[ 第19回 ]
今回ご紹介する展開法(スプレッド)は「ホロスコープ法」です。
「ホロスコープ法」は占星学のハウスの概念を取り入れた物で、タロット占いにおいても割とポピュラーな展開法だと思います。総合的な運勢を占うのに便利です。
シャッフルしたカードを上から順番にめくり、時計の文字盤で9時の位置(第1ハウス)から反時計回りに1枚ずつ並べて行きます。合計 12 枚のカードをめくります。
占星学のハウスの概念をそのまま取り入れます。めくった順番に「第1ハウス」以下を当てはめてゆきます。占星学に詳しい人はそれに合わせて解釈をしてください。以下に簡単な解釈のしかたを示します。
もし、特定の問題についてより詳しく見たい時は、それに関連したハウスに追加でカードめくり、重ねるように置いてください。それぞれのハウスに2枚、3枚と複数のカードを置いてもかまいません。
ある期間における総合的な運勢(全体運)を見ることができます。
相談者の人生という長期的な期間で占うのもかまいませんが、タロットでその人の生涯を占うのはかなり難しいと思うので、そうした占いは本格的な占星術に譲るとして、タロットでは、やはりある程度短めの期間にねらいを定めてから占った方が良いと思います。
例えば、「今後3ヶ月以内の運勢」とか、「今現在の運勢」、「今から1年後の運勢」などといった感じにすると良いでしょう。いずれにせよ、占う前にいつのことを占うのかということをはっきりと決めてからカードをめくってください。
また、ある時期において どのような問題が重要なのか ということを探り出す占いとしても使えます。人生に迷いが生じたり、目的を見失ってしまったりした時などに使ってみましょう。
使用するカードが多いので気軽に占ってみるというわけには行かないかもしれませんが、特に目的を決めずに漠然とした気持ちでも占うことができるので、ひとり占いとして暇つぶしにカードを並べて眺めてみるのもいいかもしれません。
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