伊那のパパ's の「絵本ライヴ」(その2) |
●伊那のパパ's 「絵本ライヴ」(その2)2004/12/26 〜 2006/11/06 |
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「パパ's 絵本ライヴ(その7)」中川村図書館 2004/12/26
●今年の4月に、ひょんなことから「勢い」で結成されたわれわれ「伊那のパパ's 」は、今年のラスト・ライヴをクリスマスの翌日の今日、中川村図書館に於いて華々しく盛大に(^^;;) 執り行った。11月の連続3公演に続いての、今回で7回目のライヴだ。
中川村は同じ長野県上伊那郡圏内なので、十分に日帰りで行ける距離だったのだが、われわれ「パパ's 」を陰で支える妻たち&子供たちへの慰労も兼ねて、前日の土曜日の夕方、家族みんなで下伊那郡松川町入りして、泊まりで打ち合わせ&慰労会+忘年会を行った。でも、考えてみるとこの忙しい年の瀬に、土日の予定を全て潰して参加を強要したことは、パパ's のそれぞれのファミリーにとっては、はた迷惑も甚だしかったに違いない。ごめんなさいね! >関係者のみなさま。
■わが北原ファミリーは、幼稚園のクリスマス会で頑張りすぎたために土曜日の朝に 38.7℃の熱発した次男と、看病に残る妻が参加取りやめとなって、ぼくと長男の2人だけの参加。子供は何故か不思議と土曜日に熱を出すんですよね。
●日曜日の明け方には雪も積もってものすごく寒かったので、こんな年の瀬の寒くて雪も舞った日曜日に、わざわざ図書館まで出向く親子連れなんてほとんどいないんじゃないかと思ったのですが、ここ中川村図書館は違いましたよ。ぼくは自称図書館愛好家なので、判るんですね、瞬時にして「その図書館」がいい図書館かそうでないかが。で、中川村図書館は間違いなく富士見町図書館レベルの素晴らしい図書館だぞと、ピピッときたのだ。
その嗅覚に間違いはなかったな。若い親子連れがたくさん聞きにきてくれました。お父さんの姿も多かった! こういうのって、日ごろの地道な図書館活動のたまものだよな、しみじみそう思いましたよ。(詳細は次回を待て!)
「パパ's 絵本ライヴ in 中川村」(その2) 2004/12/28
●写真のアップは年明けになりますが、われわれパパ's のメンバー5人が、中川村図書館でどんな絵本を読んだかだけ記載しておきます。
1)地元の音楽クラブに所属する男の子と女の子の二人が最初に登場して、運動会のリレーに使うバトンのような、長さの違うプラスチックの筒を何本も駆使し「きよしこのよる」と「ジングルベル」の2曲を演奏してくれました。。続いて、同クラブの高学年の女の子たち3人が、ハンドベルで「アベマリア」を演奏しました。じつに素晴らしい演奏でしたよ。
神聖で敬虔な雰囲気がただよく中、われわれ「パパ's」のライヴは始まりました。
2)『はじめまして』新沢としひこ(すずき出版) → 全員で歌
3)『ゆめのゆき』エリック・カール(偕成社) → 伊東パパ
4)『バナナです』『りんごです』川端誠(文化出版局) → 北原パパ BGM:「ガラスの部屋」
5)『きつねのホイティ』 シビル・ウエッタシンハ(福音館書店) → 坂本パパ
6)『いっぽんばしにほんばし』中川ひろたか(アリス館) → 全員で「手遊び」
7)『ひとのいいねこ』作: 南部 和也、絵: 田島 征三(小学館)→ 宮脇パパ
8)『メリークリスマスおおかみさん』 宮西達也・作絵(女子パウロ会) → 倉科パパ
9)「赤鼻のトナカイ」 → 全員で歌。
うん、なかなかいい雰囲気で終えることができたんじゃないかな。中川村図書館の館長さんもほめてくれたし(^^;)
今回はみな、ライヴでは初挑戦の絵本を取り上げました。パパ同士、毎回刺激し合って、絶えずチャレンジ精神とモチベーションをお互いに高めあっているのだ(^^;;
この後、われわれパパ's の面々は、中川村にある小さな造り酒屋「米澤酒造」に出かけ、酒蔵を見学した。大きなタンクの中の「もろみ」が、ふつふつと音をたてているのをタンクの上から見ながら、杜氏さん、蔵元さんがていねいに細かく説明してくれて、スッゴく興味深い話が聞けたぞ!
パパ's 絵本ライヴ in 長谷村 PTA 親子文庫 2005/02/20
●昨日の土曜日は、明け方の雪が午後には雨に変わった。思いのほか暖かかったようだ。午後3時半からは、 長谷村公民館 で今年初の 「パパ's 絵本ライヴ」 。11月に「いなっせ」で行った 「上伊那親子文庫」 でのぼくらのライヴを見た、長谷村 PTA 親子文庫代表のおかあさんが「是非に」と呼んでくれたのだ。ありがたいこってす(^^;)
例によって 『はじめまして』 新沢としひこ(すずき出版) を全員で歌って、自己紹介。久しぶりだったので、ちょっと、とちっちゃったよ(^^;;
今回トップバッターは 坂本パパ 。夕方5時には松本に行かなきゃならないので、先頭で登場。読んだ絵本は、 『かえるをのんだととさん』 (福音館書店)。例の岩波書店から出版された、長谷川摂子さんの 「手のひら昔話絵本」シリーズ から最後に出た 『だんだんのみ』 と同じはなしだ。2月だからね、節分と鬼のはなし。この絵本は 斉藤隆夫 さんの絵がじつにいい。困り果てた「ととさん」が頼るのは、やっぱり かかさん なんだな 。でも面倒くさい「かかさん」は、「おしょうさまに訊きなされ〜」。その繰り返しがじつに心地よい(^^)
2番手で登場は、 北原パパ 。今日も子供たちの ウケを狙って BGM付き 『バナナです』 (^^;)
単なる「受け狙い」に走るのはよくないとは思いつつ、伊東パパに「ヒロシです。が受けるのも、今のうちだけですよ!」そう言われて、勇気を出してまた読むことにしました(^^;;
思いのほか、保育園児から小学校高学年の女子にまで、けっこう受けた。後ろのほうで聞いていたおかあさんがたも、暖かい視線を送ってくれていたぞ。あぁ、よかった(^^;) 会が終わってから、小学校6年生ぐらいの利発そうな女の子がぼくのところにやって来て、「あのヒロシですのCD、どこで見つけたんですか?」と訊いてきた。「それはヒミツです。」ぼくは笑って答えた。
■この日のクリンナップは、伊東パパ。読んだ絵本は、エリック・カールの『できるかな? あたまからつまさきまで』(偕成社)。
長谷村の子供たちは、ちょっとおとなしいのかな。体を動かし出すまで、ちょっと時間がかかったぞ。「できたよ できたよ!」でも、伊東パパの動じぬ演出力によって、いつもと変わらぬ盛り上がりを見せてくれましたよ。
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つぎは、『いっぽんばしにほんばし』中川ひろたか ・作、相野谷由起・絵(アリス館)です。小学校の高学年ともなると、手遊びなんて恥ずかしくてできないのだけれど、長谷村の小学生はみなつき合ってくれましたよ! うれしかったな(^^)
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■続いて宮脇パパが登場。この日読んだ絵本は、『うんこ日記』村中李絵・作、川端誠・絵(BL出版) これはスゴイ絵本だねぇ。だって、うんこの絵日記なんだもの。そのリアルさに大人は引いてしまうのだけれど、こどもはうんこが大好きなのさ。ウンコが積み重なるごとに、子供たちの歓声が上がる(^^)
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トリは倉科パパ。読んだのは、十八番の『じごくのそうべえ』。「糞尿地獄」が登場して、またまたウンコだったが、やっぱり倉科パパの「そうべえ」は何度聞いてもいいねぇ(^^)
おしまいに『世界じゅうのこどもたちが』をみんなで歌って、無事終了。長谷村の子供たちは、みんな純朴で素直で、いい子ばかりだったな。よかったよかった(^^)
●次のライヴは、3月12日(土)午後3時半〜 「天使幼稚園」にて。
「伊那のパパ's 絵本ライヴ in 天使幼稚園(伊那市)」 2005/03/12
●小雪混じりの土曜日の午後3時半、伊那市御園の天使幼稚園には、身内の「さくら」を含めて(^^;; 50人近くの親子連れが集まってくれましたよ(^^) どうもありがとうございました。
■例によって、最初の歌は『はじめまして』新沢としひこ(すずき出版)。前回の長谷村から、倉科パパは自己紹介の時に、突如ギターを「ウクレレ」に持ち替えて弾き始めましたよ。みんな、あっ!とビックリ(^^)
■さて、今回のトップバッターは「倉科パパ」。読んだ絵本は、『あれこれたまご』とりやまみゆき・文、中の滋・絵(福音館書店)。今回は、坂本パパが欠席だったので、4人のパパで2冊づつ絵本を読むことになったのだ。ネイティブの京都弁が今日も冴えわたる!
■2番手は「伊東パパ」。『コッケ、モーモー!』(徳間書店)を読んでくれました。伊東パパの大熱演もあって、これは受けましたねぇ、悔しいけど、この日一番の大受けでした(^^)
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■3番手は「宮脇パパ」の登場だ。やおらギターを手にすると、なんと!「すっぽんぽん、すっぽんぽん、すっぽんぽんのすけ〜」と歌いながらの登場だぁ。これまたたまげましたよ(^^) 普段は「和気あいあい」とした我々「伊那のパパ's」の面々だが、勝負の時は負けると悔しいライバルなのであった(^^;) こどもらに受けるためなら人知れず努力を惜しまず、他のパパたちよりも少しでも目立とうと頑張るパパたちなのだ。
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宮脇パパが読んだのは、もちろん「すっぽんぽんのすけの歌」が載っている『すっぽんぽんのすけ せんとうへいく のまき』 もとしたいづみ 作/荒井良二・絵(すずき出版)
■中入りの歌は、久々の『おーいかばくん』(中川いつこ・作詞、中川ひろたか・作曲)。宮脇パパのギターが1本増えたので、倉科パパはウクレレに持ち替えての合奏だ。楽器が増えたので、アンサンブルとか音楽的にもう少しレベルアップする必要があるかな。
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■4番手に登場は北原パパ。満を持しての登場であったが、『へんしんトイレ』あきやまただし・作絵(金の星社)は、いまひとつ受けなかったなぁ(^^;; 続けて2冊目は、当初『ちへいせんのみえるところ』長新太・作絵(ビリケン出版)を予定していたのだが、なんだか急に自信がなくなってしまって、急きょ安全パイの『ふしぎなナイフ』に変更。ところが、この日のこどもたちはみな、この絵本のことをよーく知っていて、ぼくが「ふしぎなナイフが〜」と言うなり、「ちぎれる!」「ちらばる!」と正解を連発するのだった。これにはまいったな。だから当然、ラストもご承知で、ぼくが最後のページをめくる前に「ぱーん!」と言われてしまった。いやはや(^^;;
2巡目になって、宮脇パパが読んだのは、例の『うんこ日記』。やっぱり、こどもらはウンコが好き!なんだね。続いて、伊東パパが再び登場し『やさいのおなか』を読み始めた頃には、そろそろ場内の雰囲気もちょっとダレてきてしまい、こどもらは集中力が切れてくるし、ごく一部のおかあさんは後ろの方で井戸端会議に夢中だしで、ちょっと困った状況になってしまった。
●その時、突如!ステージ後方から登場したのが、ギター「絵本」侍だ! ジャジャ〜ン(^^)
これには、一同ビックリ仰天! さっきまで、私語に夢中だった、あのおかあさんも、目が点でしたよ、アハハ(^^)
■倉科パパは、この格好のまま『ねぎぼうずのあさたろう』を読み始めた。いやぁ、かっこよかったなあ(^^)
という訳で、今回も無事「絵本ライヴ」を終えることができたのでした。みなさま、お疲れさまでした。打ち上げ会場のもんじゃ焼き「佐榮」の「お好み焼き」美味しかったね(^^)
★次回、4月は、4月10日、午前10時より、駒ヶ根駅前・子育て支援センターにて。駒ヶ根市でがんばるパパたちとの、ジョイント・ライヴだ! 乞う、ご期待!
パパ's 絵本ライヴ in 駒ヶ根市 2005/04/10
●今日、日曜日の午前10時半から、駒ヶ根駅前のビル「アルパ」3Fにある「アルパ子育て交流支援室」で、伊那のパパ's「10回目の絵本ライヴ」をやってきた。3月〜4月は、われわれパパたちは皆それぞれにものすごく忙しいので、今回は打ち合わせをする時間が取れず、当日の10時に会場に集まってから段取りを決定した。段取りと言っても、ただジャンケンをして「絵本」を読む順番を決めただけだが(^^;;
ところで、そのジャンケンを提案したのはこの僕なのだが、言ってから自分がめちゃくちゃジャンゲンに弱いことを思い出したのだ。案の定、僕が一番負けて、トップバッターに決まった(^^;) 本日の順番は、「歌1」→「北原パパ」→「宮脇パパ」→「坂本パパ」→「歌2(手遊び)」→「倉科パパ」→「伊東パパ」→「歌3」 ということで決定。
今日の会は「駒ヶ根の若いパパたち」の企画と聞いていたのだが、どうもそうではなくて「アルパ子育て交流支援室」の主催のようだ。せっかく父親同士で共闘して盛り上がろうと思っていたのに、ちょっと残念。でも、ぼくらのライヴにはめずらしく、5人ものお父さんが聞きに来てくれましたよ。うれしかったな。10組くらいの親子+いつもの身内のサクラという感じで、今回は0〜2歳児の、まだ保育園に通っていない小さい子供がほとんどだったのが特徴。人数が多すぎて収拾がつかなくなるより、これくらいの参加メンバーだとアットホームな雰囲気が出来上がって、かえってよかったのかもしれないね。
子供たちが小さいので、メンバーはみな絵本の選択に苦労したみたい。われわれの「パパ's」の一番いいところは、誰がどの絵本を読むかは、読む本人の自主性に全て任されていることだ。だからみな、その直前まで「なにを読もうか」ものすごく悩む。悩み抜いて選んだ絵本が、子供たちに受けるとは限らない。そのライヴ感がまた、たまらないんだな(^^)
さて、<本日のメニュー>
1)『はじめまして』新沢としひこ・文、大和田美鈴・絵(すずき出版)の歌にのって、メンバー5人が自己紹介。
2)『バルンくん』こもりまこと・作(福音館)→「北原パパ」
3)『かいぶつかいぶつ』メラニー・ウォルシュ作、いとうひろし訳(徳間書店)→「宮脇パパ」
4)『ぐやん よやん』長谷川 摂子・文、ながさわ まさこ・絵(こどものとも年少版 267/1999/6月号・福音館)→「坂本パパ」
5)『いっぽんばしにほんばし』中川ひろたか・文、相野谷由起・絵(アリス館)→「パパたち全員」で手遊び歌
6)『あそぼうよ』五味太郎・作(偕成社)→「倉科パパ」
7)『かあちゃんのせんたくキック』 平田 昌広・作、 井上 洋介・絵(文化出版局)→「伊東パパ」
8)『世界じゅうのこどもたちが』新沢としひこ・詞、中川ひろたか・曲(講談社)→「全員で歌」
◆ということで、今日も無事終了いたしました。さて来週は、春日公園でパパ's の「お花見」だぁ!
パパ's 絵本ライヴ(その11)辰野西小学校親子文庫 2005/05/14
●今日は、辰野西小学校の「親子文庫」に呼ばれて、われわれ伊那のパパ's 4人で(坂本パパはおやすみ)辰野町で絵本を読んできた。今回が 11回目のライヴだ。辰野町は、昨年7月の「新町保育園・父親参観」、11月の辰野図書館に続いて、今回で3度目。こんなに何度も呼んでもらえて、まったく有り難いこってす(^^;) 同じネタが重ならないように、新曲も用意した。前日の金曜日の夜に集まって、15分だけ練習した歌、『かごからとびだした』だ。振り付けもある。うまくいくか心配。
■辰野西小学校の「親子文庫」は、今年から「月丘の森文庫」という宝塚歌劇団のような素敵な名称になって、今までの「母親文庫」のお堅い真面目なイメージを払拭すべく、その初のイベントとして「われわれパパ's」の絵本ライヴを企画してくれたのだった。会場には親子あわせて40人くらいが集まってくれて、若いお父さんが2人に、辰野西小の校長先生も見に来てくれたよ。うれしいねぇ。
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いつものように『はじめまして』でごあいさつ。この日のトップ・バッターは伊東パパ。五味太郎さんのむかしの絵本『くじらだ!』を「ビッグ・えほん」で読んだ。ラストのどんでん返しが、ビッグサイズで迫力がでて、「わぁ〜っ!!」と子供たちは大きな歓声をあげたよ。
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続いて、お笑い担当のぼくの出番。ラジカセ持って子供たちの前へ。今日も「ヒロシです」ならぬ『バナナです』だ。BGMの「ガラスの部屋」がラジカセから流れ出しただけで、子供たちは笑い出した。やった(^^) 読み終わってすかさず次の『いちこです』を手に取り読み始める。今日はタイミングがバッチリだったぞ。よぉし、ヒロシ人気はまだ続きそうだし、このネタ、あと半年は使えそうだな(^^;;
●次はいよいよ新曲披露だ。『かごからとびだした』緊張するね。絵本を見せながら6番まで通して歌って見せたあと、今度は聴衆のみんなに二人一組になってもらって、手遊びでいっしょに歌に参加してもらった。ふつう小学生ぐらいになると、手遊びなんてふてくされて参加してくれないものだが、辰野の子供はとにかく反応がよくて、大きな子もみんな嫌がらずに手遊びをしてくれた。おかあさんはもちろん、おとうさんも校長先生もね。うれしかったな(^^)
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宮脇パパは、一年ぶりの『ハのハの小天狗』飯野和好(ほるぷ出版)だ。敵の大将が「ムッ! 手り剣がなくなった」という場面で、宮脇パパはおもむろにズボンのポケットに手を突っ込み「いや、まだあったぞ!」と、折り紙の手裏剣を次々に取り出して、子供たちに向けて「シュシュッ!」と投げたのだった。これには子供たちもビックリ(^^)
主任(トリ)の倉科パパが読んだ絵本は、今年の1月に出たばかりの『アリのさんぽ』こしだミカ・作(架空社)。散歩しながらふと「このみち いったい どこまで つづいてるんやろ」と疑問に思ったアリは、いろんな動物に訊いて回ります。大胆な色使いとデフォルメされた迫力の絵柄に、軽妙な大阪弁のセリフが妙にマッチする、哲学的で不思議な絵本。これ面白いなあ。
おしまいに、いつもの『世界中のこどもたちが 103』を歌い終えると、この日は坂本パパがいなかった分、ずいぶんと予定よりも早く終了してしまった。すると、客席のおかあさん方からアンコールの手拍子が! うぅっ、アンコールなんて、はじめてだぜ。うれしいねぇ。あわてて、控え室まで『いっぽんばしにほんばし』中川ひろたか(アリス館)を取りに行き、最後にみんなでこの手遊び歌を歌ったのだった。
それにしても、辰野の子供はみな絵本の楽しみ方をよく心得ていて、乗りがいいから、絵本を読むほうもすごくやりやすいし、充実感も大きいんだね。辰野西小学校「月丘の森文庫」のみなさま、ほんとうにどうもありがとうございました。(2005/05/17 追記)
パパ's 絵本ライヴ(その12) 伊那市東春近小学校・親子文庫 2005/07/10
●昨日の9日(土)午後3時から、われわれ伊那のパパ's 「絵本ライヴ」(その第12回)が行われた。場所は伊那市・東春近小学校、音楽室。主催は同校の「親子文庫」です。会場の音楽室には、親子合わせて50人強の人たちが集まってくれたよ。おとうさんも2人いるぞ! このところパパたちはみな忙しくて打ち合わせの時間も取れず、今回も直前に簡単な段取りの取り決めと歌の練習をちょこっとしただけだったが、そのまま勢いで本番に突入だ。
1)『はじめまして』新沢としひこ(すずき出版) → 全員で歌 & 自己紹介前回の辰野西小学校からほほ2ヵ月。なんかずいぶんと久しぶりな感じだ。倉科パパは、アロハシャツにウクレレ持って、ジェイク島袋のような出で立ちでキメてきたぞ。ウクレレの伴奏で歌うと、ハワイアンぽく夏向きでいいねぇ(^^)2)『きょうはなんてうんがいいんだろう』宮西達也(すずき出版) → 伊東パパ
3)『バナナです』『りんごです』『いちごです』川端誠(文化出版局) → 北原パパ
4)『かごからとびだした』いぬかいせいじ・藤本ともひこ(アリス館)→ 全員で歌・手あそび
5)『うんちっち』ステファニー・ブレイク(PHP研究所) → 宮脇パパ
6)『めっきらもっきらどおんどん』長谷川摂子・文、降矢なな・絵(福音館書店) → 倉科パパ
7)『いっぽんばしにほんばし』中川ひろたか・文、曲、相野谷由起・絵(アリス館) → 全員で歌・手遊び
8)『世界中のこどもたちが 103』新沢としひこ、中川ひろたか → 全員で歌
9)『ぶうたんとかがみのぶうたん』あきやまただし(PHP研究所) → 倉科パパ(アンコール)
●「絵本ライヴ」終了後、なんとパパたちそれぞれに子供たちから花束贈呈があった。花束をもらうなんて初めてだったので、パパたちはみな大感激だったよ。
パパ's 絵本ライヴ(つづき) 2005/07/12
●今回の絵本ライヴは、ウクレレが醸し出すホンワカとしたじつにいい雰囲気に包まれて、子供たちの反応もよく楽しかったな。小学校の親子文庫だが、兄弟関係で保育園児もけっこう来ていた。前から2列目のまん中に座っていた年長さんくらいの女の子は、ちょっとクールでおませな感じ。ぼくが『バナナです』を読み終わって拍手も鳴り止み、みんなで次の歌の準備にかかったその時、静かになった会場にその女の子の大きな声が響き渡った。
「ばっかじゃないのぉ〜 『バナナです』ってぇ」
年格好に不釣り合いな、その醒めた大人をバカにしきった口調が可笑しくて、会場は大爆笑。ぼくも苦笑しながら「いや、それをいっちゃぁ おしまいよ」と小声で呟いたのだった(^^;;
当日は、読売新聞本社の記者さんが取材で僕らに同行した。わざわざ東京から電車を乗り継いで、4時間かけて伊那までやって来てくれたのだ。読売新聞の全国版で現在連載中の「教育ルネサンス」で、この8月に「親の教育力」という特集を組み、各地でいろんな活動をしている「親たち」を取り上げるのだそうだ。
でも、「バナナです」とか「うんちっち!」とか言っているお父さんたちが、はたして「親の教育力」のお手本になるのかどうか、ぼくにはまったく自信がないのであった(^^;)
●次回「伊那のパパ's 絵本ライヴ」は、8月27日(土)午後1時半〜3時 まほら伊那「地球元気村」伊那市・鳩吹公園の野外会場にて
初めての野外ライヴだよ。 飛び入りパパさんも大歓迎! いろいろと新趣向を検討中!
お天気になればいいな。
伊那のパパ's 絵本ライヴ at 「まほら伊那地球元気村」 2005/08/30
●8月27日(土)の午後、伊那市鳩吹公園で開かれた第8回「まほら伊那地球元気村」に、われわれ伊那のパパ's の面々は初めて参加したのだった。今回は初の野外ライヴで、しかも、初の1部・2部構成、トータル90分間の長時間。今回のために用意した出し物も2つある。見に来てくれたお父さんの「飛び入りコーナー」も作った。
それにしても、野外の開放感は何とも言えず心地よかったなあ。突然の要請に応えてくれた、飛び入りお父さん、部田(とりた)パパと恒川パパ。ほんとうにどうもありがとうございました。詳細はまた次回。
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鳩吹公園奥の遊具広場が会場だ トップバッターの伊東パパは、新作『やさいのせなか』(福音館書店)
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部田(とりた)パパは『やまださんちのてんきようほう』長谷川義史(絵本館)
恒川パパは『へんしんトンネル』あきやまただし(金の星社)を読んでくれたよ。
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今回の新作『ぶうたんのタオルでへんし〜ん』あきやまただし(PHP研究所)と『ふうせん』湯浅とんぼ・中川ひろたか(アリス館)
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野球グラウンドは即席のオートキャンプ場だ。我が家の「小川のテント」も今回は上手に張れたよ。
宮脇パパは絵本ライヴ終了後、すぐ近くの「山荘ミルク」で午後4時から始まる同僚の結婚式披露宴に、車中で着替えてから出向いたのだった。
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右から、風間深志、根津甚八、白井礼、松田幸一(敬称略) 松田さんのブルースハープは心に沁みたな。
伊那のパパ's 絵本ライヴ 「まほら伊那地球元気村」(その2)2005/09/01
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北原パパは『ひたひたどんどん』内田麟太郎・伊藤秀男。 ◆ひさびさの『おーいかばくん』。
宮脇パパは『むしゃむしゃ武者』藤川智子(講談社)を読んだよ。
倉科パパは『おー、うんこ』松下美砂子(架空社)だ。あははっ!
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『かごからとびだした』(アリス館)みんなで手遊び。
■我が家のツーバーナー。たこ焼きに、おでん。ダッチオーブンではジャンバラヤ(カーペンターズの歌にあるね(^^;)を作ったよ。
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■キャンプはやっぱり、数ファミリー集まってにぎやかなのが楽しいね。
来年も、ぜひ参加しよう!
「伊那のパパ's 絵本ライヴ」報告 at The 伊那北小学校「ゆりの木文庫」2005/10/23
●10月22日の午後3時から伊那北小学校「ゆりの木文庫」で催された、われわれ「パパ's」の絵本ライヴも、数えてとうとう15回目となった。活動を始めて1年半、月1回はライヴを続けようと心がけてきたが、15回目のライヴということは、ほぼ目標を達成したことになるよな。よし!(^^)
●小学校の「母親文庫」に会費を納めてまで活動を続けるおかあさま方は、ほんとうに真面目で一生懸命な方ばかりだ。ぼくらは何度も「親子文庫」の活動に呼ばれているから特にそう感じてしまうのかもしれないが、みなんさんスクエアーなのね。もっと肩の力を抜いて、いい加減に、ちゃらんぽらんにやってもいいじゃん、僕なんかはそう思ってしまうのだが……
そういった訳でもないが、この日の「われわれの出し物」は珍しく上品でしたね。下ネタがまったくなかった。おならもウンコも登場しなかったのだ。誰が言うとではなくね。こういうのは不思議だな。知らず知らずに主催者の人格に合わせてしまうんだな、きっと(^^;)
■この日の出し物■
1)『やさいのせなか』(福音館書店) 伊東パパ
2)『なにをたべたかわかる?』長新太(絵本館) 北原パパ
3)『ひゃくにんのおとうさん』(福音館書店)坂本パパ
4)『かごからとびだした』いつもの手遊び
5)『くまくん』二宮由紀子/あべ弘士(ひかりのくに) 宮脇パパ
6)『とんぼとりの日々』長谷川集平(ブッキング)倉科パパ
7)『ふうせん』湯浅とんぼ(アリス館) 実際にパパたちが風船をふくらませて、飛ばしたよ!
8)『世界じゅうのこどもたちが』(講談社)
■すみません、写真は先週(10月18日)日曜日の長野県看護大学でのライヴのもようです。
「♪ はーじめましての ごあいさつ〜」 TBSラジオで取材に来たよ!
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宮脇パパ「かっこわるいよ! だいふくくん」坂本パパ「へんしんマラソン」
伊東パパ「うみのカラオケ」倉科パパ「山んばあさんとむじな」
ぼくは、「だじゃれ植物園」中川ひろたか・高畠純(絵本館)
「世界中のこどもたちが」新沢としひこ・中川ひろたか
伊那のパパ's 絵本ライヴ in 南箕輪 2005/12/19
●雪が心配された日曜日だったが、青空も広がり、会場となった「南箕輪村村民センター2F」には予想を上回るたくさんの親子連れがつめかけてくれた。子供+大人で100人以上にもなっただろうか。特記すべきは、10数名の父親の参加があったことだ。これは今までの最高記録ではないかな。本当にありがとうございました。
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倉科パパが、廉価なサンタの衣装を見つけてきてくれたよ。倉科パパは「赤鼻のトナカイ」の衣装。ちゃんと鼻が赤く点滅するのだ(^^;)
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宮脇パパは『ねえねえ』内田麟太郎・長谷川義史(すずき出版)、坂本パパは『ちいさな ろば』
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倉科パパが『まめうし あいうえお』あきやまただし(PHP)を読んで、会場の子供たちは一気にヒートアップ!
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『かごからとびだした』の手遊び 伊東パパは『とのさまサンタ』 北原パパは『もけらもけら』
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『クリスマスの12にち』(福音館)と、『ふうせん』(アリス館)を歌ったよ。
最後はみんなで「赤鼻のトナカイ」を鈴やカスタネットを鳴らしながらいっしょに歌いました。楽しかったね。
伊那のパパ's 絵本ライヴ (vol.17) イン 阿智村 2006/01/28
●28日(土)午後4時、下伊那郡阿智村(飯田市に南接し、昼神温泉を擁する村です)図書館から呼ばれて、われわれ伊那のパパ's 絵本ライヴ (vol.17)は始まった。上伊那郡中川村より南の、下伊那郡下での「絵本ライヴ」は今回が初めてだ。今日は、伊東パパが出られないため、残りのメンバー4人での出演となった。『はじめまして』新沢としひこ(すずき出版)で自己紹介。
高校時代に合唱部だった「伊東パパ」がいないと、歌はちょっと淋しいなぁ(^^;;
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一番手の僕「北原パパ」が、例によって『バナナです』を読み終わり引っ込むと、二番手の「宮脇パパ」が登場だ。絵本を読むまでの「前振り」に、いつになく力が入っていたぞ。「熱ち、あっち、阿智村〜」「まいあひ〜、なみあい〜」「なみアィ〜ン」とか。それに「ねばねば、ねばねば、根羽村〜」あはっ(^^;)。絵本との関連がよくわからんかったけど、大胆なポーズと地元ネタの「おやじギャグ」で大いに受けた。いったい何時考えたのだろう? 凄いな宮脇パパは(^^) 読んだ絵本は、『ラーメンのかわ』赤川明(講談社)。でっかいなるとが登場すると、子供たちから歓声が上がったよ。
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倉科パパは、『まめうし あいうえお』あきやまただし(PHP)を、紙芝居に仕立てて読んでくれたよ。大熱演だったね(^^) 会場の子供たちと見事に一体化してたな。
●坂本パパは、『かえるをのんだととさん』を読んだ。2月になるからね、節分と鬼の絵本。今日は、保育園入園前の小さな子供が多かったのに、みんな坂本パパの話に集中して、静かに聴き入っていた。これにはビックリ! きっと、普段からいっぱい読み聞かせをしてもらってるんだな。下地はできているんだ、阿智村は(^^)
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●『ふうせん』中川ひろたか・湯浅とんぼ(アリス館)を歌いながら、北原こどもクリニックから持ってきた「ビオフェルミンの風船」を順番に膨らませます。子供たちは、我慢できずに立ち上がって風船をキャッチしようと待ちかまえている。でも、ここで驚いたのは、他の会場だと子供たちは風船の取り合いになるのに、阿智村の子供たちは、風船を手にしても自分のものとせずに、また「ぽ〜ん」と打ち返して来たのだ。まるでバレーボールをやってるみたいに子供たちの間で風船の連打は続く。絶対に自分のものとしようとしないのだ。なんて、いい子たちなんだろう(^^)
■50分ほどで、今日も無事ライヴは終了した。お疲れさまでした。阿智村図書館から「湯ったりーな昼神」の入浴券を人数分頂戴したので、それぞれ同伴した妻子と共に、一路「昼神温泉」へ。子供らと温水プールでひと泳ぎした後、露天風呂でくつろいで、風呂から上がって休憩所でゆっくり夕飯。夜8時すぎ、現地解散してそれぞれ帰途についた。それにしても、気持ちのいい温泉だったね。
「伊那のパパ's 絵本ライヴ」vol.18 辰野町図書館 2006/03/08
●先週の土曜日3月4日の午後は、辰野町図書館でわれわれの 「絵本ライヴ」 。辰野西小学校の親子文庫のみなさんが、再び呼んでくださったのだ。ありがたいことです。でも、辰野は「4回目」だ。マンネリにならないかが心配なところ。今回はメンバー5人全員が集合した。最初のごあいさつの歌 『はじめまして』 も、「お久しぶ〜りの、ごあいさつ」に変更しての自己紹介。ぼくはトチって「はじめまして」と歌い出してしまい、やり直し(^^;;;
今回のトップバッターはこの僕だ。 『マジック絵本』 佐藤まもる(岩崎書店)と、 『これ なーんだ?』 のむらさやか・文、ムラタ有子・絵(こどものとも 012 /2006/1月号)福音館書店 を読んだ。保育園の年少さんには受ける本なのだが、小学生にはちょっとなぁ、ダメだったなあ(^^;;
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伊東パパが読んだのは、 『ぼくのかわいくないいもうと』 浜田桂子(ポプラ社)。これは面白かったねえ。子供たちの反応もすっごくよかった。続いて歌を2曲。「かいじゅうのこんだて」と「お〜いかばくん」。
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宮脇パパは、 『ラーメンのかわ』 赤川明(講談社)。坂本パパは、 『わらのうし』 内田莉莎子(福音館書店)を読んだよ。
倉科パパは、久々の 『三びきのやぎのがらがらどん』 (なにわバージョン!) これは大受けだったね(^^)
おしまいに、 『ふうせん』 湯浅とんぼ・作、森川百合香・絵、中川ひろたか・曲(アリス館)、 『世界中のこどもたちが』 新沢としひこ・詞、中川ひろたか・曲 を歌って、今回も無事終了した。
伊那のパパ's 絵本ライヴ vol.19 in 北杜市(山梨県) 2006/03/26
●今回は、われわれ初の県外進出。ふだん伊那谷の東側に仰ぎ見る南アルプス甲斐駒ヶ岳の「山の向こう側」に位置する、山梨県北杜市長坂町の「ながさか図書館」からお呼びがかかったのだ。ありがたいことです。
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■結婚式に出席の伊東パパをのぞく4人は、午前10時にJR長坂駅前の「長坂地区公民館」に現地集合した。伊那インターからは中央道で1時間と少しで到着だ。『はじめまして』で自己紹介のあと、今日の1番手はこのぼく。『マジック絵本』佐藤まもる(岩崎書店)に再挑戦。今回はラジカセを持っていって、ポールモーリアの「オリーブの首飾り」をBGMで流した(前回の辰野図書館では、チャ、ラッチャチャチャ、チャ〜ン と自分で歌いながらやったのだ) でも、これだと単なる手品だなぁ。で、もう1冊『もけらもけら』山下洋輔・ぶん、元永定正・え(福音館書店)を続けて読ませてもらった。読む前に、ラジカセで「山下洋輔トリオ/コンサート・ニュージャズ」のCDから「ぐがん」という曲を紹介したのだが、これは必要なかったな。すみません。
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■坂本パパは『ねぎぼうずのあさたろう』飯野和好(福音館書店)。「はるぅ〜がすみぃ〜ぃィっ」と、浪曲を唸っての読み語りに、向かって会場右側に陣取った年輩の聴衆の皆さんからの大きな笑い声が目立った。おとなの人が絵本を心から楽しそうに聴いている姿を目にするのはじつにいいもんだ。 つづいて、久々に『いっぽんばしにほんばし』中川ひろたか・作、相野谷由起・絵(アリス館)。
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■宮脇パパは『うんちっち』ステファニー・ブレイク作・絵(PHP)。左手前列に座っていた男の子の反応がよくって、ひとりでケタケタ笑ってくれるので、その笑い声に会場のみんながまた大笑い。じつにいい雰囲気でした。
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■倉科パパは『くものすおやぶんとりものちょう』秋山あゆ子(こどものとも・福音館)。春にぴったしの時代劇絵本だ。これは面白いねぇ。ハードカーバーになったので、ぼくも買おう。つづいて、『ふうせん』湯浅とんぼ・作、森川百合香・絵(アリス館)、『世界中のこどもたちが』を歌って終了した。
●なんと、アンコールがかかったので、倉科パパが『まめうし あいうえお』あきやまただし(PHP)を読んだ。そうさ、ぼくもこれをもう一度見たかったんだ(^^)
伊那のパパ's 絵本ライヴ vol.19 in 北杜市(パート2) 2006/03/28
●今日も日曜日の続きのはなし。
「ながさか図書館」の輿水さんには、ほんとうにお世話になりました。お土産まで頂いちゃって申し訳ありませんでした。ありがとうございました。
今回は、飯山市立図書館以来の遠征だったので、坂本さん以外はみな家族同伴で山梨県までやって来た。子供らは春休み中で、ヒマを持てあましていたから、家族サービスができて父親としては大いに助かったのだが、家族同伴だと一つ辛いことがある。絵本ライヴの終了後、お父さんのライヴでの立ち振る舞いに関して、妻子から細かいチェックが入るのだ。やれ、絵本の持ち方が悪いだの、姿勢が悪いだの、声が通らないだの、流れが途切れただの。わが家の評論家連は歯に衣を着せない厳しさで父親を責め立てるのだ。
今回の場合のチェックポイントは、ぼくの「よいしょっと」という意味のない掛け声だった。自分ではぜんぜん意識していないのだが、講演会でもぼくはやたらと不必要な場面で「よいしょっと」と言うんだそうで、それがものすごく気になるのだそうだ。そのことを、今回も妻子ともども開口一番、声をそろえて「よいしょ はダメ!」そう言った。そうかぁ? そんなに気になるかなぁ(^^;;;
でも、心優しいわが家の次男は、ちょっと言い過ぎたかなぁとでも思ったのか「おとうさん、『もけらもけら』よかったよ! ぐがんぐがん だぱたとん ぐがんだぱたとん!」そう言ってくれた。息子よ! そんなに気を使わなくてもいいんだよ(^^;; それに、ふだんお父さん同士だと遠慮して、お互いに批評し合うことはないから、家族に客観的で貴重な意見を言ってもらうことは、ぼく自身のスキルアップのために大変ありがたいことなのだ。
■さて、お昼過ぎの長坂公民館を後に、大泉の「中村農場直売所」へと向かう。知らないうちに食堂が増築されていて、待つことなく皆席につけた。ホンモノの親子丼と、ホンモノの焼き鳥を味わってもらえてよかったな。おなかも一杯になって、すぐ近くの「絵本の樹美術館」に寄る。ここでは「長新太原画展」を開催中。やはり原画は素晴らしい! 色が違うのだ。
大泉から再び長坂日野春まで戻って「ながさか オオムラサキ・センター」へ。ツリーハウスにも登りました。疲れたけれど、じつに充実した1日だったね。
伊那のパパ's 絵本ライヴ vol.19 in 北杜市(パート3) 2006/03/30
●「ながさか図書館」の輿水さんが、当日の絵本ライヴに参加してくださった方々の感想をまとめて送ってくれた。こういう「生の声」はなかなか聞けないから、ありがたいねぇ。全部ご紹介しましょう!
【 こどもたちからの感想】
@おとうさんが本を読むのをはじめて見ました。楽しかったです。
A楽しいことを、いろいろしてくれてたのしかったです。
Bとてもたのしかった。
C大きな声で読んでくれてすごく楽しかった。いつも女の人に読んでもらってたので、男の人だと盛り上がる。
Dふうせんのおはなしがたのしかったです。またいろいろなものおしえてね。
【大人の方達からの感想】
@ 男の人の読み聞かせは初めてだったので、新鮮でした。ギターも弾いてくれたりととっても楽しかったです。また、機会があれば来て頂きたいです。
A 男性ならではの選本
男性ならではのしっかりした本の持ち方
男性ならではのゆったりした包容力
に感じ入り、楽しめました。プログラムの組み方も大変面白く良い一時でした。今後の益々のつみ重ねをお祈りいたします。企画・実行ごくろうさまでした。
B 音楽が一緒だと、ぐんと世界が広がって、楽しかったです。お父さんが読んでくれる、その事だけで何か心がホッとします。私も毎日絵本を読んでいますが、お父さんにもぜひ週1回でも読んで欲しいと思います。たまに水を向けるのですが、読むの苦手〜と言われ、ちょっと悩んでいます、何かいい方法ないかなー。
C 親として、今日のようなパフォーマンスは出来ないけど、ゲームやおもちゃのかわりに、親子のコミュニケーションの道具として楽しいですね。最近は大人にもいい絵本もたくさんあるし。
D 音楽にのって歌を読んでくれたことで知っていた本も別の言葉に聞こえました。「あいうえお」は勉強になりました。大人もたいせつですね。ふうせんのやりとりであきていた子どももまた引きつけられていました。またいらしてください。
E 子ども二人で来ました。夜寝る前などよく読み聞かせはするのですが、いつもとちがった感じの本を紹介されていて、参考になりました。歌有り手遊びありで、子どもと一緒に楽しめました。ありがとうございました。
F 楽しかったです。自由に読めばいいのだなということが解りました。
G 小学校の図書館ボランティアを昨年から始めました。小さい頃に私自身は読んでもらって育ったわけではなかったので、今は子どもたちに読んであげたい本を探している所です。今日のお話しは楽しくて、歌は知っていても絵本を見たのははじめてでした。また、パパたちに読んでもっらって、ピッタリというお話しで、お母さんから聞く良さ、お父さんから聞く良さ、いっぱいあると思いました。
H お父さんが絵本を読むと迫力があって、楽しいなーと思います。笑いあり歌ありとても楽しかったです。
I 子どもがとても喜んでみさせていただきました。また、次回も!!と思います。ありがとうございまいした。
J 大きな声を久しぶりに出して楽しかった。
K 初めて、父親参加の本企画を知りました。とても楽しかったです。積極的に読み聞かせをしたいと思いました。次回企画も楽しみにしています。
L 手遊びもギターを使ってくれたり、風船も本当にふくらませてくれたり、子供も飽きずに楽しんでいました。今まで女性(特に母親が)読んであげるのが多かったのですが、こうして男性のパパが読んであげるのは楽しく感じます。子供達はパパも絵本も大好きになると思います。
M お父さんの選ぶ絵本はどんなものか興味がありました。やっぱりおもしろいものが多いですね。子供と似ています。「くものすおやぶんとりものちょう」は毎晩のように子供に頼まれて読みましたし、「まめうしくん」シリーズは、真ん中の子が大好きです。うんち・おしっこ・おならは大好き。あと、絵本に音楽がつくのが良いですね。時々、絵本の中に、歌のように読むところがあったときは、どう歌おうかいつも困ります。音楽も楽しめる人が読むのはいいですね。次に、今日読んでもらった本をまた図書館で借りたいと思います。最後にお父さんの話を聞いて、私も子供の読み聞かせから絵本を好きになりパパの絵本よみも大切だなということをうなずきながら聞きました。山梨でもパパ's絵本プロジェクトが出来たらいいなと思います。ありがとうございました。平日でもOKなら幼稚園にも来て欲しいです。
N 音入りの読み聞かせは、子供達をひきつけてとてもよかった。絵本の選び方も様々で、物によっては恐ろしがったり、ぐ〜っと吸い寄せられたり、子供の表情・反応がおもしろかった。
O お父さんならではの読み聞かせで、楽しませて頂きました。本の選び方がとてもよかったです。ありがとうございました。(4名)
P 我が家のパパにも是非、絵本を読んでもらいたいと思います。
【アンケート集計】
子供 5枚
@ せいべつ おとこ おんな4名 無記入1名
A ねんれい 6歳3名 8歳3名
B じゅうしょ ながさか1名 おおいずみ1名
こぶちさわ2名 あけの1名
C どこで、このよみきかせライブをしりましたか?
図書館2名 学校1名 保育所1名 おうちの人1名
一般 22枚 @ 性別 男性4名 女性18名
A 年齢 20代1名 30代13名 40代4名
50代2名 60代2名
B 住所 長坂6名 明野1名 須玉1名
高根3名 大泉4名 小淵沢6名
C どこで、この読み聞かせライブを知りましたか?
チラシ8名 広報2名 図書館9名 学校2名
保育所2名 新聞1名 知人1名 友人1名
春日公園で、パパ's お花見 2006/04/17
●先週の土曜日の午後は、伊那の春日公園で パパ's ファミリー恒例のお花見。風の冷たい肌寒い午後だったが、パパたちは同公園内で開催された地元造り酒屋7軒が集まる「新酒まつり」で日本酒を次々と飲み比べして、まだ明るいうちにすっかり出来上がってしまったのだった。
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福音館書店のポスター 2006/04/14
●南信こどものとも社の坂本さんが、見て楽しい「福音館書店の、こどものとも50周年記念ポスター」を下さったので、当院の中待合いの壁に貼った。
■このポスターにでてくるキャラクターが登場する絵本のタイトルをどれだけ言えるかな?
うちの長男は、まず最初に「ぶたぶたくんのおかいもの」に登場する、八百屋の早口おねえさんを発見した。坂本さんが「おっ! なかなか通だねぇ」とほめてくれたよ(^^;)
伊那のパパ's 結成満2周年 2006/05/21
●20日(土)は、夕方から伊東家でホームパーティ。倉科家、宮脇家、北原家の全員と、それに坂本さんが集まって、われわれ「伊那のパパ's 」の結成満2周年を祝って盛大に宴会が開かれたのだ。楽しかったね(^^) 伊東パパ、遅くまですみませんでした。
今日は朝から二日酔いの我が身にむち打って車に乗り、ひとりで松本へと向かった。長野県小児科医会の総会・研修会があるのだ。一日しっかり勉強して、高速を伊那まで帰り、帰宅後、今週火曜日が締め切りの原稿を苦労して書き上げた。『地球元気村通信』のための原稿だ。(やはりフライングはよくないと自己判断しまして、アップ当初載せていた以下の原稿は消去いたしました。すみません。)
●そのかわり、といってはなんだが、「今週のダーリンコラム」になかなかいいことが書いてある。なるほどねえ、ほんとそのとおりだよなあ。
まほら伊那地球元気村 パパ's 野外絵本ライヴ 2006/08/28
●今週はまた、ずっと忙しいので、写真のみアップです。
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日本外来小児科学会 in 横浜 2006/09/05
●9月2日(土)パシフィコ横浜では日本外来小児科学会が開かれていた。ぼくらのワークショップ「小児科医と絵本(その3)」は、絵本好きの小児科医13名+その他2名に、外部講師として「パパ's 絵本プロジェクト」の田中尚人さんと、「りんごの木」代表の柴田愛子さんをお招きし、いろいろとお話をうかがった。とっても面白かった。「うんうん」と納得し、「なるほど! そうだったのか」と反省させらたりした。専門家が変に口出しすると、おかあさん方はかえって混乱するのだな。
WS終了後に『はじめまして』新沢としひこ(鈴木出版)の歌の練習を1回だけして、午後5時10分からパシフィコ横浜3Fラウンジで開かれる「絵本の読み語り実践披露」会場へと向かう。同会場では、ポスター・セッションが同時に行われていて、絵本の読み語りをするにはキビシイ状況ではあった。でも、トップバッターの住谷先生が『ふしぎなナイフ』(福音館書店)を読み始めると、一気に皆の注目を集めた。
続けて、小野元子先生が『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』間瀬なおたか(ひさかたチャイルド)を読んで、高田修先生へとバトンタッチ。高田先生は『だっだぁー』ナームラミチヨ(主婦の友社)と『ころころにゃーん』長新太(こどものとも012)の2冊を読む。そうか、こういう読み方があるのだな。とても勉強になったぞ。
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続いて、田中尚人さんが『うんちっち』(PHP)を読む。さすがだ。聴衆のツカミは抜群。大受けでした! ぼくは、松田幸久先生のギター伴奏で『おどります』高畠純(絵本館)を読んだ。
この絵本は、ほぼ1年前に入手したのだが、「メケメケフラフラ」を、どんなメロディにのせて歌ったらいいのかわからず、ずっとお蔵入りだった。
それが、「まほら伊那地球元気村」で読む絵本を探していて、暑い毎日が続くし、ここは一丁ハワイアン+フラダンスで攻めてみようか!と思って、この8月下旬にギターで、GとD7のコードをウクレレ風にのんびり弾いていたら、ふとメロディが浮かんだのです。地球元気村では、倉科パパにウクレレで伴奏してもらった。
G D7 G D7 G
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ソソソミ ファ# ミレレ ソソソミ ファ# シレソー
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メケメケ フラフラ メケメケ フラフラー
G D7 G D7 G
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ソソソミ ファ# ミレレ ソソソミ ファ# ミレソー
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メケメケ フラフラ メケメケ フラフラー
ぜひ、歌ってみてください(^^)
●さて、そのあと、杉原桂先生が『あなたをずっとずっとあいしてる』宮西達也(ポプラ社)をじっくりしみじみ良い声で聞かせてくれて、最後に、鹿児島県鹿屋市の松田幸久先生が、ギターで弾き語りしながら、自作の『天にかかる石橋』まつだゆきひさ文、くろだやすこ絵(石風社)を読んだ。春夏秋冬の季節の移ろいを描く絵本なので、松田先生は「その季節にぴったりの童謡」を間に挟んで歌ってくれたのだ。ラストの「七夕のうた」まで何曲も弾き語りしてくれたが、これがじつに絵本とマッチしていてとても素晴らしかった。以上50分ほどの会だったが、なかなかに充実した内容だったと自負しておりますよ(^^;)
伊那のパパ's 絵本ライヴ(その第21回 市立飯山図書館) 2006/10/15
●今日は長野県の北の端、飯山市まで行って絵本を読んできました。飯山は2年ぶりです。市立飯山図書館の「図書館まつり」に、ぼくらはまた呼んでもらったのです。ほんと、ありがたいですねぇ(^^;) 市立飯山図書館の丸山さん、どうも有り難うございました。
すっごくいいお天気で、とっても気持ちよい一日でしたよ。ただ、伊那のパパ's の宮脇さんと坂本さんは、急な仕事が入ってしまい飯山に来られなかったので、今日の出演は伊東パパ、北原パパ、倉科パパの3人だけ。ちょっとだけ寂しかったけれど、目一杯はりきって、がんばって、3人で絵本を読んできたよ!
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お昼を食べた、木島平村「けやきの森公園」 市立飯山図書館3Fから外でのイベントをながめる
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『はじめまして』新沢としひこ(すずき出版) 『かあちゃんのせんたくキック』を熱演する伊東パパ
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『うそつきのつき』内田麟太郎・荒井良二(ぶんけい) 『まめうし あいうえお』(PHP)
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『かごからとびだした』(アリス館) 『あら、まっ!』 を読む伊東パパ
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『おどります』高畠純(絵本館) 『ふうせん』湯浅とんぼ・中川ひろたか(アリス館)
●倉科パパのもう1冊は、『とんぼとり』長谷川集平(温羅書房 ごめん、写真はありません) しみじみ秋だねぇ(^^;;
『世界じゅうのこどもたちが』新沢としひこ・中川ひろたか(講談社)
伊那のパパ's 絵本ライヴ(その第22回 下伊那郡松川町図書館) 2006/11/06
●昨日の11月5日(日)は、秋晴れのじつに気持ちのいい1日だった。この日は、午前11時から松川町図書館で「伊那のパパ's 絵本ライヴ」。久々にメンバー全員がそろった。会場には入りきれないほどいっぱいの親子連れ。おとうさんもけっこう見に来てくれているぞ! ありがたいねぇ。うれしいねぇ。
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伊東パパは『ちゃんとたべなさい』、ぼくは、また『おどります』、坂本パパは『うみやまがっせん』
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宮脇パパは『カミさま全員集合』、 倉科パパは『とんぼとり』 を読んだよ。
■■「伊那のパパ's 絵本ライヴ」レポートへ行く ■■
●帰りに、みんなで風の谷絵本館(飯島町)に寄って、それから、連れていった子供たちを宮田の公園に放牧して、ピクニック気分でセブンイレブンのおにぎりとお弁当を食べました。「いたや馬刺店」の提案は、なんとなく切り出せなかったな(^^;;
●「伊那のパパ's ファースト・ライヴ」レポート を見る
●「伊那のパパ's 最新絵本ライヴ」 を見る
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