[ 第14回 ]
今回は「ケルト十字法」の紹介です。多くの解説書でも紹介されているスタンダードな展開法(スプレッド=占い方)だと思います。ただ、解説書によってタロットカードの並べ方や解釈の仕方に若干の違いがあり、どれが正しいのかと迷ってしまうかもしれませんが、細かいことは気にせず自分の好みに合うものを選べばいいと思います。あるいはカードの出方や質問内容に応じて臨機応変に解釈の仕方を変えてみるのもいいでしょう。1つの占い方にこだわらず自由に解釈してみてください。
カードをよくシャッフルし、場の中央に1枚目。2枚目は1枚目にクロスするように重ねて置きます。縦方向に、1枚目の上に3枚目、下に4枚目のカードを並べます。横方向に、1枚目の右に5枚目、一番左に6枚目を並べます。この十字形の右側に、縦に4枚のカードを並べますが、下から、7、8、9、10枚目という順番で並べます。一度にすべてのカードを表向きにしてもいいのですが、最後の4枚はとりあえず伏せておき、最初の6枚である程度イメージをつかんでおいてから後で残りの4枚を表向きにして読むという方法も面白いと思います。
上から順番に10枚のカードをめくるという方法の他に、7枚目ごとにタロットカードをめくる方法もあります。
ここに示した解釈のしかたはあくまで一例ですので、これにこだわる必要はありません。時にはカードがその解釈のしかたを主張する時があるので、よくカードの声に耳を傾け、柔軟な姿勢でリーディングをするようにしましょう。
また、カード1枚を眺めていても十分な答えが得られないこともあるので、そんな時は周囲のカードの出方もよく観察してみましょう。同じ数字や同じ属性のカードが何枚も出ていたり、人物カードが多く出ていたりしたら要注意。また、大アルカナが3枚以上含まれているときには質問のテーマが重要な課題を示していると考えることもできます。
ケルト十字法のスプレッドについて(タロット占いML)
5枚目(過去)と6枚目(未来)の左右の位置について解説しています。
解決したい問題がはっきりしている場合に使えます。漠然とした内容よりもできるだけ焦点をしぼったほうがより占いやすくなりますし、明確な答えが出るようになります。悩みが深刻な場合には問題解決の手がかりをつかむ事ができるでしょう。
恋愛関係などでは意中の相手との今後を占ったりするのに適しています。仕事関係では今目の前にある問題をどう解決すればいいのかといったことを占うことができます。
二者択一などにはあまり向かないので、その場合は他の展開法を用いる方がいいでしょう。
最終結果の答えだけが欲しい時でも様々な角度から状況を判断する事ができるので思いもかけない問題解決法を見つける事ができる場合もあります。
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