[ 第6回 ]
タロットカードの「正位置」と「逆位置」についてお話ししましょう。
まずはこの2枚をご覧ください。
2枚とも同じカードですが右側のカードは上下が逆になっています。左側を「正位置」と呼び、右側を「逆位置(リバース, reversed)」と呼びます。同じカードでも正位置と逆位置では占い結果が違ってくることがあります。
そこでタロットカードをシャッフル(切り混ぜること)するときにはカードに正位置と逆位置ができるような方法をとったほうが良いでしょう。
例えば、テーブルの上にカードをバラバラに広げて両手でよくかき混ぜるとか、カードの山を二つや三つに分けて上下を入れ替えてからシャッフルするとか、好きなように考えてみてください。
ところで、私はあまりこの正位置・逆位置にこだわっていません。全く考慮していないわけではありませんが、占い結果の中で言及することはほとんどありません。他の多くのタロット解説書で触れている正位置・逆位置ですが、このタロット占い講座ではそれらを扱わないことにします。
よく、この正位置・逆位置を気にしすぎて、カードが逆位置だから何か不吉なことが起るのでは……と条件反射的に、あまりにも安直な回答を出してしまう人がいます。これではせっかく78枚のカードがそれぞれ個性的な意味を持っていても、正位置・逆位置にこだわるあまりに「良い」「悪い」の二つの意味ですべて解釈されてしまうようなものです。
そのため、初心者の方ほど「正位置」「逆位置」という見方は避けたほうが良いかもしれません。
まずはタロットカード1枚1枚に込められた78のストーリーを楽しみましょう!
扱わないと言いつつも質問されることが最も多いテーマなので、その都度回答してきた結果……
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