タロット占い講座


[ 第20回 ]

1年占い(12か月占い)

今回の展開法(スプレッド)は「1年占い」です。12か月占いとも呼びます。その名の通り1年間を占うもので、1年の始まりである元日や、その人の誕生日に占うのがおすすめです。タロットで、ある特定の時期を占いたいという場合に便利な方法です。

展開法

展開イメージ

まず最初に象徴カードとして1枚中央に置きます。象徴カードの選び方は「生年月日から割り出すあなたのカード」を参考にしてください。本人の生年月日を利用してもいいし、占うその時の日付を利用して象徴カードを割り出してもいいでしょう。過去や未来であれば、目的となる1年間の最初の日付を利用します。また、「恋愛運」、「仕事運」などとテーマを決めて占う場合には、そのテーマにあった象徴カードを選ぶのもいいと思います。

次にシャッフルしたカードを上から順番にめくり、12枚のカードを円形に並べます。展開イメージ図では時計の文字盤で「9時」の位置から反時計回りに1枚ずつ並べていますが、スタート位置は自由に決めてかまいません。覚えやすいように文字盤どおり1時の位置からはじめてもいいし、現在が3月であれば3時の位置からはじめてもいいでしょう。いずれの場合でも、1枚目を最初の1ヶ月として占います。

*解釈のしかた

1枚で1ヶ月の運勢を占います。1枚目が最初の1ヶ月で、12か月分を占うことになります。元日に占うなら、1枚目は1月、12枚目は12月として占えます。誕生日に占う場合には、その人の誕生日から次回の誕生日の前日までがその人にとっての「1年度」となります。例えば、3月24日生まれの人なら、1枚目は3月24日から4月23日まで、12枚目は翌年の2月24日から3月23日までとします。元日や誕生日に限らず、期間は自由に決めてかまいません。過去や未来の特定の1年間を占うこともできます。

象徴カードは占いの解釈には特に考慮する必要はありません。占いの的中率を上げるためのおまじない程度のものだと思っておいてください。時にはインスピレーションの鍵になることもあるので、そんな時は臨機応変に活用してみてください。

どのような内容を占うのに適しているか

タロットで時期を占うには便利な方法です。内容については自由です。単純に、今年1年の運勢を占いたいということでもかまいませんし、ある年齢における運勢を占いたいということでもかまいません。その年の「恋愛運」とか、「仕事運」などと、テーマを決めて占うのもいいでしょう。ただし、あくまで1年間を占うものなので、数年にまたがる運勢の移り変わりを占ったり、人生の浮き沈みを見たりするのには適さないかもしれません。

もし、年毎の運勢を占いたければ、同じ方法で、1枚のカードを1年と見て12年分を占うこともできます。12年は人生におけるひとつの周期でもあるので、占う期間としてはちょうど良いでしょう。

逆に周期を小さく考えると、1枚1時間で12時間を占う方法としても活用できます。

円形に並べられた12枚のカードが、この宇宙の時間の周期と同期するものとイメージして占うといいでしょう。


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