「業務連絡」 2004/06/27
●結成間もない、わが「伊那のパパ’s」に、なんと! オファーが舞い込みました!
7月11日(日)の午前中、辰野町立・新町保育園の参観日に、園児と父母の前で、絵本の読み語りをして欲しいというのです。OK したのはいいけれど、子供も大人も、かなりの大人数になりそうなんで、ちょっと心配です。
取りあえず、前回集結したメンバーが再び集まって、今週末7月3日の夕方、当院待合室にて打ち合わせ会を行うことになりました。そこそこ練習した後で、皆で街へ呑みに繰り出すワケですが、どうしましょうかねぇ。当方の希望といたしましてはいなっせ1F「鳥でん」で、1800円おまかせコース+1500円飲み放題 がよいのではないかと、勝手に考えているのえすが、不服のメンバーは、小生までメールするように(^^;; って、公開でこんなこと書いてもいいんだろうか?
まぁ、今度の土曜の夜、いいオジサン達が、大きな声で「長新太の絵本はねぇ!」などと、テーブルに絵本をいっぱい広げて「やいのやいの」言いながら居酒屋で焼酎を酌み交わしている変なグループを、みなさんが見かけたならば、それはたぶん、われわれでしょう(^^;;
どうか、そっとしておいてやってくださいな(^^;)
●イギリスのSF作家、クリストファー・プリーストの『奇術師』(ハヤカワ文庫)を読み始めた。訳者は古沢嘉通さん。そう、あの傑作『魔法』を訳してくれた人。プリーストのSFは一筋縄ではいかない。初期の『逆転世界』だってそうだ。でも、この人の本は読み出したら途中で止められなくなっちゃんだなあ(^^;) やらなきゃいけないこと、いっぱいあるのに……
「北軽井沢オーバーナイト・ジャンボリー」(その3) 2004/06/25
●デジカメを持って行かなかったので、画像がなくてすみません。さて、朝食も終わって「絵本作家さんによるワークショップ(その1)」ということで、『もっとおおきなたいほうを』の作者、二見正直さんの登場です。じつは昨日から既に登場されていたんですけどね(^^;) ぼくは、二見さんが今回参加することを知らなかったのですが、お気に入りの絵本として『もっとおおきなたいほうを』を北軽井沢に持ってきていたのです。予想以上に若い作家さんでビックリしましたが、持参本にしっかりサインしてもらえて、ホントよかったでした(^^)

●WSの内容はと言うと、和紙を折って小さな三角形にし輪ゴムで止めて、その3つの角に色とりどりの油性インクを染みらせます。和紙を広げると、あーら不思議。さまざまな幾何学模様が浮かび上がるのでした。これには子供たちも大喜び。折り方を変えてみたり、インクの組み合わせを工夫したり、みんな夢中で染色に取り組んでいましたよ。
●続いて「絵本作家さんによるワークショップ(その2)」です。『ぼくはカメレオン』の作者のたしろちさとさんが、建築家の旦那さんが運転するミニクーパーで川崎から到着。草原に大きな紙を広げて、巨大なキャンバスを緑の大地の上に作り上げました。作家本人による『ぼくはカメレオン』の読み語りの後は、大落書き大会への突入です(^^) 。高原の風が吹き抜け、雲の合間からお日様が顔を出すと、西村直人さんがキャンバスの脇で、ウクレレ片手に唄を唄い始めましたよ。ぼくは午前中から赤ワインを飲んで、ほろ酔い気分で大地に寝そべって、最高に気分よかったなぁ(^^)
●お昼のタンドリー・チキンが、これまた最高に美味かった(^^) 金柿パパが付きっきりで火の番をして、焼き加減を見ていてくれたものです。午後のひととき、草っぱらでは子供たちが野球に興じています。子供って、しみじみうらやましいなぁ。小学2年生の我が家の長男も、まだボールも満足に投げられないくせに、田中パパん家のこうたクンや、西村家の3番目の男の子とすっかりうち解けて仲良くなって、仲間に入れてもらって遊んでいるのです。
ぼくはと言えば、まだ幼稚園児で、小学生たちの仲間に入れない次男を連れて川に行っていました。せっかくの機会だったのに、他の参加者のお父さんたちとは、あまり話ができなかった。いや、話をしようとしなかった。変にカッコつけちゃってね。自然に溶け込める長男が頼もしく誇らしかったのに、それに引き替え、やっぱりおとうさんはダメだなぁ(^^;;
●2日目の午後は、絵本の読み語り会です。先ほどの二見正直さんが、まず『森のがっしょうだん』を読んでくれました。これ面白かったなぁ。飯野さんの絵だよね、知らなかった、この絵本。その次に、作者本人が『もっとおおきなたいほうを』を読んでくれました。続いて、生後9カ月の可愛い女の子のお母さんが登場。『びょーん』松岡達英・著と、ジョン・バーニンガムの『いつもちこくのおとこのこ -- ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』(あかね書房)を読んでくれた。
その次はご指名でぼくが読むことになって、倉科パパに教えてもらった『かえるをのんだととさん』を読みました。でも、ちょっと練習不足だったかな(^^;;
●気が付けば、もう午後3時過ぎ。解散の時がきました。今回のイベントを企画し、ホスト役を務めて下さった、パパ's の田中さん、安藤さん、金柿さん。ほんとうにどうもありがとうございました。楽しかったです。それから、いっしょに参加したお父さんお母さん、それに子供たち。いつかまた、お会いしましょうね(^^)
帰り道、中央道の伊那インターが近づいた時、後部座席の長男が左方前方を見ながら「あっ、虹だ!」と言いました。運転しながら左に首を向けると、あ、ほんとに虹! 一雨降った後だったんですね。今回参加できて、しみじみよかったな。関係者のみなさま、ほんとうにどうもありがとうございました。
(おしまい)
パパ's 絵本プロジェクトと行く「北軽井沢オーバーナイト・ジャンボリー」(その2)2004/06/23
●台風6号接近中だったにもかかわらず、奇跡的に、軽井沢のこの土日は晴れました。よっぽど参加者の行いが良かったのでしょうねぇ(^^;;) 正確な参加者数は分からないのですが、たぶん40人強だったと思います。うち半分は子供たちです。生後6カ月くらいの赤ちゃんもいましたよ。
夜半に「ザーっ」と一雨きましたが、翌日は晴れでけっこう蒸し暑かった。7時に起きてメイン会場へ向かうと、すでにスウィート・グラスのスタッフの皆さんが、われわれの朝食の準備をしてくれていて、卵と牛乳を浸したフレンチ・トーストと、しぼりたて牛乳から作ったコーン・スープが出来上がるところでした。
昨晩、ずいぶんと飲み過ぎてしまったぼくは、宿酔いの頭をかかえて、まだフラフラしている状態でしたよ、ごめんなさいね(^^;;)
さらに、続く予定!
パパ's 絵本プロジェクトと行く「北軽井沢オーバーナイト・ジャンボリー」(その1)2004/06/21
●この週末の土日は、パパ's 絵本プロジェクトの1周年記念特別企画「北軽井沢オーバーナイト・ジャンボリー」に、家族4人で参加してきました。とっても充実した2日間で、ほんと楽しかったデス(^^)
土曜日は午後2時まで外来診療だったので、自宅出発が3時前。中央道→長野道→上越自動車道と乗り継いで、小諸インターで下り浅間サンライン経由で中軽井沢に入り、一路北軽井沢スウィートグラスへ。途中道に迷ってしまい到着は5時半過ぎでした。それにしてもいいところですねぇ。南西に浅間山を望み、広々とした草原にインディアン・ティピが6つ点在しています。さらにその周囲にはオートキャンプ・スペースとログ・キャビンが並んでいました。ぼくらは「USログキャビン」という丸太小屋に寝袋で泊まったのですが、簡素ながらも清潔なログで、とっても快適でしたよ。
ぼくらが着いた時には、大型イベントハウスで「自家製バームクーヘン作り」大会が行われていました。これは楽しそうでしたね。今度うちでもやってみよう。そのあと同会場で「夕食タイム」となって、前日の金曜日から現地入りした「パパ's」のみなさんが仕込んだ「本格チキンカレー」がふるまわれました。これがね、めちゃくちゃ旨かったんだ(^^) なんでも、田中パパが本場インドで拾得してきたカレーだそうで、ポイントはタマネギとトマトジュースとヨーグルト。特にタマネギは、今回50個近く(1人分あたり、タマネギ1個の計算)をみじん切りにしてひたすら炒めたんですって(^^;) 凄いぞこれは!
●夕食が終わって、今度は「にしむらなおと」さんのライヴが始まりました。にしむらさんは、ウクレレで谷川俊太郎さんの詞に曲をつけて唄ってくれましたが、何ともほんわかほのぼのしたライヴでとってもよかったでした(^^)
次は、安藤パパがリーダーのパパ's スペシャル・バンドの登場です。エレキギターでさっそうとソロをとる安藤パパ、カッコよかったなぁ。キーボードの西村さんは、さすがはプロの演奏で聴かせます。それから、田中パパのドラムス。案外上手かったんじゃないですか(^^;) ちゃんとリズムをきちんと刻んでいて。ぼくが知っているビートルズ・ナンバーは「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウイズ・ダイアモンド」と「ヘイ・ジュード」だけでしたが、演奏がバッチリ決まっていて、とってもよかったな。
■さて、夜もふけてきたので、いよいよキャンプファイアーに点火です。夜になってけっこう冷え込んできた北軽井沢でしたが、火を囲んで暖まりましたよ。それにしても
、人は何故「火」を見ていると気持ちが熱くなれるのでしょうか。大きな炎が空に舞い上がるのを、皆でいつまでもいつまでも眺めていた夜でした。ふと、横を見ると、『オートキャンプのマル秘テクニック教えます』の著者のパンチョ向井さんが、焚き火オブザーバーとして? なぜか参加されているのでした。ちょうどこの本を先日から読み始めたところだったので、アレ? どこかで見たことのある不思議なオジサンだなぁ、と思ったのですが、本人には確かめなかったけれど、たぶんあれは向井さんだよなぁ、自信ないけど(^^;)
(翌日に続く)
「親愛なるQに捧ぐ」〜 加川良 2004/06/18
●『文芸ポスト』最新号(小学館)を買ってきた。懐かしいフォーク・シンガーの特集号だ。前回の「深夜放送特集」といい、どうも文芸ポストの販売戦略にまんまとはまってしまっている40代のオヂサンでした(^^;)
巻頭の高田渡インタビューが、しみじみ笑えてじつにいい。ただ、ケメの変貌ぶりはショックだったな。でも、基本的にはあの頃のフォークの人達って、今もぜんぜん変わっていないのね。高田渡しかり、友部正人しかり。それからもちろん、加川良もだ。
ぼくは中学生の頃から加川良が大好きで、2nd.LP『親愛なるQに捧ぐ』は、盤が擦り切れるくらい聴いた。そしたら、文芸ポストに俳優の大杉漣が寄稿していて、これがなかなかに泣かせる文章なんだが、彼の愛聴盤が、やっぱり『親愛なるQに捧ぐ』なんだって。すごくうれしくなっちゃった(^^) それから、大杉漣の「漣」って芸名は、高田渡の息子の名前からとったんだって。へえ〜〜〜。
こんなご時世だからでしょうか? 当時彼が唄っていた『教訓 I』『戦争をしましょう』は、1970年代初頭よりも、むしろ只今のほうがピッタシはまるのです。佐高信は、週刊金曜日でこんなふうに書いています。
http://www.kinyobi.co.jp/pages/vol510/fusokukei
●また、今年の1月19日付け四国新聞のコラム「一日一言」では加川良『教訓 I』の歌詞が引用されていた。
■でもねぇ、彼本人はきっと、そんなふうに再発見されるのは、嫌なんじゃないかな。彼は昔も今も、彼自身の歌をただ唄い続けてきただけなんだから。
「麺屋 二八」 2004/06/14
●伊那市駅とベルシャインを結ぶ道路が、竜東線と交差する「タカラブネ」の交差点は、しばらく前からスクランブルに変わって、歩行者はボタンを押さないと歩行者専用信号は青にはなりません。青になれば「斜め」に渡ってもいいのに、ときどきよく理解していない人がまっすぐ横断して、もう一度ボタンを押し青になるのを延々と待っている場面を見かけます。斜めの横断歩道のラインが引いてないからね、無理もないか。
その「タカラブネ」の対面の「ヤマザキ・デイリーストア」だった建物が、改装工事に入って、いったい何屋さんになるのだろう? と、ずっと注目してきました。そしたら、先月末に理容マルヤマさんに散髪に行った際に、「ラーメン大将」がどうやら店を出すらしいとの情報を得たのです。ぼくは思わず小躍りしましたよ。だって、歩いて行ける距離なんだもの(^^)
でも、改装工事の進むお店の外観は「窓」がぜんぜんない、鉛色のトタン板と無造作に打ち付けられた木板で前面が覆われていて、とてもラーメン屋には見えません。そうこうするうちに、先週の火曜日でしたか、とうとう店がオープンしました。看板には「ラーメン大将」の文字はなく、小さな字で地味に「麺屋 二八」と書かれていました。なんだ違うんじゃんと、がっかりして3日が経ち、それでも気になるので先週の木曜日の夜に家族で食べに行ってまいりました。
デイリーストアのイメージが強かったので、意外と広い店内にまずはビックリ。内装もなかなかの「こだわり」が随所に感じられる造りで、これまたビックリでした。
肝心のラーメンですが、うん、これは満足のラーメンです。醤油と塩のみ。味噌ラーメンはありません。鶏油(チーユ?)入りを選ぶと、こってり味になりますが、基本的には「あっさり系」なのでしょうか? このスープに絡む、太めの縮れ麺のシコシコとした歯ごたえがたまりません。これは美味いです。
■奥の厨房を見ると、あれ?「ラーメン大将」のマスターじゃん! 心機一転、気合いの入ったラーメンを黙々と作っていましたよ(^^)
レトルト「タイカレー」と 美篶中央保育所での絵本読み 2004/06/09
●「ベルシャイン伊那」の食料品売場で、妻がレトルトの「タイカレー」を見つけて買ってきました。それは、ヤマモリの「タイカレー」のうちの「グリーン」と「イエロー」。松本に住んでいた頃は、松本市桐の「小松プラザ」にある「メーヤウ」に、ココナッツ・ミルクのたっぷり入った辛〜いタイカレーをよく食べに行ったものです。今回ネットで検索してみたら「メーヤウ」はチェーン店だったのですねぇ。
で、ヤマモリの「レトルト・タイカレー」ですが、けっこう本格的で「メーヤウ」もビックリの味でした。インドカリーに近い「イエロー」が食べやすいですが、パクチーも入った「グリーン」は、美味しいかどうかはともかく、相当癖のある激辛カレーでした(^^;) 何でも、現地野菜をふんだんに使って、タイ工場で生産しているのだとか。「ブルー」や「レッド」も食べてみたいけど、ベルシャインには売っていませんでした(^^;) それにしてもゴレンジャーみたいなネーミングだね、古いか(^^;;
●今日の午後は、今年から園医を務めることになった美篶中央保育所に出向いて、春の内科健診をしてきました。例によって園長さんに無理を言って、健診の終了後に年長さんのクラスで絵本を読ませてもらいました。
1)導入:手遊び「いっぽんばし にほんばし」
2)『ふしぎなナイフ』
3)『へんしんトンネル』
4)『むしゃむしゃ武者』藤川智子・作絵(講談社)
今回は冒険をせずに、確実に受ける本にしたので、反応はすっごくよかったでした。でも、冒険もしてみたいな(^^;)
「冬ソナ」それから「サルヂエ」 2004/06/06
●おとうさんが「絵本」をわが子に読んでます! という「サイト」や「Blog」を、リンクをたどって見つけるのが、この所の一番の楽しみなのですが、これらのサイトには(うちのサイトも含めて)何か共通する暗黙の了解があることに最近気がつきました。それは「妻のことには(できるだけ)触れない」ということです。ぜんぜん違っていたらゴメンナサイ(^^;) これは何故なんでしょうねぇ。たぶん「さわらぬ神にたたりなし」の一言がすべてを言い尽くしていると思うのですが、世の読者のみなさまは、そこまではどうも分かってくれていないみたい(^^;)
そういうことを知らずに、こうした「おとうさんたちの日記」を読むと、子育てをしているのは父親だけで、母親はいったい何をしているのだ? シングル・ファーザーなのか? という疑問を感じるに違いありません。でも、決してそうではありません。どうか誤解なきよう、よろしくお願いいたします。あくまでも「子育て負担」の重心は母親の側にあるのですが、上記の理由で「書かない」がために、妙に、実際以上にうちではお父さんが頑張っているよ!みたいな点だけが、過大宣伝されてしまうのです。
●というワケでもありませんが、今日はうちの「女房どの」のことを少し書こうと思います。妻は基本的にあまりテレビを見ません。その妻がめずらしく最近はまっているテレビ番組が2つあるのです。ひとつは、この春から土曜日夜11時10分〜NHKの地上波で放映されている『冬のソナタ』。土曜日の夜って、今までは案外見るテレビがなかったんですね、しいて挙げれば「ETVスペシャル」くらいか。で、ぼくも何となくお付き合いで「冬ソナ」を見始めたのですが、いや、これは面白いです、男が見ても。BSで放送されていた時には、全く興味なかったんだけれど(^^;)
昨日の放送で、ようやく「第9話」。あとまだ11話も、いったいどう話は展開していくんだ?? ホント気になって仕方ありません。TSUTAYA へ行ってもビデオはみな「貸出中」。また1週間待たなければなりません。でも、おかげで妙に夫婦の会話が増えてよかったでした(^^;;
●妻が毎週見ているもう1つの番組は、月曜日の夜、11:40 から「日テレ」で放映中の『サルヂエ』です。これはクイズ番組なのですが、20年以上前に飲み屋でよくやっていた「あの手のクイズ」なんですね。これも面白い! すぐに応用が利くところもうれしい。あ、今晩放送ですね、どうぞお見のがしなきよう(^^)
診察室にて 2004/06/04
【その1】 5歳の女の子
「せんせい、あのね。あたし、おおきくなったら保育園のせんせいになるの。だからね、保育園でね、あそびの練習してるのよ。」
だって(^^) 今からきちんと綿密な人生設計してるなんて、スッゴイ女の子だな。感心感心(^^;)
【その2】 2歳の男の子
隔離の診察室で水痘の子を1人診たあと、廊下をはさんで反対側にある「メインの診察室」に戻ると、すでに次の患者さんが中で待っていて、絶妙のタイミングで、その子が一言。
「おかえりなさい!」
【その3】 3歳の男の子
イガグリ頭の彼は診察の時にも、まるで亀の甲羅のような「大きすぎるリュックサック」を背負ったままでした。
「ねぇ、○○くん。そのリュックの中には何が入ってるの? ずいぶんと大事みただけれど……」
「うんとね、ティッシュとハンカチ」
「それだけ?」
「うん!」
「その頭、誰が切ってくれたの? 上手だね、床屋さん?」
「ううん、おとうさん。おとうさんがね、いつも床屋さんしてくれるの。」
彼が散髪している光景が目に浮かんできて、なんともほのぼのしてしまいましたよ(^^)
名古屋・千種区にある絵本・児童書専門店「メルヘンハウス」 2004/06/02
●5月31日(日)は、日帰りで名古屋に行ってまいりました。このところ、3週間連続で週末は家を留守にしているので、女房・子供らにはすこぶる評判が悪い。でも、おとうさんは遊びで出歩いているんじゃぁなくって、ちゃんと発表したり、勉強したりしに行っているんだから、わかっておくれな。
名古屋へ行ったのは、「小児科医が見つけた絵本(仮題)」という本を、われわれ絵本好きの小児科医が集まって出版しようよ、ということになって、その第1回編集会議が、名古屋市・千種区にある絵本専門店「メルヘンハウス」 の2Fで開かれることになったからでした。
原宿表参道の「クレヨンハウス」の落合恵子さんは、自ら夢見ていた「絵本・児童書の専門店」を原宿で開店するにあたって、当初は店の名前を「メルヘンハウス」にする予定だったんですって。ところがその名称は、1973年に日本で初めて誕生した名古屋の絵本専門店の名前として、すでに存在したため、しかたなく 「クレヨンハウス」という名称になった、という話を聞いたことがあります。
店主の三輪哲さんのお話によると、このお店は、日本で初めて、世界でも2番目にできた「絵本・児童書の専門店」なのだそうです。ところで、世界初の「絵本・児童書の専門店」は、イギリスで1970年に誕生したのだそうですが、昨今の出版不況のため、2年前に潰れてしまったんだそうです。それに対して「メルヘンハウス」は今年で開店31周年。よくぞここまで、潰さずに維持してきて下さいました。ホントありがとうございました。
ゆったりとしたスペースを確保した店内には、書架がよく工夫されてレイアウトされており、子供が座って読めるイスとテーブルもあって、お店に何時間いてもまだ見飽きない、何ともステキな本屋さんでした。2Fはギャラリーになっていて、どい かや『チリとチリリ』絵本原画展が開かれていました。日曜日の店内は親子連れでいっぱいで、おとうさんの姿もけっこう多かったな(^^)
以前からずっと探していた絵本とか、新刊絵本とか、思わずたくさん買い込んでしまいましたよ。それはこんな本です。
『やさいのおなか』きうちかつ(福音館書店)
『ごくらくももんちゃん』とよたかずひこ(童心社)
『わすれてないよ』あきやまただし(教育画劇)
『ねんどぼうや』ミラ・ギンズバーグ文、ジョス・A・スミス(徳間書店)
『一まいのえ』木葉井悦子(フレーベル館)
『ガラスめだまときんのつののヤギ』田中かな子・訳、スズキコージ・画(福音館書店)
『すきですゴリラ』アンソニー・ブラウン(あかね書房)
『満月をまって』バーバラ・クーニー(あすなろ書房)
タバコから子供を守ろう! 2004/05/28
●『月刊かみいな』6月号の「健康カレンダー」に書いた文章です。
この6月号が、各戸に配布される前にここに載せるのは、やっぱり問題があるかもしれないと思い、今日まで待っておりました(^^;)
なお、「子供」と原稿に書いて送ったのですが、編集者に「子ども」と校正されてしまいました(^^;;
「タバコから子どもを守ろう!」
●3月上旬、卒業式を目前にした6年生に対
して、校医の立場から「タバコの害について」
授業をさせてもらいました。中学生になって
からでは遅すぎるからです。ニコチン中毒は
喫煙開始年齢が低いほど依存度が高く、並大
抵の努力ではタバコを止められません。
特に
中学生でタバコを吸い始めた女の子の場合は、
結婚して妊娠してもまず禁煙できないから事
態は深刻です。妊婦がタバコを吸うと、胎児
は一時的に窒息状態に陥るのです。そのため、
生まれてきた赤ちゃんは低出生体重児のこと
が多く、身体や知能の発達も遅れて、乳児突
然死症候群になりやすいとも言われています。
女の子向けの警告としてインパクトがあった
のは、美容の問題です。タバコ1本吸うたび
にレモン半個分のビタミンCが消費されるの
で、肌の色は悪くなり皮膚のしわが増え、一
気に老化が進んでしまうのです。
●タバコが他の薬物中毒と異なる重要な点は、
本人以上に周囲の人がその被害を被るという
ことです。タバコの先端から立ちのぼる紫煙
は「副流煙」と呼ばれ、本人がフィルター越
しに吸う主流煙に較べて、ダイオキシンや発
ガン物質が数十倍から100倍近くも多く含
まれているのだそうです。
ですから、家庭で
お父さんがタバコを吸うと、お母さんと子ど
もは確実に副流煙の被害にあいます。換気扇
の下で吸っても無駄。カレーを作る時、換気
扇を回していても部屋中にカレーのにおいは
充満しますよね。タバコ1本で地球上の空気
がドラム缶500本分も汚染されてしまうの
です。
●タバコの煙は子どもへの虐待です。受動喫
煙を強いられた子どもは、喘息・気管支炎・
副鼻腔炎・中耳炎を起こし、身長の伸びが悪
くなり、知能指数が下がります。タバコを止
めて1日500円貯金すれば5年で100万
円です。家族そろってハワイへ行けますよ!
先週のいろいろ(1) 2004/05/26
●5月10日の夕方、長閑な片田舎の静かな一日がまた暮れようとしたその時、大事件が起こりました。駒ヶ根市東伊那郵便局に外国人の強盗が押し入り、28万円を奪って逃走したのです。でも、その後の展開が凄かった。郵便局長は、果敢に犯人を追いかけ(噂によると、その2人を目撃した主婦は、2人組の犯人が供に逃げていると勘違いしたらしい)さらに、通報を受けた駒ヶ根市役所・東伊那支所長がバットを手に彼らを追跡。
犯人は、郵便局から約300メートル離れた東伊那小学校体育館横に止めておいた車で逃走しようとしたが、郵便局長が手に持っていたカラーボール(当たると色が付く)を車の窓ガラスにぶつけ、逃走車はフェンスに衝突、追跡者に車を取り囲まれた。犯人はそれを振り切って逃げ出そうとしたのだが、東伊那支所長がバットで車のフロントガラスをたたき割りやむなく犯人は観念した。
東伊那支所長の石沢さんは「小学校に犯人が逃げ込んだので、子供たちに何かあってはいけない! 子供たちを守らなければ! それしか頭になかった。それに、共犯者がまだ見つかっていないことは、ただ事ではない。何とかしなくては!」そう考えていたそうです。先週、その石沢氏ほか3人が表彰されて、伊那毎日新聞に写真が載ったのですが、その写真を新聞で見てぼくはビックリしました。
件の東伊那支所長はなんと、ぼくの高校の同級生の石沢真一クンだったのです! 高校生の頃は、ぼくと栗林と石沢の3人で「かぐや姫」みたいなフォーク・グループを目指して、ギター部で練習しながら、石沢の作ったオリジナル曲を文化祭で演奏していたりしたのです。そう、あの頃ちょっと頼りな気だったあの石沢クンじゃありませんか!!
それにしても、立派でしたね、石沢クン。しみじみ凄いな。もしも、ぼくが彼の立場だったら、何か行動しただろうか? いや、たぶん自分の机から離れることなく、携帯電話を耳に本所の上司 の指示待ちに明け暮れ、自ら判断を下すことを放棄して、お役人的な思考回路で事後処理と文書作成のことしか考えていなかったに違いない。バットを手に支所を飛び出し「子供たちを守らなければ!」と言って彼がとった勇気ある行動は、決して「お役人的」ではなかった。いや、役人的という以前に、現代に生きる「大人」はみな、ぼくも含めてきっと現場から逃げ出していたに違いない。
石沢よ、おまえ本当に偉かったな。旧友として、じつにうれしいぞ! 素直に尊敬します。(^^;)
東京へ行ってきました 2004/05/23
●5月22日(土)と23日(日)に、東京都市センター会館で「第6回・こどもの心研修会」が開催され、土曜日を臨時休診にして、東京まで勉強に行って来ました。上京すると必ず訪れる街があります。それは、その時代によって異なるみたいです。ぼくが大学生のころは、もっぱら渋谷・道玄坂百軒店界隈「ムルギー」「音楽館」「ブレイキー」でした。卒業した小児科研修医の頃は、新宿東口北側出口から地上に出て「ディスク・ユニオン」ジャズ館へ向かったものです。
そして今は、もっぱら「銀座」です。銀座4丁目の交差点を、和光から日本橋方面に左側を北上すると山野楽器があって、そのもうちょっと先にあるのが「教文館」です。ここの「絵本・児童書」専門フロア・6F「ナルニア国」は、ほんとうに充実しています。このフロアにいると、時間が過ぎるのを忘れるくらい至福の時が過ごせます。
さらに、もう少し北上すると、「Apple Store, Ginza」があります。ここは、今回初めて訪れましたが、ほんと驚きました。銀座の一等地のビルまるごと「アップルのショールーム」なんですよ! ビックリです。黒いTシャツを着た「スタッフ」がやたら多くいて、何でも疑問に答えてくれます。今回、iPod のヘッドフォン付属の劣化した「スポンジ」だけが欲しかったのですが、残念ながら売っていませんでした。何故なんだ??
天孫降臨 2004/05/19
●世の中「焼酎ブーム」だそうで、でも「森伊蔵」は未だに飲んだことない。
でも、たかが焼酎でしょ。何もそれ飲みたいがために何万円もつぎ込むのはどうかな? そう思う。もっと安くて、美味しくて、気分良く酔っぱらえる焼酎はいくらでもありますよ。
例えば、酒のスーパー高木へ行くと、焼酎コーナーに「天孫降臨」という宮崎県高千穂町、神楽酒造が造る「芋焼酎」が売っているのですが、720ml 入りで千円出してお釣りがくる値段。でも、すごくマイルドで、イモの臭みがまったくない。お湯割りでもロックでも、クイクイ飲めてしまいます。これはオススメだな(^^)
『天才はなぜ生まれるか』 正高信男・著(ちくま新書)を読み終わりました。これは、正高センセイの本にしては結構真面目で、考えさせられる本でした。すごく面白かった。感想はまたいずれ(^^;;
子ども それとも 子供? 2004/05/14
●空中ブランコと言えば、いしいしんじ『ぶらんこ乗り』(理論社)には、夫婦の空中ブランコ曲芸師が登場して、こんな会話を交わします。
「わたしたちはずっと手をにぎってることはできませんのね」
「ぶらんこのりだからな」 だんなさんはからだをしならせながらいった。
「ずっとゆれているのがうんめいさ。けどどうだい、すこしだけでもこうして」
と手をにぎり、またはなれながら、
「おたがいにいのちがけで手をつなげるのは、ほかでもない、すてきなこととおもうんだよ」
まったく、いしいしんじは上手いこと言うねぇ(^^;)
●ところで、最近思うところあって、今までは「子ども」と表記してきましたが、これからは「子供」で統一したいと思います。
日本での「こども」の呼び名の歴史に関しては『日本子ども史』森山茂樹・中江和恵・著(平凡社)¥2,600+税 に詳しく載っています。
日本人はかなり古い時代から、幼い者を「コ」と呼んで大人と区別していたようである。(中略) ところで、われわれの祖先が日常の言葉を漢字に置き換えて書き残した最古の文献が『古事記』『日本書紀』である。されらの中に「コ」という言葉が「子」「児」の漢字を使って表現されている。(中略)
ところでコドモというのは、この「コ」に複数の意味を表す接尾語「ドモ」がついたものである。『万葉集』には「古等母」「古騰母」「子等」「子等毛」「児等」など多くの用例がみられ、コドモという言葉も古くから使われていたことがわかる。(中略)
現在のような「子供」という表記の仕方は江戸時代になって盛んに使われるようになった。(中略)ちなみにいえば「子供」と書き表すと、これはお供をするこどもの意で「貴人に召し使われるコドモ」の意味になる、とする説があるが、そうではない。貴人、つまり身分の高い人にお仕えするコドモはたしかに存在したが、それは「わらわ」といって「コドモ」とはあきらかに区別されたものである。(p8〜9)
●戦後民主主義の代表選手の家永三郎先生が、どうも最初に「子ども」を世の中に浸透させたみたいですが、詳しいことはよく判りません。この問題に関して、現在最も真摯に追求しているサイトがあります。『はれ、ときどきぶた』の作者として有名な、「矢玉四郎さんのサイト」 です。ぜひこちらをご参照ください。
空中ブランコと、ダッチオーヴン 2004/05/09
●今日は「伊那おやこ劇場」20周年記念公演がありました。当初、鳩吹公園での野外公演の予定だったのですが、あいにくの雨のため伊那市民体育館での屋内公演となりました。演目は、フランスから来日したばかりの男女ペアによる空中ブランコと、中国雑伎団出身の美人軽業師の曲芸、それに日本人クラウンのジャグリング。手に汗握る高度な技の連続で、すっごく面白かった! テレビでは、カナダのサルティンバンコとか見ることもできるけれど、やっぱ、目の前で(いや、目の上で)間近に直に体験するスリルと迫力は、言葉にはできません。いや、スゴかった、ほんと(^^)
8月に、長野のビッグハットでボリショイ・サーカスの公演があるから、見に行こう(^^)
●今日は「母の日」だからというワケではないのだけれど、昨日に引き続いてダッチオーヴンの登場です。最初に、S&Bのタンドリー・チキンの素とヨーグルトに漬け込んだ鶏もも肉を焼いて、本格タンドリー・チキンを一品。その後、洗ったダッチオーヴンでご飯を2合炊いて、女房自家製の3色ナムルに、カクテキとカルビ焼きを加えて、卵黄2個を落としゴマ油と醤油を2周。蓋をしてさらに強火で加熱します。

パチパチ・プチプチと音がしだしたら、火を止めてテーブルへ。この写真を撮ったあと、しゃもじで一気にかき混ぜると、適度に「おこげ」が出来上がった、鉄鍋ビビンバの出来上がりです(^^)

★これは、マジでほんとに美味かった! これからは、我が家の定番にしようっと(^^)
「いなっせ7F:ちびっこひろば」での子育て支援セミナー(第3回) 2004/05/08
●今年の3月から、毎月第1金曜日(午後1:45〜2:30)「子どもネットいな」主催の「子育て支援セミナー」に、講師として毎月「いなっせ7F:ちびっこひろば」に出向いて、おかあさん方に小児科に関連したお話をしています。
第1回は「メディア漬け育児の危険性」、第2回は「子供の薬に関する疑問にお答えします」。そして、昨日の第3回目は「カゼをひきやすい子供」と題して、子供の病気はどのように伝染して行くのか?(空気感染・飛沫感染・接触感染・糞口感染・経口感染・血液感染・母乳感染)いろいろなウイルス・細菌の伝染様式の違いと、その予防対策に関してお話してきました。
このお話会の難しいところは、参加するおかあさん方がみな2歳以下の子供たちを連れてきていて、託児なしで子供もいっしょに話を聞くことになるので、親子で緊張感を維持できるのはせいぜい30分である、ということです。子供を飽きさせないために、前回は最後に絵本を読みました。『コップちゃん』『ねんね』『ねぇだっこ』の3冊。
今回はもう少し工夫して、会の始めにおかあさんのために絵本を1冊『やまあらしぼうやのクリスマス』ジョセフ・スレイト文、フェリシア・ボンド絵(グランまま社)を読んで、会のお終いに、こんどは子供たちのために絵本を2冊『ねないこだれだ』せなけいこ・作絵(福音館)『もけらもけら』山下洋輔・文、元永定正・絵(福音館)を読んでみました。これだと、メリハリがついていいかもしれない(^^)
●今夜は久々にダッチオーヴンの登場です。「鶏むね肉のニンニク・大葉・チーズはさみ焼き」

★作り方★は、<こちら>をご参照ください(^^)
「こどもの日」に思うこと 2004/05/05
●『サウンドオブミュージック』のロジャーズ&ハマースタイン、『上を向いて歩こう』の永六輔・中村八大。その彼らに匹敵する力を持った作詞家・作曲家コンビが、新沢としひこ・中川ひろたかの二人だと思うのです。『はじめの一歩』『にじ』『友だちになるために』 そして『世界中のこどもたちが』。彼らが作った歌は、大人は知らなくとも、子どもたちはみな歌えます。
その彼らの代表作『世界中のこどもたちが』を、新鋭女性シンガー角口香織のソロプロジェクト「HIBARI」が、全く新しいアレンジでレコーディングしました。原曲は明るく元気なマーチなのに、HIBARI のバージョンは、ブラジルのゆったりとしたサンバのリズムにのって、ポルトガル語でサウダージ(哀愁)と表現される哀しみが基調となっています。
作曲者の中川ひろたか氏は自身のホームページ「Song records News」(2004.04.15)の中でこんなふうに書いています。
『世界中のこどもたちが』という歌自体
本来、めっちゃ明るいはずなのに、
たとえば、戦争やなにかの理由で
夢を広げることができない子どもたちや
声を届かすことができない子どもたちや
花を咲かすことができない子どもたちの
ことを思うと
詩も曲も、本来明るいはずなのに、
とてもせつなく、哀しく響く。
今、あの歌が、世間に出ていくのは、
むしろ、必然だ。
いろんな意味で、
HIBARIという感性を得て、あの歌は、
まさに「時代の歌」になるのかも知れない。
●ちょうどこの話を読んだ頃、TSUTAYA で立ち読みしていたら、偶然この「HIBARI バージョン」がBGMで流されたのです。ぼくは背中がゾクゾクっとしました。いいんじゃない、これって。そこで、4月28日のCD発売日に早速購入してきて、以来毎日聴いているのです。サウダージを感じると言ったのは、少々大げさだったかもしれないけれど、でも、HIBARI の歌声には確かに不思議な力がある。
小さいころからの、絶対に歌手になるんだ! という夢を捨てずに、博多天神の路上で歌い続けて、300人もの聴衆を集めるまでになった「HIBARI 」。この名曲『世界中のこどもたちが』を得てブレイクすることを、切に願ってやまない今日この頃です。
「伊那のパパたちの初めてのお話会」 2004/04/24
●4月24日(土)午後4〜5時に、北原こどもクリニックで行われた「伊那のパパたちの初めてのお話会」のレポートは
【こちらの別ファイル】に移行しました。すみませんが、そちらをご覧下さい。(2004/05/12)
フォーク・ギターは、左手の指が痛い 2004/04/21
●今日の夜、日テレで「自閉症児」のドラマを見ました。真面目に作られていることはよーく判ったし、最新の正しい医学情報が織り込まれていることにも感心しました。でもしかし、ほんとの自閉症の子って、ああじゃないよね。しかも、自閉症スペクトラムで考えれば、さらにいろんな子どもたちがいるはずで、それを一言で「自閉症」の障害児として、括ってしまって本当にいいのか? という疑問を感じました。
明日の木曜日の夜には、テレ朝で『電池が切れるまで』が始まります。当然、宮越由貴奈ちゃん役の子役の女の子が登場するワケですが、日テレみたいな、障害児を扱った押しつけの感動巨編!みたいにだけは、して欲しくないよなぁ、そう思っています。
●今週土曜日の「お話し会」に向けて、このところ毎晩、待合室でギターの練習をしています。毎日ギターを弾くなんて、高校生の時以来だから、左手の指が痛くて大変です(^^;) でも不思議と、あの頃タブ譜を見ながら一生懸命練習した曲は、指が自然と覚えていて、勝手に動いてくれるんですね。30年ぶりなのに。これにはビックリ(^^;)
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