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19/3/20 『蕗の薹』で熱燗だ! |
No1097 |
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夏井いつき先生の人気テレビ番組、『プレバト』の俳句査定ランキングは、とても楽しく、私のお気に入り番組の一つです。
この『プレバト』の影響なのか、私の周辺でも、俳句の会に通っておられるシニアの方が、何人もおいでになります。
ただ、俳句の会の度に、何点かの自作の作品を持って行かなければならないので、ちょつと大変とか。。
まっ、そんな人気の俳句ですが、私には、犬が星を見るような世界です。
下の俳句は、近所を散歩中に、道端で、『蕗の薹』(ふきのとう)を見つけ、今日の晩酌は、『蕗の薹』を肴に熱燗だ!と、恥ずかしながら詠んだ一句です。
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蕗の薹 燗道具(かんどうぐ)用意す 今宵かな
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『尾崎 放哉』(おざき ほうさい)の
自由律俳句(じゆうりつはいく) |
先日、駒ヶ根文化会館で、元NHKアナ、現在作家活動をされておられる下重暁子さんが、『極上の孤独』と題して講演があり、私も受講してまいりました。
講演ては、『個性は、孤独からしか生まれない。孤独の中から小説も、俳句も生まれる』等々、下重暁子さんの人生観が語られました。
孤独の芸術家の一人、五七五の定型俳句にとらわれない自由律俳句(じゆうりつはいく)の『尾崎 放哉』(おざき ほうさい)の俳句も紹介されました。
下がその俳句ですが、わずか七文字の中に、作者のどうしようもない孤独感を感じ、胸つまる思いです。
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咳をしても一人
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