タロット占い講座


[第11回]

ワンカードスプレッド
(One Card Spread)

展開法(スプレッド)については以前解説しましたが、みなさんはどんなものを使ってますか?いろんな方法があってどれを使えばいいのか迷ってしまうかもしれませんね。探してみると、けっこうたくさんあるんですよ。いったいどうしてこのような展開法が作られてきたのでしょう?魔術との関連なのでしょうか?

私は実占では主にケルト十字法を使っています。日常的にはワンカードスプレッド。全体的な状況を見るためにはホロスコープ法。あとは、特に決まった展開法を用いずに、その時その時の気分で自由に展開して占ったりします。あまり多くの展開法を使い分けているわけではありません。

先日ある方から展開法についてのご質問をいただいたので、私自身の勉強のためにも、個々の展開法についての解説をしてゆきたいと思います。


今回ご紹介するのはタロット占いの基本中の基本、「 ワン カード スプレッド (One Card Spread) 」です。「ワンオラクル」という呼び名もポピュラーですよね。展開法として取り上げるまでもないとは思いますが、やはり、これがなくてはタロット占いも語れないでしょう。最もシンプルであり、かつ、最も重要な展開法です。

展開法

左のカードをクリックしてみてください。78枚のカードの中からランダムに1枚が選ばれて表示されます。これが、ワンカードスプレッドです。

実際に占うときは、1組のタロットカードをよくシャッフルしてから1枚だけ抜き出します。ただそれだけです。1枚では答えが出ない場合は、2枚、3枚と、カードを継ぎ足して行くこともありますが、重要なのは最初の1枚で、継ぎ足しのカードは補助的なものとしてとらえるべきです。この継ぎ足しの手法は、複雑な展開法の場合にも応用できるので覚えておくと便利です。

1枚抜き出す時には、よくシャッフルしたカードをまとめて1番上のカードをめくる方法の他に、テーブルの上に扇状に広げて、直感的に任意のカードを抜き出したり、ダウジングを使って選んだりといった方法、シャッフルも何もせず、いきなり任意の位置からカットして、ボトム(カットした上の山の底)のカードを見る方法、シャッフル中に飛び出したカードを読んでしまう方法など、好みや気分で選べる色々な方法があります。

日常的に気軽に占う事ができるところがこの展開法のポイントです。

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占い実例

ワンカードスプレッド実例集
22枚の大アルカナ全ての実例を集めてみました。

ワンカードスプレッドで占う

アポロがお受けしているワンカードスプレッドによる占いです。

どんな内容を占うのに適しているか

限りなくシンプルなだけにどんな内容にも対応できるので便利です。おみくじ感覚でその日その時の運勢を占ってみたり、Yes/Noを占うにも使えますし、相手の気持ちや未来の予測など、はっきりした目的のためにも、自由に占うことができます。

ただ、この展開法の最も重要なポイントは、「自分自身の内面を映し出し、心の旅に出かける事ができること」だと思うのです。カードを1枚めくるごとにあなたは心の旅を経験し、魂を成長させて行く事ができるのです。

私はこの展開法を、占い用として用いる以前に、冥想用として用いていました。占い以外の活用法の一つですが、初心者の方や、新しいカードを購入した場合には、実際に占いに用いる前に、このワンカードスプレッドの冥想をすることで、カードと自分の一体化をはかることをお勧めします。


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