植えている時代ではないのでしょうかね。
大型田植機のお値段は、とても高価だといいますが・・・


水田の中、残雪の中央アルプスへの道が・・・
飯島町田切地区にて  4号 水彩



伊那盆地より甲斐駒ヶ岳を望む 
伊那市郊外にて 
4号 水彩

10/5/10 「花の丘公園」にて−高遠町 No515

春恒例の信州高遠美術館主催の風景画講座(講師:竹内徹先生)に参加させて頂きました。
スケツチ場所は、高遠城址公園近くの「花の丘公園」です。
公園からは、新緑の伊那盆地、遠くには残雪まぶしい中央アルプスが望まれ、
しばし、スケツチするのも忘れ、穏やかな5月の伊那盆地の風景に見入ってしまいました。
★今回の風景画講座に、ゲストとして、川上一巳岡山大学名誉教授・日展参与(クリック)が参加されると云うハプニングがあり、皆、ビックリ・・・
川上先生は、岡山県から信州方面への写生旅行の途中に、高遠町に立ち寄られたそうで、
講座修了後、先生の風景スケッチも拝見出来き、受講者一同大喜び!!

新緑の 高遠町にて  F6号 水彩


中央アルプスと高遠   F4号 水彩

10/5/2 江戸時代の本陣− 宮田村 No513

信州伊那街道宮田宿にあった江戸時代の本陣が、宮田村総合公園「ふれあい広場」の隣に、復元移転されています。
現在、伊那街道で現存する唯一の本陣建物だそうです。
屋根は板葺きで、風から屋根を守るために、20p〜30pの石が置かれています。
「坂本龍馬」が活躍していた頃、日本人は皆、こんな「置き石屋根」の家に住んでいたのでしょうか? や〜ねぇ〜〜。
100年ちょつと前の事ですよね。地震が来たら“恐いぜよ”・・・

置き石屋根の本陣建物  F4号 ペン画

10/4/19 光前寺の桜−駒ヶ根市 No510

駒ヶ根市 光前寺は、ただ今、7年に一度.の
ご開帳中です。
また、光前寺が開創されてから、1150年の節目の年で、同時に、開創1150年祭も開催されています。

境内の「しだれ桜」は、今がちょうど見頃。。。
仁王門から山門にかけての参道は、初詣なみの混みようです。

この観桜客の多さ、高遠城址の観桜ツアーと、光前寺の観桜が、セットになっているのが原因かも?
駐車場は、県外ナンバーの大型観光バスでいっぱいでしたから。

山門横でスケッチさせて頂きましたが、
桜スケッチも、今年は、これで おしまいかと思いますと、チョツピリ寂しくなります。。。



光前寺 山門  F4号 水彩

10/4/14 桜の咲く頃・蔵沢寺 No509

駒ヶ根市中沢地区に蔵沢寺という曹洞宗のお寺があります。
4月の今の時期になりますと、残雪の木曽駒ケ岳・中央アルプスをバックに咲き誇る樹齢約200年のしだれ桜 を撮そうと、県内外より多くの写真愛好家で賑わいます。
私も、大混雑の境内の片隅で、スケツチをさせて頂きました。。


山門横の樹齢約200年のしだれ桜  F4号 水彩



夏、蝉時雨(せみしぐれ)の下でのスケッチも、また良いですよ。  F4号 水彩


10/4/9 咳に効く『関の地蔵尊』 飯島町  No508

上伊那郡飯島町田切地区に『関の地蔵尊』と呼ばれる面白い地蔵様がおいでになります。

まず、見ての通り、地蔵様の風貌(ふうぼう)が、とても変わっています。(左写真)
三角形の大きな鼻、直線的に合わされた手・・・
あの「太陽の塔」の岡本太郎氏が絶賛された下諏訪町の 「万治(まんじ)の石仏に、どこか似ていませんか?(右下写真)
ただ者の地蔵様ではなさそうです。

さらに、地蔵様を拝むと、「龍角散」なみに、咳に効くと云うのです。

本当の所は、『関の地蔵尊』の関(せき)と、咳(せき)との“語呂合わせ”らしいのですが、「医者いらず」の地蔵様、地域の方に愛され、町の指定文化財にも登録されているそうです。
楽のしく、面白いお地蔵様です。。。

『関の地蔵尊』が安置されているお堂をスケッチして見ました。 

10/4/3   桜の咲く頃 「坂戸橋」−中川村 No506

日本で最も美しい村の一つ「中川村」を流れる天竜川に「坂戸橋」と云う橋があります。
周辺に桜が植えられ、“桜の橋”としても有名なのですが、最近、橋の“アーチ”の美しさから、国の登録有形文化財にも登録されました。。
桜の咲く頃に訪れますと、アーチ橋の造形の面白さと、咲き誇る桜の見事さとも相まって、絵心を誘われます。


桜の咲く頃 「坂戸橋」   F6号 水彩

10/3/15 看板、標識 満載の酒屋さんのある風景 No503

小さい頃の事ですが、農家の土蔵の壁に、「仁丹」や「乃木学生服」の宣伝用「ホーロー看板」が掛けられているのを見た覚えがあります。
今でも、記憶のどこかに、「ホーロー看板」のある風景が焼き付いて離れないのは不思議です。。。
何んなんでしょうね?

駒ヶ根市天竜川左岸の集落に、一軒の酒屋さんがあります。(左写真)
この酒屋さんの「立て看板」、「案内標識」は、また、違った意味で脳裏を刺激しそうです。

何が刺激的かと云いますと、酒屋さんの周辺は、酒、ビール、缶コーヒーなど定番の看板はもちろんのこと、バス亭、郵便ポスト、はたまた、消火栓、カーブミラーなどの標識で満載なのです。
この集落で育つたお子さんは、きっと、大きくなっても、看板、標識満載の酒屋さんのある風景を忘れないことでしょう。。。


中沢のお酒屋さん  F6号 水彩

10/3/10 三連水車と少女 No502

保育園に通っている孫娘は、『たまごっち』(ゲーム機)に夢中です。
液晶画面を見ながら、ちっちやな指で、ピコピコ操作している姿は、
今時の女子高校生か?と見間違うばかり。。。
それに比べ、ボランティアで町内会の役員を引き受けて見たが、「エクセル」が上手に扱えず、役員名簿作りに四苦八苦の私は、孫がうらやましい・・・
下は、孫娘と三連水車(飯島町)を描いたものです。


三連水車と少女  F10号 水彩


10/2/25  もうすぐ 春ですねぇ〜 No499


この所の春めいた陽気に誘われて、駒ヶ根市の天竜川左岸の東伊那地区にスケツチに行ってまいりました。
残雪が美しい中央アルプスと家並みを描きました。



10/2/14  人を描く(えがく)って・・・ No496

1〜2月にかけ、人物画のデツサン会が都合5回、開催されました。
人を描くのって、戸外での写生会とは違った緊張感があり、終わった後、ドッと疲れを感じます。
何なんでしょうね、この疲れ?(お歳のせいばかりではなさそう・・・)


 Tさん F8号 油彩

10/1/28  心温まる展覧会だと思います。 No491

伊那市周辺の水彩画愛好者が中心となって結成されました【山水会】の第一回作品発表会が、下記のように開催されています。

会期・・ 平成22年1月28(木)日〜2月7日(日)
会場・・ 伊那市西春近「かんてんぱぱホール」

三十数名の会員がおいでになるのですが、多くは「オーバー アラカン世代」です。(私もその中の一人)
そんな方々の絵が、70点ほど展示されています。

自分で言っては何ですが・・・、楽しく絵に挑戦している姿勢が画面を通して感じられ、心温まる展覧会だと思いま〜す。
ご高覧頂けれは、うれしいです。

下は、【山水会展】に出品した絵画



伊那市駅周辺の飲食店 F6号
夜には賑わうであろう飲屋街も、真昼はチョツト恥ずかしそう・・・


10/1/13  人物画講座に出席する。 No488

今年初めての信州高遠美術館主催「人物画講座・講師竹内徹先生」が開かれました。
年初早々なのに、下は20代から、上は70代?とおぼしき幅広い年齢層の方々が参加され、絵画人気の根強さを再認識したしだいです。(私もそうとう高年齢)
今年も、そんな方々とご一緒に、“良い絵”が描けたら いいなあ〜と思っている次第です。。。




Tさん 油彩F10号

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